「キャッチャーからの2塁牽制のコツは?」

「飛び出した2塁ランナーをキャッチャーからの牽制でアウトにしたい!」

「キャッチャーから2塁牽制で3塁に進塁されないようにするにはどうしたらいい?」

こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーからの二塁牽制について解説します。

キャッチャーから2塁に素早くボールを投げて、
ランナーをタッチアウトにするのもキャッチャーの魅せ場の1つです。

ただ、キャッチャーからの1塁牽制と同様に暴投や味方のエラーに繋がったり、
ランナーの動きを確認せずに投げるればディレードスチールされたりする可能性があります。

ディレードスチールを決められると、
一気にピンチになるよね。

 

本記事ではキャッチャーからの2塁牽制することの難しさ、
そしてキャッチャーからの2塁牽制するときの7つのコツをお話します。

キャッチャーからの2塁牽制のポイントは、
一瞬でも良いからランナーの動きを見てから投げることです。

キャッチャーからの2塁牽制もチームの武器にして、攻める守備をしていきましょう!

キャッチャーからの2塁牽制の難しさ

キャッチャーからの2塁牽制とは、
ピッチャーの投球を捕球した後にキャッチャーからセカンドに投げることです。

これもキャッチャーの1塁牽制と同様にアウトにできれば最高ですが、
リスクの高いプレーでもあります。

暴投や味方のエラーに繋がったり、ランナーにディレードスチールされたりと、
自チームがピンチになる可能性も高いんですよね。

さらにタチが悪いのはランナー2塁なのでミスをしたら、
最悪の場合、相手チームに得点を許してしまうケースもあります。

0アウト・ランナー2塁だと得点率は約60%、
0アウト・ランナー3塁だと得点率は80%以上と言われてます。

 

キャッチャーの2塁牽制もまた、ミスを許されないプレーなんです!

ただ、そうは言ってもミスを恐れては思い切ったプレーはできないですし、
キャッチャーの2塁牽制でランナーをアウトにできれば自チームは勢いづきます。

キャッチャーからの2塁牽制のコツを掴み、
ランナーを仕留め、自チームに流れを呼び込みましょう!

キャッチャーからの2塁牽制のコツ

それではキャッチャーからの2塁牽制のコツを7つ紹介します。

それでは1つずつ詳しく解説していきます。

タイミング

1つ目のキャッチャーからの2塁牽制のコツはタイミングです。

キャッチャーの2塁牽制を狙うタイミングは主に4つ。

①ランナーの二次リードが大きい

②ランナーの帰塁が遅い

③打者がバントの構えをしてる

④打者が空振りをした

このようなタイミングならキャッチャーの2塁牽制で
アウトにできる確率は高いです。

特に③と④がアウトにしやすいタイミングになります。

打者がバントの構えをしたり空振りしたりしたら、
ランナーは次塁でアウトになりたくないので二次リードを大きくするんですよね。

そこを狙いましょう!

ピッチャーの投球が高さはストライクで、
コースはボールだとアウトにできる確率が上がるよ!

 

キャッチャーから2塁牽制を狙うときは、特にこの2つのタイミングで狙うといいですね!

 

キャッチャーの1塁牽制はこちらで解説してます。

一発で投げる

つぎのキャッチャーからの2塁牽制のコツは一発で投げることです。

キャッチャーの1塁牽制と同様に2塁牽制も
少しタイミングが遅れるだけで間一髪セーフになってしまいます。

捕球しそこなったり、握り変えのミスをしたりしたら、
キャッチャーからの2塁牽制をやめておきましょう!

投げる前のミスは焦りにつながり、
暴投する可能性が高くなります。

 

キャッチャーから2塁牽制をするときには1発で投げられるようにしたいですね!

キャッチャーの握り変えの練習方法はこちらで解説してます。

体重移動を意識する

3つ目のキャッチャーからの2塁牽制のコツは体重移動を意識することです。

キャッチャーからの1塁牽制と比べて2塁牽制のほうが投げる距離は長くなります。

球速140キロくらい投げられる強肩なら多少バランスが悪くても投げられますが、
そうでなければ体重移動を意識しましょう。

キャッチャーの2塁牽制は早く投げようとしてモーションが雑になり、
立ち投げになったり、軸足に体重が残ったままの送球になったりしがちです。

弱いスローイングだとアウトにしにくいよね!

 

キャッチャーからの2塁牽制をするときには、
いつもより体重移動(右足→左足)を意識して強いスローイングをしましょう!

 

キャッチャーのスローイングの基本はこちらで解説してます。

ディレードスチールに気を付ける

つづいてのキャッチャーからの2塁牽制のコツは、ディレードスチールに気を付けることです。

キャッチャーが2塁牽制をした瞬間にディレードスチールを狙うランナー、
帰塁するのを諦めて結果的にディレードスチールになるランナーがいます。

この場合、そのままキャッチャーから2塁牽制をすると
ランナーに3塁まで進塁される可能性が高いです。

セカンドやショートからの送球もランナー走路とカブるので、
スローイングエラーにも繋がりやすいです。

 

キャッチャーから2塁牽制をするときは一瞬でも良いので、ランナーを確認しましょう!

ランナーを確認するときのポイントは体重の重心を見ることです。

左足に体重がかかってるなら帰塁しますし、
逆に右足に体重がかかってるなら3塁に進む可能性が高くなります。

ランナーが3塁に進みそうなら、サードに送球をしましょう!

送球はランナーが進塁する方に投げるのが鉄則だよ!

 

また、2塁牽制をするのが目的ではなく、
ランナーをアウトにしたり進塁を阻止したりするのが本来の目的ですよね。

ランナーの動きをみてアウトになる確率の高いほうに投げましょう!

ディレードスチール対策はこちらで詳しく解説してます。

タッチしやすい位置に投げる

キャッチャーからの2塁牽制の5つ目のコツは、タッチしやすいところに投げることです。

どれだけ素早いモーションでも、いくらスローイングが強くても、
セカンド&ショートがタッチしにくい位置ならアウトならない可能性があります。

キャッチャーから見て2塁ベースの左側(ランナーが帰塁する位置)の
上30センチくらいがキャッチャー牽制のドンピシャの位置です。

2塁ランナーは高い確率でヘッドスライディングしますよね!

 

セカンド&ショートがタッチしやすい2塁ベース左側の上30センチを狙って、
キャッチャーからの2塁牽制をしましょう!

 

キャッチャーからの3塁牽制は投げる位置が少し違います。

セカンド&ショートとルールを決めておく

つぎのキャッチャーからの2塁牽制のコツは、セカンド&ショートとルールを決めておくことです。

キャッチャーの独断で2塁牽制をするのは控えたほうがいいですね!

送球がセンターまで行ってしまったり、
対応できても追いタッチになる可能性が高いよね!

 

セカンド&ショートが2塁ベースに入ってくれそうなタイミングで
キャッチャーからの2塁牽制をしましょう!

とはいえ…、阿吽の呼吸になるのは厳しいと思います。

あらかじめセカンド&ショートと話し合って、
キャッチャーからの2塁牽制ルールを決めておくといいですね!

右打者の時はセカンド、左打者の時はショートが2塁ベースに入る

キャッチャーの2塁牽制のサインを作る

ショートがランナーの後にポジション取りしたらキャッチャーの2塁牽制をする

こんな風にルールを決めておけばスムーズにミスなく、
キャッチャーからの2塁牽制をできます。

ピックオフプレーの動き方はこちらで解説してます。

無駄な2塁牽制はしない

最後7つ目のキャッチャーからの2塁牽制のコツは、無駄な2塁牽制はしないことです。

キャッチャーの2塁牽制でランナーをアウトにできたら最高です!

でも暴投やセカンド&ショートのエラーもありえるリスクの高いプレーでもあります。

アウトにできないタイミングや一発で投げれないときなど、
無意味なキャッチャーの2塁牽制はやめましょう!

 

他のキャッチャー牽制のコツについてはこちらで解説してます。

ランナーの動きを見てから2塁牽制をしよう

キャッチャーの2塁牽制のコツを解説しました。

タイミング

1発で投げる

体重移動を意識する

ディレードスチールに気を付ける

タッチしやすい位置に投げる

セカンド&ショートとルールを決めておく

無駄な2塁牽制をしない

今回ご紹介した7つのコツを実践できれば、
キャッチャーからの2塁牽制でアウトできる確率は上がりますし、無駄なプレーも減ります。

とくにランナーを動きを見てから2塁牽制をするのがポイントです!

キャッチャーの1塁牽制ならミスしても2塁止まりですが、
キャッチャーからの2塁牽制なら3塁までランナーに進塁されます。

ランナー2塁かランナー3塁かでは得点確率が大きく変わるので、
キャッチャーの2塁牽制をするときにはランナーの重心を必ず見ましょう!

ランナーが帰塁するか進塁するか判断できなかった場合は、
迷わずにサードベースに投げるのがおすすめです。

3塁ベースに投げておけば、進塁される可能性はなくなりますよね!

 

キャッチャーの2塁牽制をするときにはランナーを一瞬見て、
問題なかったら2塁ベース、進塁しそうだったら3塁ベースに投げる。

キャッチャーからの2塁牽制でピンチ拡大するリスクをゼロにしつつ、
ランナーを仕留めにいきましょう!

Twitterをフォローして最新情報を受け取る