「キャッチャーに求められることってなに?」

こんな風に思ってる方に向けてキャッチャーに必要な7つのことをお話します。

これらは僕がキャッチャーを20年以上やってきた経験や
プロ野球選手になった人やプロのキャッチャーの人たちを見て感じたことです。

基本的なことばかりですが、
どれも大切なことだと思ってます。

 

「これからキャッチャーを本格的に始めたい人」

「誰をキャッチャーにするか迷ってる監督やコーチ」

「キャッチャーとしての在り方を見直してる現役キャッチャー」

このような方々の参考になるように伝えていきます。

ボールを捕る

1つ目のキャッチャーに求められる必要なことは「ボールを捕る」です。

フレーミング

ビタ止め

ワンバウンド処理

バックホームの捕球

キャッチャーフライ

キャッチャーの「捕る」シチュエーションはさまざまあります。

ピッチャーのボールを捕るだけが
キャッチャーの捕球ではないんだよね。

 

ホームベースを守る番人として、1人の野手としてキャッチャーは「捕る」にこだわりましょう。

 

キャッチングの基本は下記ブログ記事でお話してます。

ボールを投げる

つぎのキャッチャーに求められる必要なことは「ボールを投げる」です。

ピッチャーへの返球

盗塁阻止

ランナー牽制

ランダウンプレー

バント処理

キャッチャーの投げるには正確性敏捷性が求められます。

なぜならキャッチャーの投げる力が弱ければ、
相手チームは盗塁やエンドランなどをどんどん仕掛けてくるからです。

ピッチャーへの返球や試合前ノック、投球練習終わりの二塁送球を丁寧にやるだけで
相手チームは警戒してくれるので、1球1球を大切にしたいですね。

キャッチャーはピッチャーと同じくらい投げるので、
肩やヒジのケアもしっかりしましょう。

 

キャッチャーのスローイングはこちらで詳しく解説してます。

打つ

3つ目のキャッチャーに求められる必要なことは「打つ」です。

キャッチャーは守備負担が大きいのでバッティングを疎かにしがちですが、
打てるキャッチャーになるだけで大きなアドバンテージになります。

バッティングの調子の良い時は頭が冴えるのでリードが良くなりますし、
自分のミスで失点しても「打って取り戻そう」とすぐに頭を切り替えられるんですよね。

プロでも打てるキャッチャーをいつも求めてるよね〜

 

『守備をより良くするために、バッティングを磨く。』

この意識でバッティング練習に取り組むと良いですね。

 

バッティングセンターの効果的な使い方はこちらで紹介してます。

声を出す

つづいてのキャッチャーに求められる必要なことは「声を出す」です。

「声なんて…」と思われるかもしれませんが大事なことです。

でも「大声を出す」とか「常に声を出す」などスポ根的な発想の声出しではなく、
キャッチャーには意味のある声が求められます。

ピッチャーの調子がイマイチなときに、どんな言葉をかけるのか?

チームがピンチのときに、的確な指示を出せるか?

試合の流れが悪いときに、どんな声かけをしてチームを盛り上げるか?

「雰囲気を変える声」を出したいですね。

 

もちろん、ときにはスポ根系の声出しが求められるケースもありますが、
キャッチャーの声で試合の流れが変わりうる、そんな意味のある声を意識しましょう。

 

ピッチャーへの声かけには下記ブログ記事で解説してます。

客観的な視点を持つ

5つ目のキャッチャーに求められる必要なことは「客観的な視点」です。

プレイヤーとして主観的な視点も大切ですが、
キャッチャーは他の野手よりも客観的な視点が大切になってきます。

試合の状況

ピッチャーの調子

自チーム打線の状況

ピッチャーと相手打線との相性

相手チーム監督の立場になる

これらは客観的な視点がないと見えない部分がたくさんあります。

『頭は冷静に心は熱く』

このスタンスがキャッチャーには求められます。

冷静と情熱の間だね。

 

キャッチャーがリードするときの試合の状況の観察ポイントはこちらで解説してます。

分析力を磨く

つぎのキャッチャーに求められる必要なことは「分析力を磨く」です。

試合中にキャッチャーが考えることの1つが、
「どうすれば自チームに有利な展開にできるか?」になります。

これを実行するには分析力が必要です。

 

自分が相手チームの監督だったら、どんな作戦を仕掛けるか?

試合の流れが相手チームの時に、どうすれば止められるか?

こういう見逃し方をするバッターは、この球種を狙ってる

このファールの打ち方なら、狙い球はあのボールだな

セーフティー気味のバントもありそうなバッターだな

相手チームの作戦を分析できればピンチになる前にタイムを取れたり、
相手チームにビックイニングを与えなかったりできますし、

相手バッターの特徴や動作から狙い球が分かれば、
バッテリー有利にカウントを作り、バッターを打ち取れます。

それができるように分析力を磨き続けることがキャッチャーには必要なんですよね。

 

キャッチャーがリードするときのバッターの観察ポイントはこちらで解説してます。

野球の知識を増やす

最後7つ目のキャッチャーに求められる必要なことは「野球の知識」です。

野球の知識が分析力のベースだね。

 

分析力があっても正しい知識がなければ正確な仮説を立てられません。

オープンスタンスで構える打者は、この傾向がある

エラーと四球が出ると、点が入る可能性が高い

自チームが得点した後のイニングは試合が動く

このスイングをするバッターは、変化球が苦手

このケースだと、この高さのボールを待つ打者が多い

このような野球の知識が多ければ多いほど分析のベースになるので、
プレーだけではなく、頭も鍛えて、チームで1番野球を知ってる人になりましょう。

それくらいキャッチャーにとって野球の知識は大事です。

 

キャッチャーが覚えておきたい野球のルールはこちらでまとめてます。

キャッチャーは司令塔

キャッチャーに求められる7つの必要なことをお話しました。

キャッチャーに求められることはプレーだけではなく、
知識や冷静さ、リーダーシップなど数多くあります。

負担の大きいポジションですが、それ以上にやりがいの大きいポジションです。

私も小学生のときは大嫌いでしたが、
今では一番好きなポジションがキャッチャーになってます。

 

求められることを1つずつクリアし、チームの司令塔になりますしょう!

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