「キャッチャーからピッチャーには、どんな声をかけたらいい?」
「ピッチャーを喜ばせたり、励ましたりできる言葉を知りたい!」
こんな風に思ってる方に向けて、
キャッチャーからピッチャーへの声かけについてお話します。
キャッチャーなら気の利いた言葉をピッチャーにかけて、
リラックスしてもらったり、立ち直ってほしいと思ったりするものです。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
ただ、良い言葉がけでピッチャーが息を吹き返すときもあれば、
火に油を注いだり、余計に凹ませたりしてしまう可能性はあります。
本記事ではピッチャーの性格を掴む方法やキャッチャーからピッチャーへの声の掛け方、
状況別でかける言葉の具体例を紹介します。
キャッチャーはピッチャーの性格を掴んで、適切な声かけをしたいですね。
コンテンツ
まずはピッチャーの性格を把握
キャッチャーからピッチャーへの声掛けの種類をお話するまえに、大切なことをお伝えします。
普段のコミュニケーションもそうですが、
「どんな言葉でどんな風に相手に伝えるのか」って、とても大切ですよね。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
ピッチャーが弱気な性格なのに強い言葉をかけたら凹んでしまう可能性はありますし、
強気な性格なのに弱気な発言をすれば「なんだコイツ」と思われます。
そんな状況にならないように、まずはピッチャーの性格を把握しましょう。
強気なタイプ
弱気なタイプ
冷静なタイプ
テンパるタイプ
大きく分けるとピッチャーの性格はこの4つなので、
どれに当てはまるのかを考えてみるといいですね。
もし、よく分からないなら今からコミュニケーションをとればOKです。
いろんなことを聞くといいですね。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
「ピッチャーのための声かけをしたいなら、まずはピッチャーのことを知る。」
これは鉄則です。
キャッチャーからピッチャーへの声掛け
それではキャッチャーからピッチャーへの声かけです。
この4つに分けて、キャッチャーからピッチャーへの声かけの具体例を紹介します。
ピッチャーが嬉しい言葉
まずはブルペンで言われるとピッチャーが嬉しい言葉です。
ボール走ってるよ!
腕が振れてる!
今日は○○がいいね!(※○○は球種)
ナイスボール!
ボールがキレッキレ〜!
今日調子いいね!
こんな言葉をブルペンでピッチャーに掛ければ喜んでくれます。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
ただ、良い言葉をかけすぎるとピッチャーのテンションが上がりすぎ、
試合で空回りしたり、冷静さを失ったりするケースもあります。
このような状況にならないように気をつけたいですね。
「ピッチャーがいつも通り投げられるような言葉がけ」
この意識を持ちながら、その日の調子やテンションを観察して、ピッチャーが喜ぶ声を言葉をかけましょう。
ピッチャーを励ます言葉
つづいてブルペンでピッチャーを励ます言葉です。
思ってるほど悪くないよ!
悪いなりに調整しよう!
点を取られなかったらいいから!
今日のテーマは要所を抑えるだね!
とにかく低めを意識すれば大けがにはならないから!
どんどん打たせていこう
ブルペンでピッチャーの調子が悪かったり、
テンションが低すぎたりしたら、このような言葉をおすすめします。
ポイントは、すべてポジティブに切り返すことです。
たとえばピッチャーが「今日ダメだ!球が全然いかない…」と言ってるのに、
「そうだね。今日は悪すぎだね」なんてことは言ってはいけません!
上手くいかないですからね。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
ピッチャーが「今日ダメだ!球が全然いかない…」と言ってても、
「そう?受けてる感じはそこまで悪くないけど」のように切り返しましょう。
ただ、ピッチャーの調子が悪いのは事実です。
調子の悪いピッチャーを引き伸ばしすぎて試合に負けたら意味がないので、
二番手に早めに肩を作っておくように伝えてきます。
キャッチャーはピッチャーを励ますのも仕事ですが、
チームが勝つための最善策を考えるのも大切な役割です。
キャッチャーからチームへの掛け声はこちらで紹介してます。
タイムをとってマウンドに集まったとき
3つ目はピンチでタイムをとってマウンドに集まったときの声掛けです。
第一声は2パターン。
相手の作戦を確認する。
状況とは関係ない話をする。
鉄板は相手チームの作戦の確認です。
「どんな作戦があるのか」「こんな場合ならどうするか」「どんな投球を意識すればいいか」、
これらをピッチャーと内野手に共有して、守備意識を統一します。
もしピッチャーが動揺してそうなら、状況とは関係ない話をするといいですね。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
「お昼さぁ、マックに行かない?」などなど。
ピッチャーをリラックスさせたり、冷静にさせたりするために、
まったく関係のない話をするのは効果的です。
テンパってるのか、冷静なのかも判断できますからね。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
そもそもピンチのときにタイムを取るのは、ピッチャーに一息ついてもらうためです。
なのでまずはピッチャーをいつも通りの状態に戻して、
それから相手の作戦を確認したり、意識を統一したりします。
キャッチャーがタイムをとるタイミングはこちらで解説してます。
ポジションから声を掛けるとき
最後4つ目はピンチでキャッチャーのポジションからピッチャー掛ける言葉です。
いいボール来てるぞ!
低めを意識しよう!
このピンチを楽しもう!
腕振っていこう!
ワンバウンド全部止めるから、思いっきりこい!
まずは1つアウトを取ろう!
「タイムをとるほどじゃないけど、ピンチだからピッチャーには踏ん張って欲しい!」
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
ピッチャーに掛ける言葉だね。
また、言葉と一緒にジェスチャーで伝えるのも効果的になります。
低めにボールを投げてほしいならキャッチャーミットを低く構えて、
右手でも「低く低く」とジェスチャーをする。
腕を振って欲しいなら右手で腕を振るジェスチャーをしたり、
厳しくインコースを攻めたいなら胸をバンっと叩いたりと。
このようなジェスチャーを加えれば、よりピッチャーに伝わります。
キャッチャーのジェスチャーはこちらで解説してます。
ピッチャーの性格を掴もう!
キャッチャーからピッチャーへの声掛けをご紹介しました。
試合前のブルペン、試合中のピンチでキャッチャーからピッチャーにどんな言葉をかけるかで、
その日のピッチャーの調子や試合結果に影響を与えます。
【ブルペンでピッチャーが喜ぶ言葉】
ボール走ってるよ!
腕が振れてる!
今日は○○がいいね!(※○○は球種)
ナイスボール!
ボールがキレッキレ〜!
今日調子いいね!
【ブルペンでピッチャーを励ます言葉】
思ってるほど悪くないよ!
悪いなりに調整しよう!
点を取られなかったらいいから!
今日のテーマは要所を抑えるだね!
とにかく低めを意識すれば大けがにはならないから!
どんどん打たせていこう!
【ピンチのときにキャッチャーからピッチャーに掛ける言葉】
いいボール来てるぞ!
低めを意識しよう!
このピンチを楽しもう!
腕振っていこう!
ワンバウンド全部止めるから、思いっきりこい!
まずは1つアウトを取ろう
まずはピッチャーの性格を把握して、
あとはピッチャーの調子やテンションを観察しながら適切な言葉をかけたいですね。
また、余裕ができたら表情やジェスチャーにもこだわりましょう。
色んな動作で意思を伝えることでピッチャーは投げやすくなるので、
キャッチャーは声かけ1つ、動作1つにもこだわっていきたいですね。