「キャッチャーのバント処理方法の基本を知りたい!」
「バントの構えをされたらボールが見えなくなるんだけど、なにか対策はある?」
こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーのバント処理方法についてお話します。
キャッチャーのバント処理は転がってるボールを捕って投げるだけですが、
スムーズにプレーできないとタッチプレイならセーフです。
チームに流れる雰囲気は最悪です。
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本記事ではキャッチャーのバント処理方法の基本やケース別でのバント処理方法、
そしてバッターのバットでボールが見えないときの対策を解説します。
キャッチャーのバント処理はミスを許されないプレーの1つなので、
基本をちゃんと抑えて、確実にアウトにしたいですね。
コンテンツ
キャッチャーのバント処理方法の基本
まずはキャッチャーのバント処理方法の基本です。
この6つのポイントはセーフティバントや送りバント、
スクイズにも共通するキャッチャーのバント処理の基本になります。
掛け声をする
1つ目のキャッチャーのバント処理の基本は掛け声をすることです。
キャッチャーはバントされたとき自分で処理するにしても、
ピッチャーや内野手に任せるにしても大きな声で指示を出すのが役割になります。
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誰かに任せるなら「ポジション名」を叫ぶといいね。
キャッチャーが指示を怠れば誰もボールを捕らなかったり、
お見合いになったり、ぶつかったりしてバッターランナーをアウトにできない可能性があります。
バント処理は一瞬の判断なので自信を持って声を出すのは簡単ではないですが、
掛け声をするのはキャッチャーの役割なので思い切ってやりたいですね。
キャッチャーの掛け声の種類はこちらで解説してます。
意識を前にする
つづいてのキャッチャーのバント処理の基本は、
バッターがバントの構えをしたら意識を前にすることです。
バントは基本的にフェアグラウンド内に転がるので、
ちょっとでも早くボールに追いつくためにバントの構えをされたら意識を前にします。
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バッターがバントの構えをしてるのにそのまま座ってるのか、
意識を前にして今にも飛び出しそうな姿勢なのかで対応スピードは格段に変わります。
ただ、最初から1歩踏み出すことはできないと思うで、
腰を少し浮かせるくらいから始めてみるのがおすすめです。
ステップを合わせる(ボールを捕るまで)
3つ目のキャッチャーのバント処理の基本はステップを合わせることです。
捕る位置や捕り方が悪いとボールを握り損ねたり、
送球ステップのバランスが悪くなったりしてエラーに繋がります。
なのでスローイングしやすい位置で捕球できるようにステップを合わせます。
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ステップを合わせるときのポイントは「大股→細かいステップ」がおすすめです。
ボールが遠い位置に転がったら大股で距離を縮めてから細かいステップで合わせて、
近くのボールなら最初から細かいステップで合わせます。
ボールを両手で捕る
つぎのキャッチャーのバント処理の基本はボールを両手で捕ることです。
バッターが絶妙な位置にバントしてギリギリのプレーになりそうなら片手でOKですが、
基本はボールにキャッチャーミットを添えて両手で捕ります。
右手で捕るイメージです。
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「バントされたボールを捕れず、どこにも投げられずにオールセーフ」
これはチームの雰囲気を一気に悪くするので、バント処理は両手で確実にボールを捕りたいですね。
ただ、ギリギリなら片手で捕っても問題はありません。
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握り変えを速くする練習方法はこちらで紹介してます。
送球ステップをする(ボールを捕ったあと)
5つ目のキャッチャーのバント処理の基本は送球ステップをちゃんとすることです。
キャッチャーがバント処理でボールを捕ったあとのステップは、
「右足→左足」の順番が基本になります。
左足を投げる方向に出して投げます。
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ポイントは、右足をステップする位置です。
右足のステップする位置をボールを捕った位置付近にすれば、
ステップが安定し、スローイングのコントロールも良くなります。
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ステップを雑にすればスローイングは安定しないので、
よっぽどのプレーではない限り、しっかりとステップしたいですね。
スナップスローで投げる
最後6つ目のキャッチャーのバント処理の基本はスナップスローで投げることです。
スナップスローとはピッチャーのように腕を一周させて投げるのではなく、
右手を耳の後ろくらいに持ってきて振り下ろすイメージで投げます。
バント処理では、このスナップスローが基本です。
またキャッチャーがバント処理をするとき、
投げる方向に対して身体が正面を向いてしまうことが多いです。
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身体が投げる方向に向いてると左肩が開いた状態になり強いボールを投げられないので、
左肩を投げる方向に向ける意識を大切にしたいですね。
そうすれば強いボールが投げられますし、スローイングも安定します。
キャッチャーのスローイングの基本はこちらで解説してます。
ケース別のキャッチャーのバント処理方法
それではケース別のキャッチャーのバント処理方法です。
1つずつ解説します。
ランナー1塁
まずはランナー1塁のキャッチャーのバント処理方法です。
ランナー1塁でのケースでは「1塁側に転がす」のがバントのセオリーになります。
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だからスローイングが安定しないことが多いんだよ。
なのでランナー1塁ならファースト側のバントをイメージします。
ポイントは、キャッチャーがファーストにボールを投げる場合です。
バッターランナーと送球の方向がカブるので、
ステップをピッチャーの方向や三塁方向にするのをおすすめします。
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キャッチャーからの1塁牽制のコツはこちらで解説してます。
ランナー2塁
つぎにランナー2塁でのキャッチャーのバント処理方法です。
ランナー2塁は「3塁側に転がす」のがバントのセオリーになります。
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その分だけ送球が遅くなるんだよね。
なのでランナー2塁なら3塁側のバントをイメージします。
またランナー2塁ならタッチプレイなのでスローイングの精度が必要です。
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もし3塁がセーフになったらランナー1塁・3塁のピンチになるので、
確実にアウトにできるタイミングで丁寧な送球を心がけます。
ポイントは、ボールを捕るまでのステップ(足の運び方)です。
ボールを直線的に捕りにいくと体勢が前かがみになり、投げづらくなります。
【足の運び方のイメージ】
上記のように三塁側のファールゾーンからボールを捕りにいくイメージで、
それからステップをすれば前かがみにならずにスムーズにスローイングをできます。
ただ、三塁側のファールゾーン方向に膨らみすぎるとボールを捕るまでに時間がかかるので、
直線的すぎず、膨らみすぎずの感覚を練習で掴みたいですね。
キャッチャーからの2塁牽制のコツはこちらで解説してます。
セーフティーバント
最後にキャッチャーのセーフティーバントの処理方法です。
このケースでのバントのセオリーはありません。
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ポイントは、3塁側にセーフティーバントをされた場合です。
ランナー2塁での3塁側バントとはステップ(足の運び方)が違います。
上記のように3塁線に身体の正面を向けてボールを捕り、
そこから反転して、その場でステップしてからファーストにボールを投げます。
ボールに対して直線的に足を運ぶのも悪くはありませんが
ステップが膨らみすぎたり体重移動がしづらかったりしてスローイングが安定しません。
送球ステップがスムーズになります。
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ちなみにランナー1塁で三塁側にバントされたとき、
2塁でアウトにできないと思ったら、このステップのほうがいいです。
確実に1塁でアウトにできますからね。
キャッチャーのカバーリングの動き方はこちらで解説してます。
バットでボールが見えない時の対処法
バッターにバントの構えをされたときに、
バットでピッチャーの投げたボールが見れないケースが多々あります。
これはバッターが無意識で見えにくくさせてるケースもあれば、
わざとキャッチャーにボールが見えないようにしてる場合もあるんです。
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バットでボールが見えないときの対処法は2つです。
アウトコース側に上半身だけ移動させる
目線を上げたり、下げたりする
この2つのどちらかで対処します。
おすすめは「アウトコース側に上半身だけ移動させる」です。
キャッチャーミットや構える位置はそのままで、
顔だけアウトコース側に寄せてボールを見るようにします。
こうすればボールを見れますし、ある程度の対応はできます。
キャッチャーゴロやバント処理の練習方法はこちらで解説してます。
大胆かつ繊細に!
キャッチャーのバント処理方法について解説しました。
この6つがキャッチャーのバント処理方法の基本です。
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相手チームのバントをキャッチャーが防げたらチームは盛り上がります。
逆にエラーしたり、フィルダースチョイスになったりすれば自チームの雰囲気は悪くなり、
下手したら相手チームに流れが一気にいきます。
キャッチャーのバント処理は意外と試合を左右するプレーではありますが、
ビビらずに「大胆かつ繊細に!」思い切ってやりましょう。