「キャッチャーがタイムをとるタイミングって、どんなとき?」
「そもそもどうしてキャッチャーはタイムをとるの?」
「キャッチャーはタイムをとったとき、第一声はどうしたらいい?」
こんな風に思ってるかたに向けて、
キャッチャーがタイムをとるタイミングについて解説します。
野球では1試合のなかで、守備側のタイムを3回取れます。
キャッチャーはこの3回のタイムを有効に使って、
少しでも試合を有利に運べるようにするのも大切な役割です。
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試合の流れは変わったりするからね!
ここだけは抑えたい場面や相手チームが勢いに乗る前などでタイムをとれば、
少し間をあけることができるので状況が好転する可能性はあります。
ただ、タイムをとるタイミングの見極めが難しいですし、
タイムをとったときに第一声になんと声をかけるのかも迷うところです。
本記事ではキャッチャーがタイムをとる理由やタイムをとるタイミング、
そしてタイムをかけたときの第一声についてお話します。
キャッチャーは絶妙なタイミングでタイムをとり、
相手チームの勢いをとめて、自チームを落ち着かせるのも重要な役割です。
その役割をきっちりとこなし、チームを勝利へと導きましょう!
コンテンツ
なぜキャッチャーはタイムをとるのか?
キャッチャーがタイムをとるタイミングについてお話しするまえに、
なぜキャッチャーはタイムをとるのでしょうか?
それは「試合の流れが悪い、あるいは悪くなりそう」だからですよね。
エラーとフォアボールが連続して上位打線に打順が回ってきたり、
連打されてチームの雰囲気が少し悪くなってきたり。
このままだと相手チームに試合の主導権を渡してしまうとか、
相手打線にピッチャーが飲み込まれてしまいそうなときにタイムをとります。
一旦、間をとることで相手チームの勢いを少し和らげることができますし、
タイムの時間で自チームを落ち着かせれば、頭を切り替えることもできますよね。
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ここさえしっかりと抑えておけば、
どのタイミングでタイムをとらないといけないのか分かってきます。
あとは野球のタイムのルールをおさらいしましょう!
1試合で守備側がタイムをとれる回数は3回までで、
マウンドに野手が2人以上集まったら1回のタイムとカウントされます。
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キャッチャーだけならタイムとはカウントされないよ。
他にも細かいルールはありますが、これさえ覚えておけば問題ないので、
キャッチャーはタイムをとるときは覚えておきましょう!
野球のタイムのルールはこちらで解説してます。
キャッチャーがタイムをとるタイミング
それでは具体的にキャッチャーがタイムをとるタイミングをお話します。
この6つのタイミングでタイムをとるのがおすすめです。
ピッチャーが急に荒れだした時
まず1つ目のキャッチャーがタイムをとるタイミングは、
ピッチャーのコントロールが急に荒れだした時です。
今までコントロールが安定してたのに、
急に荒れだしたならピッチャーに何かしらのトラブルが発生してる可能性があります。
指のマメが潰れてたり、ヒジが痛くなっていたり、足をつっていたり、
前の回の打席のときに何かしら負傷してるかもしれません。
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ピッチャーのコントロールが突然乱れだしたら、
キャッチャーからタイムをとって、ピッチャーの様子を確認しましょう!
ピッチャーの投球テンポをコントロールする方法はこちらで解説してます。
エラーやフォアボールが続いた時
つづいてのキャッチャーがタイムをとるタイミングは、エラーやフォアボールが続いた時です。
エラーやフォアボールは自チームのミスなので、相手に試合の流れがいきやすくなります。
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エラーと死球、ヒットで満塁などは点を失いやすいです。
エラーやフォアボールが単発ならタイムの必要性はそこまでありませんが、
エラーやフォアボールが連続したら基本的には失点のフラグです。
エラーやフォアボールが続いたり、エラーが2回続いたり、
ピッチャーが2連続フォアボールを出したりしたら、キャッチャーはタイムをとりましょう!
ただ、大量得点で自チームが勝ってるなら点を奪われるまで静観するのはありです。
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連打された時
3つ目のキャッチャーがタイムをとるタイミングは、連打されたときです。
ただ、打順が下がっていく状況ならタイムの必要性は低くなります。
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2アウトで7番、8番の連続ヒットとかだね。
逆に打順が上がっていく状況で連打されたなら、
キャッチャーはタイムをとったほうがいいです。
1番、2番バッターの連続ヒット
8番、9番バッターの連続ヒット
このように連続ヒットされたあと上位打線になっていく状況で、
タイムを入れずに試合を進めると、相手チームの流れになる可能性は高いです。
連打されたあと主力バッターに打順が回ってくるなら、
キャッチャーは一呼吸おいて、チームを落ち着かせましょう!
ここは抑えたいピンチの時
つぎのキャッチャーがタイムをとるタイミングは、ここは抑えたいときのピンチです。
試合序盤で自チームが得点した次の回
試合中盤で自チームがチャンスで得点できなかった次の回
接戦の試合の終盤のピンチ
これらが代表的な「ここは抑えたい!」ピンチの状況です。
このようなピンチの状況をなんとか乗り切れば勝てる確率は上がりますし、
逆に点を奪われてしまったら勝てる確率は下がっていきます。
また、ここは抑えたいピンチのときは、いつだって凄いプレッシャーです。
熟練したチームでない限り、間違いなくプレッシャーを感じてるはずなので、
そのまま試合を進めてしまうと、エラーが出る可能性は高くなります。
なので、キャッチャーは1回タイムをとって、チームを落ち着かせましょう!
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かなりの得点差で自チームが勝ってて1点や2点くらい与えてもOKな状況なら、
タイムをとらずに、キャッチャーから守備陣に声をかけるだけもありです。
キャッチャーが余裕を見せれば守備陣は安心しますし、
何より、そのキャッチャーの余裕が相手チームへのプレッシャーになります。
サイン間違えが連続した時
5つ目のキャッチャーがタイムをとるタイミングは、サイン間違えが連続したときです。
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すぐにタイムを取ろう!
ランナーがいなけば問題ありませんが、ランナーがいたら大変なことになります。
ただ、バッテリー間のサインミスは試合であってはいけないので、
試合前や投球練習前にちゃんと確認しましょう!
また、内野手とのサインプレーも同じです。
何回も牽制のサインを出してるのにセカンドやショートが反応しなかったり、
ピックオフプレーを忘れてたりするなら、タイムをとってサインを確認するといいですね。
キャッチャーからのサインの出し方はこちらで解説してます。
守備体系を確認したい時
最後6つ目のキャッチャーがタイムをとるタイミングは、
念入りに守備体系を確認したいときです。
これは「ここは抑えたいピンチ」のときにも当てはまりますが、
1点を争う試合なら守備体形の確認だけでも躊躇なく、タイムをとるのをおすすめします。
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また、守備意識が統一されてないと、一気にガタガタっと崩れてしまう可能性もあります。
少しでも守備体形に不安があったり、ここは守備意識を統一したいと思ったりしたら、
キャッチャーは迷うことなくタイムをとりましょう!
点を取られる前の予防線が大切です。
キャッチャーがタイムをとったときの第一声
キャッチャーがタイムをとって、マウンドに向かう途中で考えないといけないのが第一声。
どんな言葉をピッチャーにかければ良いのか、
第一声に内野陣にどのような声をかければ良いのか。
ここもタイムをとるタイミングと同じように難しいですよね。
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真面目モードでいけばいいのか…。
ということで、最後にキャッチャーがタイムをとったときの第一声についてお話します。
この2つにわけて解説するので、ぜひ参考にしてください。
ピッチャーへの第一声
まず、キャッチャーがタイムをとったときのピッチャーへの第一声です。
ピッチャーへの第一声は、実は2種類しかありません。
相手の作戦や試合状況を確認する
試合とは関係のない話をする
この2パターンしかピッチャーへの第一声はないので、
あとはピッチャーの性格やそのときの表情で決めるといいですね!
たとえばピッチャーが強気な性格なら試合と関係ない話よりも考えられる相手の作戦を確認したり、
「攻めて行こう」とか「ここ踏ん張ろう!」などの前向きな言葉をおすすめします。
逆に弱気な性格で顔が青ざめてるなら試合とは関係のない話をしたり、冗談を言ったり、
テンパってるなら落ち着かせたりしましょう。
そして、ピッチャーが落ち着いてから考えられる相手の作戦を確認するといいですね。
キャッチャーからピッチャーへの声かけはこちらで詳しく解説してます。
内野陣への第一声
つづいてキャッチャーがタイムをとったときの内野陣への第一声です。
基本的に内野陣への第一声はピッチャーへの第一声のあとになるので、
その話の流れで柔軟に変えていきます。
内野陣が良い顔をしてるなら守備位置の確認や外野への守備の指示をお願いしたり、
逆に暗い顔をしてる内野手がいるなら、声をかけて切り替えるように伝えるといいですね。
その顔をよく見ましょう!
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そして、タイムの終わりには「乗り切ろう!」とか「踏ん張ろう!」など、
前向きな言葉をかけましょう!
キャッチャーからの掛け声はこちらで紹介してます。
試合の流れを変えよう!
キャッチャーがタイムをとるタイミングを解説しました。
いつタイムをとるかで、試合の流れは変わります。
ピッチャーが急に荒れだした時
エラーやフォアボールが続いた時
連打された時
ここは抑えたいピンチの時
サイン間違えが連続した時
守備体形を念の為に確認したい時
このような状況になったらキャッチャーはタイムをとるのがおすすめです。
試合の流れが悪い、あるいは悪くなりそうだと感じてるときは、
相手チームに試合の流れがいきかけてるときでもあります。
相手チームに試合の主導権をとられないように、キャッチャーはうまくタイムを使いましょう!