キャッチャーがリードを組み立てる上で、試合の状況や展開を考えるのも大切です。

絶対に点を与えたくないケース

点よりもアウトを優先するケース

この2つのケースでもリードの組み立て方は大きく変わってきます。

今回はキャッチャーリードの基本の「き」である
試合状況や展開の観察ポイントを解説していきます。

試合で勝つためのリードをしましょう!

キャッチャーリードの基本|試合状況も考えよう!

キャッチャーはリードを組み立てる上で、試合状況を考えるのも基本です。

相手チームをゼロに抑えられれば最高ですが、目標は試合に勝つことですよね。

点を取られても、最後に試合に勝ってればいいんです!

 

点を取られてもいい試合状況なのか、絶対に取られたくない試合状況なのか。

これも考えながらリードを組み立てましょう!

試合状況の観察ポイント

それでは試合の状況を観察するときのポイントをお話します。

試合の状況や今後の展開を想定しながらリードを組み立てましょう!

試合の流れ

1つ目は試合の流れです。

試合の流れを観察するときのポイントは3つです。

前の回に自チームが得点した

自チームが前の回にチャンスを作ったのに得点できなかった

相手チームの先頭打者がエラーやフォアボールで出塁した

前の回に自チームが得点したら試合は動くので、
次の回の相手チームの攻撃には気をつけないといけません。

先頭打者を出さないリードや野手の気を引き締める声掛けをするといいですね!

自チームがチャンスで得点できなかったケースも
試合が動き出すことが多いです。

 

また、相手チームの先頭バッターがエラーフォアボールで出塁したときには、
得点を奪われるケースが多いです。

ピッチャーに声を掛けたり、野手に守備の指示を出したり、
得点を絶対に与えなくない終盤ならタイムを取ってもいいですね!

得点絡みやチャンス、エラーや四球は試合の流れが変わるので意識してリードしましょう。

キャッチャーの掛け声についてはこちらで解説してます。

点差

つぎに点差です。

どのくらいの点差があるのかも考慮して、
リードを組み立てます。

 

僅差の場合は点を与えないリードをすべきですが、
点差があるなら最小失点で抑えるリードのほうがいいですね!

点を与えない難しいリードをして相手にビックイニングを作られたら最悪ですし、
余裕のあるリードは相手チームにプレッシャーを与えます。

結構な点差があってストライク先行の投球をされると、
負けフラグが立つよね…。

 

1つずつアウトを積み重ねて、ジワリジワリとプレッシャーをかけましょう!

1点も与えないリードは最高ですが、試合に勝つことが最大の目的です!

点を与えたくない」か「アウト優先」かを冷静に判断してリードしましょう。

リードするときのバッターの観察ポイントはこちらで解説してます。

自チームの打線状況

3つ目は、自チームの打線状況です。

相手ピッチャーを自チームが打ち崩せそうなら、
序盤にピンチになってもアウト優先のリードをしてもOKです!

乱打戦になりそうなら相手バッターの打ち損じを
狙うしかありませんからね。

 

逆に相手ピッチャーを打ち崩すのが難しそうだったら投手戦の気配です。

1回〜9回までを想定して、トータルで抑えられるリードを考えましょう!

 

ピッチャーの調子を考えたリードの仕方はこちらで解説してます。

相手ベンチ

つづいてのポイントは「相手のベンチを見る」です。

これは相手チームの攻撃の時だね!

 

相手のベンチを見て、どんな雰囲気なのか感じましょう!

余裕そう

元気がある

元気があるけど打ち取れたらシュンとする

あまり元気がない

徐々に元気がなくなっていく

相手ベンチが余裕そうだったり、元気があったりすると手強いチームです。
心してリードしたほうがいいですね。

逆に元気があるけど打ち取られたらシュンとするとか、あまり元気がないとか、
序盤は元気があったのに徐々に元気がなくなっていくチームなら勝ちフラグです。

相手の覇気を感じませんからね!

 

手強いチームなら細心のリードをして、
勝ちフラグが出たなら余裕のあるリードをするといいですね!

相手監督がサインを出したあとの選手の顔

最後5つ目のポイントは「相手監督がサインを出したあとの選手を見る」です。

相手バッターが塁に出たら、逐一確認するといいですね!

監督がサインを出し終えてないのに選手が目を離す

監督がサインを出し終えたあと選手の雰囲気が変わる

選手の様子がこんな感じだったら、何かしらのサインが出た可能性は高いです。

サインが出た瞬間に目を離す選手は結構いるんだよね!

 

相手ランナーの様子やバッターの雰囲気を見て、
何のサインなのか予測してピッチャーや内野手に指示を出しましょう!

とくにランナー3塁、ランナー3塁・2塁。ランナー3塁・1塁などは要チェック

スクイズやセーフティースクイズ、ディレードスチールなど
色々な作戦が考えられるので、相手監督がサインを出したあとの選手を見ましょう!

これがわかるだけでリードは大きく変わってきます。

試合の流れに敏感になろう!

キャッチャーのリードの基本である試合の観察ポイントを解説しました。

キャッチャーがリードするときに考えるのは、
ピッチャー、バッター、相手の監督だけではありません。

試合の流れも考えないといけないんですよね!

試合の流れが悪い時には相手のラッキーが多くなりますし、
試合の流れが良い時には自チームにラッキーが増えます。

試合の流れにも敏感になって、リードを組み立てましょう!

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