「キャッチャーゴロやバント処理の練習方法を知りたい!」

「自宅や1人でも出来るバント処理練習ってある?」

こんな風に思ってるかたに向けてキャッチャーのバント処理の練習方法をお話します。

キャッチャーのバント処理やキャッチャーゴロの守備範囲が広がれば、
ピッチャーの負担を減らせますし、捕殺数も増えます。

それなのにキャッチャーゴロやバント処理の練習ってあまりしないですよね…。

全体ノックでちょろっとするくらいです。

 

そのためバント処理のステップが合わなかったり、
スムーズにできなかったりすることも多いと思います。

本記事ではキャッチャーのバント処理の基本やキャッチャーゴロの練習方法、
そして自宅や1人でも出来るバント処理の練習方法をご紹介します。

キャッチャーゴロやバント処理はキャッチャーの守備のなかで、
唯一の動きながらのプレーですが、確実にアウトをとりたいですね。

キャッチャーのバント処理の基本

まずは簡単にキャッチャーのバント処理の基本をお話します。

声を掛ける

意識を前にする

ステップを合わせる(ボールを捕るまで)

ボールを両手で捕る

送球ステップをする(ボールを捕ったあと)

スナップスローで投げる

この6つを意識するのがキャッチャーゴロやバント処理の基本です。

とくに「ステップを合わせる」のは大切になってきます。

ランナーがどこにいて、どこにバントされたかでステップの仕方は変わるので、
考えずにできるくらいになるまで練習をしたいですね。

バント処理も一瞬の判断だからね。

 

ピッチャーや内野手に「任せろ!」と自信を持って声を出せる、
そんなキャッチャーになりましょう!

 

キャッチャーのバント処理の基本は下記記事で詳しく解説してます。

キャッチャーゴロやバント処理の練習方法

それではキャッチャーゴロやバント処理の練習方法です。

この2つはキャッチャー練習の割合は少ないですが、
チーム全体でできるので1球1球を大切にしたいですね。

ケースノック

1つ目のキャッチャーゴロやバント処理の練習方法はケースノックです。

一番実践に近い練習です。

 

ノッカーはバッターボックスからゴロを転がしてくれますし、
ピッチャーと内野手も揃ってますし、ランナーもいます。

キャッチャーのためのノックではないので何球も練習できませんが、
それもまた実践感覚の近さにつながるんですよね。

なのでケースノックのときには試合さながらに集中します。

いい緊張感を保ちたいね。

 

ケースノックで課題が見つかったら、1人でできる練習で改善してきましょう。

ノック

2つ目のキャッチャーゴロやバント処理の練習方法はノックです。

ケースノックよりは実践に遠いですが、
意識的に取り組めばケースノック並の練習になります。

ピッチャーや内野手も動いてるイメージをする。

バッターランナーやランナーの走塁をイメージする。

細かい設定をイメージして、自分にプレッシャーをかける。

このように自分で状況をイメージして1球1球を練習するだけで、
1ヶ月後、3ヶ月後、半年後のバント処理の動きは変わってきます。

とくに「ランナーの走塁」は、
イメージしたほうがいいです。

 

 

1塁に投げるときにはバッターランナーに当たらないようにしたり、
2塁や3塁ならランナーがスライディングする方向に送球したりと。

送球の方向や投げる場所などにもこだわって、
「良いボールを投げる」ではなく「アウトにするために投げる」を意識したいですね。

 

キャッチャーの肩を強くする練習方法はこちらで紹介してます。

1人でもできるキャッチャーのバント処理練習

つづいて1人でもできるキャッチャーのバント処理の練習方法です。

これらの練習は家でもできるのでおすすめです。

自分でボールを転がす

1つ目の1人でもできるキャッチャーのバント処理の練習方法は「自分でボールを転がす」です。

具体的な練習の流れはこちらです。

①キャッチャーの構えをする

②その位置から自分でボールを転がす

③それを捕ってスローイングする

パートナーがいればスローイングを捕ってもらって、
いないならネットスローをしたり、スローイング動作にしたりすればOKです。

ポイントは自分でボールを転がしてから、捕りに行くまでのタイミングになります。

実践ならバントが転がってから動きだすよね。

 

それをイメージしてワンテンポ遅らせてから捕りにいきたいですね。

 

キャッチングの練習方法はこちらで紹介してます。

ボールを置いて投げる

つぎの1人でもできるキャッチャーのバント処理の練習方法は「ボールを置いて投げる」です。

バント処理できる範囲にボールを置いて、キャッチャーポジションで構え、
そこから捕りにいって投げる練習です。

これもパートナーがいれば捕ってもらって、
いない場合はネットスローやシャードーにしましょう。

 

自分でボールを転がす練習よりも実践的ではないですが、バント処理の感覚を掴むには最適です。

どのくらいの歩幅でボールに近づくか。

自分にとってベストな捕球姿勢はどれか。

どうステップすれば、体重移動をスムーズにできるか。

どの範囲までそのままの姿勢で投げて、どの範囲からターンして投げるか。

踏ん張った状態で強いボールを投げるにはどうすればいいか。

このようなポイントを確認しながら練習するといいですね。

キャッチャーのバント処理は自分の歩幅を掴むことがポイントになってきます。

ボールを置いた練習で1メートルなら何歩で追いつけるのか、
3メートルならどのくらいのステップが必要になるのか。

これらを把握するための練習にもなります。

これは家でもできるね!

 

キャッチャーの握り変えの練習方法はこちらで紹介してます。

シャドーフィールディング

最後3つ目のキャッチャーのバント処理の練習方法はシャドーフィールディングです。

キャッチャーポジションで構えて、
どの位置にバントされたのかをイメージして動き出す練習になります。

ボールもキャッチャーミットも必要ないので、
家でも学校でも道端でもできる練習です。

 

練習するときのポイントは実践を強くイメージすることです。

捕球姿勢

ステップ

体重移動

スローイングのフィニッシュ姿勢

この4つを意識したり、
ボールを置いて投げる練習で紹介したポイントをイメージしたりします。

また、フィールディング練習のお供に最適な道具はタオルです。

タオルをボール代わりに投げる感じだね。

 

タオルを持ったままキャッチャーポジションで構えて、
バント処理の動作をして最後にタオルを振ります。

タオルを使ったシャドースローイングは腕の振りをスムーズにしてくれますし、
タオルの「ビュン」の音がバロメーターにもなるのでおすすめです。

バント処理はキャッチャーの守備のなかで唯一動きながらのプレーなので、
自信を持ってプレーできるようになるまで練習をしましょう。

 

キャッチャーのスローイング方法の基本はこちらで解説してます。

「任せろ!」と言えるキャッチャーになろう!

キャッチャーゴロやバント処理の練習方法をご紹介しました。

キャッチャーのバント処理は練習する機会が少ないので、
1人でもできる練習も意識的に取り組むといいと思います。

そして、自信を持って「任せろ!」と声を出せるキャッチャーになりたいですね。

キャッチャーは唯一グラウンドに向かって守ってるので、
ピッチャーや内野手の代わりにバント処理できるだけでも有利になります。

「少しでも甘いバントならランナーの進塁を防いでやる!」

このような攻める気持ちになれるように練習をしましょう。

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