ピッチャーのボークの種類とルール

「ピッチャーのボークの種類とルールを知りたい!」

「牽制以外にもボークがあるって、本当なの?」

こんな風に思ってる人に向けてピッチャーのボークについてお話します。

左ピッチャーが1塁牽制をするときにだけボークがあると思いがちですが、
それ以外にもピッチャーのボークには色々とあります。

結構多いんだよね。
ルールもややこしいし…。

 

本記事ではピッチャーのボークのペナルティとボークの種類、
そして牽制以外のピッチャーのボークについて解説します。

1つでも多くのボークを覚えて未然に防ぐだけでなく、相手ピッチャーにも目を光らせましょう!

ピッチャーのボークのペナルティ

ピッチャーのボークと宣告した審判

まずはピッチャーのボークのペナルティについてお話します。

基本的にピッチャーがボークをすれば、相手ランナーは1つ進塁できます。

ランナー1塁なら2塁へ、ランナー3塁ならホームへ進みます。

 

ただ、ボークでもペナルティがないケースもあるんです。

それはピッチャーがボークをしながらもバッターが出塁して、
尚且つ、すべての塁上のランナーが進塁できた場合。

このようなケースであれば、ボークのペナルティ(1つ進塁)は適用されません。

ランナーがいない場合

つぎはランナーがいないときのボークのペナルティです。

ランナーがいないときにもボークはありえます。

投球モーション中にボールを落とす

投球モーション中に転ぶ

たま〜に、あるよね。

 

これらもピッチャーのボークですが、ランナーがいないなら基本的にペナルティはないです。

ただし、ピッチャーの投げたボールがフェアゾーンから出た場合は、
投球として判断されるので1ボールがカウントされます。

 

ピッチャーの役割はこちらで解説してます。

ピッチャーのボークの種類

それではピッチャーのボークの種類です。

この12種類がピッチャーのボークになります。

プレートに触れないで投球動作に入る

ピッチャーのボーク1種類目は「プレートに触れないで投球動作に入る」です。

ピッチャーはプレート(投球板)に軸足が触れる位置から投げないといけません。

プレートを無視してOKなら、
「かなり前から」でも投げれますからね。

 

プレートを無視した投球はバッターが圧倒的に不利なので、投球板の範囲内で投げます。

ボールを持ってないのにプレートに立つ

つぎのピッチャーのボークは「ボールを持ってないのにプレートに立つ」です。

ボールを持たないでプレートに立つ?
そんなのありえないでしょ!

 

って、なると思うんですけど、ありえます。

それは隠し球のとき。

ランナーを騙して隠し球を成功させようとプレートの近くにいきがちになります。

でも、ボールを持ってないのにプレートに立つのはボークなので
隠し球をやってるときには近寄らないようにしたいですね。

投球前に静止しないで投げる

3種類目のピッチャーのボークは「投球する前に停止しない」です。

これはセットポジションでのボークです。

 

セットポジションに入ってから一呼吸を置かないで投げるとボークになります。

セットポジションで投げるときには、ちゃんと静止してから投げたいですね。

投球モーション中にボールを落とす

つぎのピッチャーのボークは「投球モーション中にボールを落とす」です。

故意であろうと故意でなかろうと投球モーション中にボールを落せばボークになります。

そしてランナーがいるなら、1つの進塁を与えるペナルティです。

「やべっ、バランス崩した!」
それでもボールを落としたらボークだよ。

 

ランナーがいない状況なら、

ボールがフェアゾーンを超えたらボール

フェアゾーンを越えなかったら仕切り直し

このような判定になります。

投球モーションの途中で動作をやめる

5種類目のピッチャーのボークは「投球モーションの途中で動作をやめる」です。

投球モーションに入ったのに「やっぱり、や〜めた!」はボークになります。

一旦、投球モーションい入ったら必ず投げましょう。

1塁と3塁へ偽投する

つぎのピッチャーのボークは「1塁と3塁への偽投」です。

ランナー1塁

ランナー3塁

ランナー1塁、3塁

このようなケースなら1塁や3塁への牽制ができるんですけど、げるフリはボークになります。

1塁、3塁で牽制するときには必ず投げましょう!

3塁に偽投してからの1塁牽制はOKです。
その場合には必ず1塁に投げましょう。

ランナーのいない塁に牽制や偽投する

7種類目のピッチャーのボークは「ランナーがいない塁への牽制や偽投」です。

ランナーがいない塁への牽制や偽投は遅延行為と見なされ、ボークになります。

テンパってもランナー状況だけは常に確認したいですね。

牽制方向に足をまっすぐに伸ばさないで牽制する

つづいてのピッチャーのボークが「牽制する方向に足をまっすぐ伸ばさない牽制」です。

左ピッチャーの1塁牽制

右ピッチャーの3塁牽制

この2つのケースならプレートから軸足を外さなくても、
反対の足を牽制する方向にまっすぐ踏み出せば牽制ができます。

左ピッチャーなら右足、
右ピッチャーなら左足だね。

 

でも、踏み出した足が牽制する方向にまっすぐでなかったらボークです。

塁審の目視での判断なので明確な基準はありませんが、
プレートを外さずに牽制するときには牽制方向に足をまっすぐ踏み出しましょう。

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軸足をプレートの前に外す

9種類目のピッチャーのボークは「軸足をプレートの前に外す」です。

これは2塁牽制のときに当てはまるんですけど、
軸足をプレートの前に外して2塁牽制するのはボークです。

プロではOKみたいな話もありますが、野球規則ではボークと判断されます。

2塁牽制のときにはプレートから軸足を外すか、
ターンして2塁に反対の足をまっすぐ踏み出しましょう。

 

野球のタイムのルールはこちらで解説してます。

構えてない打者に投球する

つぎのピッチャーのボークが構えてない打者への投球です。

「クイックピッチ」と呼ばれる反則投球です。

 

バッターが足場をならしてる

ベンチのサインを見てる

構える前のルーティーンをしてる

このように構えてないバッターに投球するのはボークになるので、
ちゃんとバッターが構えてから投げましょう。

ただバッターが1度構えてから途中で構え直した場合、
ボークは適用されないので、そのまま投球してもOKです。

また、ランナーがいない状況でクイックピッチと判断された場合、
ど真ん中のストライクでもボールと判定されます。

 

完全試合とノーヒットノーランについてはこちらで解説してます。

キャッチャーボックスから足が出てる捕手に投げる

11種類目のピッチャーのボークは「キャッチャーボックスから足の出てる捕手に投げる」です。

バッターボックスのうしろに引かれてるラインがキャッチャーボックスです。

キャッチャーボックス

このキャッチャーボックスから足が出てるキャッチャーに投球すればボークです。

正式にはキャッチャーボークと呼ばれる違反行為になります。

キャッチャーボークはこちらで詳しく解説してます。

遅延行為

最後のピッチャーのボークは「遅延行為」です。

ランナーなしのケースなら12秒以内。

ランナーありのケースなら20秒以内。(所属する団体で変わる可能性あり)

こんなのようにピッチャーが投球するまでには制限時間があるので、
その時間をオーバーすれば投球してなくてもボールと判断されます。

計測がスタートする時間は、
投手がボールを持ってて、打者が構えた瞬間からだよ。

 

そして制限時間を何度もオーバーしたり、何度もストレッチして時間をかけたりすると、
審判が痺れを切らしてボークと判断します。

 

ストライクゾーンの範囲はこちらで解説してます。

ピッチャーのボークは牽制以外もある

ピッチャーのボークは牽制だけと思いがちですが、意外とそれ意外のほうが多いです。

先ほどご紹介したピッチャーのボークの種類をカテゴリーで分けてみると…、

【投球する前のボーク】

①プレート(投球板)に触れないで投球する

②ボールを持ってないのにプレートに立つ

③セットポジションで静止しないで投げる

【投球モーション中のボーク】

①ボールを落とす

②投球モーションを途中でやめる

【牽制のボーク】

①1塁と3塁への偽投する

②ランナーがいない塁への牽制や偽投する

③牽制する方向に足をまっすぐ踏み出さないずに牽制する

④軸足をプレートの前に外す

【投球後のボーク】

①構えてない打者に投球する

②キャッチャーボックスから足が出てる捕手に投げる

【その他】

①遅延行為

牽制以外のピッチャーボークのほうが多いんです。

ピッチャーのボークは牽制以外にもあるので、覚えておきたいですね。

 

ピッチャーのクイックのコツはこちらで解説してます。

ピッチャーはボークに注意しよう!

ピッチャーのボークの種類やルールについてお話しました。

このようにピッチャーのボークには色々とありますが、
ボークと判定されると無条件でランナーに進塁されてしまいます。

ピッチャーは細心の注意までとは言いませんが、気をつけたいですね。

また牽制以外のボークのほうが多いので、それも頭の片隅にいれてベストピッチングしましょう!

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