僕は高校時代、キャッチャーからピッチャーへの「返球イップス」になりました。
今は克服してるんですけど、イップス期間中はホント気持ちがブルーになります。
もう2度と返球イップスにはなりたくないです。
今回は、僕がどのようにしてキャッチャーからピッチャーへの「返球イップス」を克服したのか?
これを体験談ベースでお話していきます。
僕が実践した5つの克服方法で、返球イップスが治れば嬉しいです。
目次
僕が返球イップスになった原因
僕がキャッチャーからピッチャーへの返球イップスになった原因は「メンタル面」です。
なにがあったのかと言うと、高校時代、普通にブルペンでピッチャーのボールを受けてるときに投手コーチから、
「もっとビシッとした返球をしろ!!!」
こんな風にいきなり怒鳴られたんです。
別にふわっとしたボールを投げてないのに、凄い剣幕で。
あれには本当にビビりました…。
そこから僕の返球イップス期間は始まりました。
僕のイップスの症状
僕のイップスの症状です。
・キャッチャーからピッチャーへの返球
・バント処理の一塁送球
最初はキャッチャーからピッチャーへの返球だけがイップスだったんですけど、時間が経つにつれてバント処理の一塁送球もイップスっぽくなりました。
キャッチャーからピッチャーへの返球イップスの症状
僕の返球イップスの症状は「どう投げても上手く投げれない」でした。
強いボールを投げようとするとピッチャーの足元くらいの位置にいったり、酷い時には18メートルしかないのにショートバウントの返球になったりしました。
なのでピッチャーが捕りやすい返球をしようとするなら、逆にふわっとしたボールを投げるしかなかったんです。
そして、また投手コーチから怒鳴られる…。
これ以上にない悪循環でした。
バント処理の一塁送球のイップス症状
キャッチャーからピッチャーへの返球イップスになったときには、そんなことなかったんですけど。時間が経つにつれ、バント処理の一塁送球もイップスっぽくなりました。
どうしてバント処理の一塁送球までイップスっぽくなったのかはわかりませんが、おそらく返球イップスから伝染したんだと思います。
ピッチャーへの返球の18メートルが上手く投げられないから、送球に自信を失ったんだと思います。
また、
「ビシッと投げないといけない」
「この距離で暴投するキャッチャーは終わってる」
「あれ?今までどう投げてたっけ?」
こんなプレッシャーもあったんだと思います。
でも、不思議なのは二塁送球や三塁送球はイップスっぽくなかったんです。
キャッチャーボールは普通に投げれる
返球やバント処理の一塁送球はイップスになりましたが、キャッチボールは普通に投げれました。
10メートルでも18メートルでも塁間の距離でも、普通に投げられたんです。
相手の胸に強いボールを!
なので僕の場合は、完全にメンタル面が原因で返球イップスになったんだと思います。
キャッチャーからピッチャーへの返球イップスの克服方法
それではキャッチャーからピッチャーへの返球イップスを克服した方法をお話します。
これは僕の実践ベースの話なので、参考にしていただけると思います。
立って返球する
まず1つ目の克服方法は「必ず立って返球する」です。
ブルペンだと座って返球したほうがラクです。
でも、これだといつまで経っても返球イップスは治らないと思ったんです。
腕の振り方に問題があってイップスになってるのに、座ったままの返球だと腕だけで投げます。
上手くいかない状態で続けてたら余計に悪化するだけです。
なので必ず立ってピッチャーに返球するようにしました。
キャッチャーからピッチャーへの返球を「座ったまま」か「立つか」問題については、下記ブログ記事でお話してます。
ステップする
2つ目のイップス克服方法は「ステップする」です。
キャッチャーからピッチャーに返球するときって、そこまでステップを意識しませんよね。
ステップしなくても18メートルくらいなら投げれますし。
でも、返球イップスになったのならステップしてから投げるのがおすすめです。
・一呼吸を置ける。
・キャッチボールのように投げられる。
この2つのメリットがあります。
キャッチボールでは普通に投げられるなら、ステップしてから返球するといいですね。
そして感覚を取り戻したら普通に投げるようにしましょう。
そのときには返球イップスを克服できてます。
左肩をピッチャーに向けてから投げる
3つ目の克服法は「左肩をピッチャーに向けてから投げる」です。
これもステップでの克服方法と考え方は同じなんですけど、ピッチャーに返球するときって、わざわざ左肩をピッチャーに向けませんよね。
おそらく、ほぼ正面の状態で返球してると思います。
これだと身体が開いてる状態なので、余計にボールがすっぽ抜けたり、コントロールしずらかったりします。
また強いボールを投げようと思ったら、左肩を投げる方向に向けてるはずです。
とくに二塁送球がそうですよね。
なのでピッチャーに返球するときにも、左肩をピッチャーに向けて半身の姿勢から投げるといいです。
返球イップスを克服するには基本に立ち返るのが近道なんだと思います。
シャドーをする
4つ目のイップス克服方法は「シャドー」です。
返球イップスの原因はメンタル面なんですけど、投げ方に問題があるから上手く投げられません。
ボールが抜けてしまったり、引っかかってしまったりと。
いつも通りに投げられないから、ボールが変な方向にいってしまいます。
なので、ピッチャーがやってるシャドーも効果的です。
ポイントは腕を強く振りすぎないです。
肩を強くするためではなく、返球イップスを治すためのシャドーです。
腕を強く振るよりも、ピッチャーへの「距離」や「投げる位置」などをイメージしながらシャドーするといいですね。
上手く腕が振れるようになるまでシャドーをしてみましょう。
自分に言い聞かせる
最後5つ目の克服方法は「自分に言い聞かせる」です。
これは完全にメンタル面での話なんですけど…。
「暴投しても命までは取られない」
「上手く投げられなくても捕ってくれる」
「ランナーが進塁しなければ何の問題もない」
ちょっと大袈裟だったり、無責任な発想だったりしますが、返球イップスを克服するならこれくらいが丁度いいです。
普通に投げれない状態ですから。
マイナスからプラスにするのは、強烈なプラスが必要です。
キャッチャーからピッチャーに返球するときには、自分に言い聞かせて前向きなメンタル状態に持っていくといいですね。
焦らず少しずつ克服しよう!
キャッチャーからピッチャーへの「返球イップス」になったときの克服方法をお話しました。
僕がキャッチャーからピッチャーへの返球イップスになって、それを克服するために実践した方法なので、科学的な根拠はありません。
でも、僕は今回ご紹介した5つの対処法でイップスを克服できたのは事実です。
ぜひ参考にしていただければと思います。
あと、返球イップスを克服するときに焦ってはいけません。
焦ると余計にメンタルが追い込まれ、治すのに時間がかかってしまいます。
焦らず少しずつ返球イップスを克服しましょう!