キャッチャーがリードするときには、バッターを観察するのも大切です。
「そうは言っても、バッターのどこを見ればいいのか分からない…」
そんな方に向けてバッターの観察ポイントをまとめていきます。
ご紹介するバッターの観察ポイントは、
キャッチャーがリードするときの基本の「き」です。
すべて覚えてインサイドワークを鍛えましょう!
リードの基本の「き」|バッターの何を知りたい?
キャッチャーがリードするときに、バッターを観察しますよね。
でも、ただ見てるだけでは意味がありません!
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バッターを観察する目的をはっきりさせましょう!
「バッターの何を知れば、何が分かれば、リードしやすくなるのか?」
ってことです!
リードの基本の「き」であるバッターを観察する目的は…、
苦手なボールを見つける
狙い球を探る
どうすれば体勢を崩せるか考える
この3つを知ればリードするときに役立ちますよね!
これがリードの基本の「き」であるバッターの観察です。
そして、この3つを知るために様々な角度からバッターを観察します。
バッターの観察ポイント
キャッチャーがリードするときの「バッターの観察ポイント」を解説します。
この7つを観察していきます。
スタンス
まずはバッターのスタンスを確認します。
オープンスタンス
スクエアスタンス
クローズドスタンス
スタンスからバッターの情報がいくつか分かります。
オープンスタンスならインコースが苦手、
クローズドスタンスならアウトコースが苦手がセオリーです。
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1打席目はセオリー通りに苦手なコースでリードしてみて、
2打席目からは1打席目の情報をベースにリードを組み立てるといいですね!
セオリーとは逆で得意なコースの可能性もあるので!
各スタンスの特徴や配球のセオリーは下記ブログ記事で解説してます。
トップの位置
つぎにトップの位置です。
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バッターが打つ姿勢に入ったときのバットの位置だよ。
一般的なトップの位置は肩くらいの高さです。
それよりも…、
トップの位置が高い
トップの位置が低い
この2つでバッターのトップの位置を観察します。
トップの位置が低いならローボールヒッター傾向ですし、
トップの位置が高いならハイボールヒッター傾向があります。
この情報をベースにリードしてみましょう!
注意しないといけないのは、最初のバットの位置で先入観を持たないことです。
バッターが打つ姿勢になってないトップの位置は参考になりません。
打つ瞬間に思いっきり上げるバッターもいます。
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バッターが打ちにいく瞬間にトップの位置が高いのか低いのかをチェックしましょう!
ステップ
バッターが見逃したら、ステップの位置を観察します。
ステップを確認するときのポイントは2つです。
足の踏み出し位置:開き気味、スクエア、閉じ気味。
つま先:開いてる、スクエア、閉じてる。
1球1球、バッターがどの位置にステップするのかチェックしましょう!
足の踏み出し位置が開き気味ならインコースを意識してたり、
逆に閉じ気味ならアウトコースを意識してたりします。
また、つま先が開いてるなら身体の開きが早いバッターだろうし、
逆に閉じ気味なら逆方向の意識が強い可能性が高いです。
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微妙にステップの位置を変えてくるバッターもいます。
相手チームのチャンスメーカーやクリーンアップなら、
各打席のステップの位置を確認して覚えておくといいですね。
バッターのステップの位置で、その打席の狙い球の検討がつきます。
リードするうえでかなり役立つ情報です。
バッターのステップの位置から狙い球を予測する方法はこちらで詳しく解説してます。
タイミング(見逃し方)
バッターがボールを見逃したときにタイミングも見ます。
「バッチリなのか、少し早いのか、立ち遅れてるのか?」
この3パターンで観察しましょう!
見るときのポイントはバッターがボールを打つまでの間合いです。
始動の速さ
トップの位置を作るタイミング
トップの位置でボールを見てる時間
バッターのこの3つの部分を見て、
タイミングが合ってるか合ってないかを判断しましょう!
リードするうえでタイミングの合う合わないは貴重な情報です。
ファールの方向
もしバッターがファールを打ったら、打球の方向を見ます。
引っ張ってファール
流してファール
真後ろのファール
ファールの方向とバッターの打ち方を観察して狙い球を考えます。
強い打球の引っ張ったファールなら狙ってる可能性が高いし、
泳がされた感じの引っ張ったファールならストレートを待ってる可能性は高いです。
流したファールの場合は、慎重に判断します。
強い打球の流したファールのときは、
タイミングがバッチリなのか、振り遅れてるだけなのかを打ち方で判断します。
泳がされた感じの流したファールなら、
バッターはストレートに標準を絞ってる可能性は高いです。
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真うしろのファールなら、タイミングはバッチリです。
ファールの方向やファールの打ち方には情報がたくさんあるので、
確実に観察しましょう!
スイングの軌道
バッターのスイングの軌道を確認しましょう!
ドアスイング
レベルスイング
アッパースイング
ダウンスイング
スイングの軌道を大きくわけると、この4つです。
ドアスイングならインコースの速い球は打たれにくいですし、
アッパースイングなら高めの速い球を空振りする可能性は高いと思います。
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ネクストバッターズサークルや打席前の素振り、
打席に入ったときの空振りやファールの打ち方などでスイングの軌道を見ましょう!
試合状況の観察ポイントはこちらで解説してます。
表情
バッターの表情を観察します。
明らかにストライクなのに首をかしげてるなら見えてませんし、
打ったあとに悔しがってるなら狙い球を打ち損じてる可能性が高いです。
良いバッターは常にポーカーフェイスなので参考になりませんが、
意外と表情や仕草に出るので忘れずに観察するといいですね。
ピッチャーの調子を考えたリードの仕方はこちらで解説してます。
1球1球で情報を集めよう!
キャッチャーリードの基本の「き」であるバッターの観察ポイント編を解説しました。
バッターの構え方、ボールの見逃した、打ち方…etc。
これらでどんなバッターなのかは大体わかります。
バッターを観察するタイミングは4つです。
ネクストバッターズサークル
バッターの構え方
バッターの見逃し方
バッターの打ち方
1球1球を無駄にしないように観察して、できるだけバッターの情報を集めましょう!
そうすればリードが大分やりやすくなっていきます。