「キャッチャーミットって、どう構えればいいの?」

「人差し指の角度を12時にするって聞くけど、他の考え方もあるみたいだし…」

こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーミットの構え方について解説します。

キャッチャーミットの構え方にはいろんな考え方があります。

昔から言われてるのは人差し指を12時の角度にして、
キャッチャーミットを構えるという考え方です。

一方で元プロ野球選手の古田敦也氏は、
「キャッチャーミットを構えるときに2時の方向にしていた」という話もあります。

「一体、人差し指の角度は何時にすれば良いんだ?」
って思いますよね。

 

簡単に結論をお話しするとキャッチャーミットの角度は、
12時でも1時でも2時でも、それぞれにメリットデメリットがあるんです。

大切なのは自分が捕りやすくて、突き指しない角度を見つけること!

本記事ではキャッチャーミットを構えるときの人差し指の角度、
12時・1時・2時のそれぞれのプレーに与えるメリットとデメリットを解説します。

自分に合うキャッチャーミットの角度についてもお話しするので、
ベストな人差し指の角度を見つけて、思うようにキャッチングできるようになりましょう!

キャッチャーミットの構え方に対する様々な考え方

キャッチャーミットの構え方には様々な考え方があります。

人差し指は12時の角度

人差し指は1時の角度

人差し指は2時の角度

主にこの3パターンのキャッチャーミットの構え方が主流ですが、
なかには人差し指の角度を3時くらいにまで下げてるキャッチャーもいます。

つまり、キャッチャーミットを構えるときの人差し指の角度は人それぞれでOKということです。

キャッチャーミットを構えたときの人差し指の角度には、
12時方向でも1時方向でも2時方向でも、メリットとデメリットがあります。

「何時の角度にしなきゃいけない!」というのは一切ないので、
自分がキャッチングしやすくて、突き指しない人差し指の角度を見つけましょう!

12時方向、1時方向、2時方向でのメリット&デメリットをまとめるので、
「どれが1番合いそうなのか?」という視点で読んでみてください。

人差し指の角度を12時にしたときのキャッチャーミットの構え方

まずは人差し指の角度を12時にしたときのキャッチャーミットの構え方です。

これは昔から言われてるキャッチャーミットの構え方なんですけど、
当然メリットもあれば、デメリットもあります。

【メリット】突き指のリスクがかなり低い

【デメリット】キャチャーミットの操作性は悪い

それではもう少し詳しく解説していきます。

メリット

人差し指の角度を12時にしたときのメリットは、
突き指する可能性がかなり低くなることです。

キャッチャーが突き指する原因は、
親指や人差し指がボールの威力に負けすぎて、一瞬、反対方向に曲がってしまうからです。

つまり、親指と人差し指がボールの威力に負けない捕り方であれば突き指はしません。

その点、キャッチャーミットを構えたときに人差し指を12時の角度にすれば、
手首が立つので親指と人差し指がボールの威力に負けすぎることは、ほとんどないんですよね。

おそらく1番突き指をしない角度だから、
キャチャーミットの基本の構えと言われるんだと思います。

デメリット

人差し指の角度を12時にしたときのデメリットは、
キャッチャーミットの操作性が悪いことです。

キャッチャーミットを構えたときに人差し指の角度を12時にすると、
自然と脇がしまって、ヒジの可動域は狭くなります。

常にリラックスした状態でキャッチングできるなら問題ありませんが、
少しでも手に力が入ったらキャッチャーミットの動きが悪くなるんですよね。

また、人差し指の角度を12時にしたままキャッチングしにいけば、
左側へのボールの対応はできますが、右側へのボールの対応は厳しくなります。

縦捕りって言われる捕り方だね!

人差し指の角度を1時にしたときのキャッチャーミットの構え方

つづいて人差し指の角度を1時にしたときのキャッチャーミットの構え方です。

【メリット】キャッチャーミットの操作性がある

【デメリット】突き指するリスクはある

それでは詳しく解説していきます。

メリット

人差し指の角度を1時にしたときのメリットは、
キャッチャーミットの操作性があることです。

キャッチャーミットを構えたときに人差し指の角度を1時にすると、
若干脇があいて、ヒジの可動域を確保できます。

そうすることでキャッチングするときに、
ボールに応じて縦捕りや横捕りができるようになるんですよね。

また少し脇があくことで、右側のボールへも対応がしやすくなります。

デメリット

人差し指の角度を12時にしたときのデメリットは、
突き指する可能性が少し高くなることです。

これは12時方向に人差し指を向けたときと比較した場合ですね。

1時方向でもよっぽどキャッチングに失敗しない限り突き指はしませんが、
12時方向と比べたら突き指するリスクは高くなってしまいます。

親指や人差し指がボールの威力に
負けすぎる時があるからね!

 

ただ、人差し指の角度を1時にしてて突き指してしまうときは、
よっぽどキャッチャーミットとボールのタイミングが合わないときですね。

人差し指の角度を2時にしたときのキャッチャーミットの構え方

最後に人差し指の角度を2時にしたときのキャッチャーミットの構え方です。

2時の人差し指の角度は古田式になりますが、
もちろん2時方向にもメリットとデメリットはあります。

【メリット】キャッチャーミットの操作性はかなり高い

【デメリット】突き指する可能性が高い

それでは解説していきます。

メリット

人差し指の角度を2時にしたときのメリットは、
キャッチャーミットの操作性がかなり高いことです。

キャッチャーミットを構えたときに人差し指の角度を2時にすると、
12時方向や1時方向と比べて脇があくので、ヒジの可動域もかなり広くなります。

その結果、左側にも右側にもスムーズにキャッチャーミットを動かせますし、
1時方向と比べて縦捕りも横捕りも抜群にしやすいです。

実際に古田敦也氏はキャッチャーミットの操作性を上げたいから、
人差し指の角度を2時の方向にしていたとコメントしてます。

デメリット

人差し指の角度を2時にしたときのデメリットは、
突き指する可能性がかなり高くなることです。

3パターンの人差し指の角度のなかで1番突き指する可能性があります。

というのも、2時の方向でキャッチャーミットを構えると手首が横になってしまうので、
キャッチングのタイミングを少しでも間違えれば、親指と人差し指がボールの威力に負けるんです。

実際に古田敦也氏は現役時代、
よく突き指していたとコメントしてます。

 

プロ野球とアマチュア野球では、ピッチャーのボールの威力に差はあります。

それを差し引いても、古田敦也氏ほどの名キャッチャーが頻繁に突き指してたということは、
それくらいキャッチングをするのが難しい角度でもあるってことなんですよね。

 

古田敦也式のキャッチング方法はこちらでまとめています。

キャッチャーミットの人差し指の角度は12時・1時・2時のどれが良い?

それではキャッチャーの人差し指の角度は、12時、1時、2時のどの方向がいいのか?

個人的には1時がベストの方向だと思ってます。

私自身も人差し指の角度を3パターン試しました。

12時方向だと脇が閉まりすぎて右側のボールをキャッチングしにくいですし、
2時方向だと手首が折れすぎて、なんか突き指しそうだったんですよね。

1番キャッチングがしやすくて、突き指をしなさそうだったのは1時の方向でした。

試してみてください。

 

ただ、これはあくまでも個人的な感覚です。

大切なのは、あたなのキャッチングスタイルと合うかどうかなので、
12時、1時、2時の人差し指の角度でキャッチャーミットを構えてみて、しっくりする角度を選びましょう!

もちろん、12時や1時、2時にこだわる必要もありません。

12時30分でも1時30分でもOKだよ!

 

キャッチャーミットを色んな人差し指の角度で構えてみて、
そのなかでキャッチングしやすくて、突き指しない場所を探しましょう!

ポイントは人差し指を12時方向に近づけるほど突き指の可能性は低くなりますが、
自然と左脇が閉まっていくので、その分だけキャッチャーミットの操作性は下がることですね。

これを意識しながら、人差し指の色んな角度を試すと見つかりやすいと思います。

自分が捕りやすくて突き指しない角度にしよう!

キャッチャーミットを構えるときに人差し指の角度は12時・1時・2時のどれが良いのか解説しました。

【人差し指は12時の角度】

メリット:突き指しにくい

デメリット:キャッチャーミットの操作性が下がる

【人差し指は1時の角度】

メリット:キャチャーミットの操作性は上がる

デメリット:突き指する可能性が少しある

【人差し指は2時の角度】

メリット:キャッチャーミットの操作性は抜群に高い

デメリット:突き指する確率は高い

どの人差し指の角度がどれが1番いいのかではなく、
それぞれにメリットとデメリットがあります。

さまざまな角度を試して、自分に合うキャッチャーミットの構え方を見つけましょう!

もし、いまいち分からなかったら1時の方向をおすすめします。

キャッチングはしやすいですし、突き指も滅多にしないので!

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