「キャッチャーの握り変えの練習方法を知りたい!」
「自宅や1人でも出来る握り変えを速くする練習ってある?」
こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーの握り変えをの練習方法をお話します。
キャッチャーの二塁送球タイムのスピードを上げるにはいくつかのコツがありますが、
そのなかでも1番大切なのはボールの握り変えです。
二塁へのスローイングタイムは上がりません。
本記事ではキャッチャーの基本的な送球フォームや握り替えを速くする練習方法、
そして自宅や1人でもできるボールの握り変え練習方法をご紹介します。
キャッチャーの握り変えは1日練習しただけでは速くなりません。
コツコツ練習して握り変えのスピードを速くし、盗塁や牽制でランナーをアウトにしましょう。
コンテンツ
キャッチャーの基本的な送球フォーム
練習方法をご紹介するまえに、キャッチャーの基本的な送球フォームをお話します。
ボールの握り替えが速くなっても送球フォームが遅かったらアウトにできないですし、
間違ってる送球フォームで握り替え練習をしてたら送球タイムは上がりません。
ボールを引きつける
身体の近くでボールを取る
左ヒザ主導で送球フォームに移行する
ボールを捕るときは、できるだけ半身にする
ステップを投げる方向にする(※右足も)
上半身はリラックス、下半身はどっしりとする
これらを意識しながらボールの握り替えを速くして、送球タイムを上げましょう。
キャッチャーのスローイングの基本は下記記事で解説してます。
キャッチャーの握り替えを速くする練習方法
それではキャッチャーのボールの握り変えを速くする練習方法です。
それでは1つずつの練習方法のポイントを解説します。
キャッチボール
まず1つ目のキャッチャーの握り替えを速くする練習方法はキャッチボールです。
練習や試合前には必ずキャッチボールをします。
肩を温めるためにする
握り変えを速くするためにする
この意識の差でボールの握り替えのスピードは変わります。
数ヶ月後には格段に速くなってます。
キャッチボールを握り変えの練習にするときのポイントは、
先程ご紹介した送球フォームを意識することです。
キャッチャーのバント処理の練習方法はこちらで解説してます。
ネットスロー
つづいてのキャッチャーの握り替えを速くする練習方法はネットスローです。
ネットスローはパートナーが投げたボールを握り替えてネットに投げ込む練習なります。
ネットスロー練習のポイントは2つです。
実践を意識する
まず1つ目のネットスロー練習をするときのポイントは実践を意識することです。
パートナー練習はそこまで多くできないからね。
ネットスロー練習をするときにはより意識高く取り組みたいですね。
【パートナーにお願いすること】
様々なコースにボールを投げてもらう
投げてもらうタイミングを一定にしない
「遅いボール」と「速いボール」をランダムで投げてもらう
【自分で意識すること】
送球フォームを途中で止めない(※必ず投げる!)
投げる角度を意識する(※二塁送球なら、いつもの角度を意識する。ネットに真ん中には投げなくてOK)
こんな風により実践に近い状態で、ネットスロー練習をすれば握り変えは速くなります。
しっかりと投げる
2つ目のネットスロー練習をするときのポイントはしっかりと投げることです。
試合で「セカンド送球」や「ピックオフプレー」をするとき、
常にベストなフォームで投げられるわけではありません。
どんな状態でも投げないといけないですし、
多少バランスが悪くても強いボールを投げれるのがベストです。
「踏ん張った姿勢」や「前かがみになりすぎた場合」でも、
どうすれば強いボールを投げられるのか分かります。
強く投げすぎると肩やヒジを痛めるので、バランスには気をつけてくださいね。
キャッチングを向上させる練習方法はこちらで解説してます。
握り替え10連発
3つ目のキャッチャーの握り替えを速くする練習方法は握り替え10連発です。
用意するものはボール10球とキャッチャーミット。
【握り替え10連発の練習方法】
①キャッチャーポジションで構える。
②パートナーに下からボールを投げてもらう。
③そのボールを握り替えて、送球フォームのトップの姿勢をつくる。
④トップの姿勢が作れたら、ボールを下に落とす。
⑤「①」の動作をする。
⑥「②」の動作をする。
⑦「③」の動作をする。
⑧「④」の動作をする。
これを10球連続でします
握り替え10連発は握り変えが速くなるだけでなく、
下半身強化にもなりますし、身体も温まるので冬の練習には最適です。
「握り替え10連発」のポイントは4つです。
低い姿勢(※下半身強化)
上半身はリラックス
捕り方を意識(※身体の近くでボールを捕る)
しっかりとステップ
キャッチボールもそうですが明確な意識をもって練習すれば、
握り替えスピードが速くなったりミスも少なくなったりします。
二塁送球タイムを上げるコツはこちらで解説してます。
トレーニングミットがおすすめ
握り替え10連発の相棒にトレーニングミットがおすすめです。
トレーニングミットでの握り替え10連発は、キャッチャーミットや素手よりも難易度は上がります。
左腕にチカラが入ったらボールを弾くからね。
トレーニングミットでスムーズに握り替えができれば、格段に握り替えスピードは速くなります。
ボールを引きつける感覚が身に付く
うまくリラックスできるようになる
左腕の使い方がわかってくる
このような練習効果があるので「握り替えのミスを減らしたい人」や
「上半身にチカラが入るクセがある人」はトレーニングミットがおすすめです。
ただ、トレーニングミット練習では1つだけ注意点があります。
それは「身体の前で両手で捕らない」です。
トレーニングミットに慣れてないと、どうしても身体の前で両手で捕りがちになります。
ボールを捕ってしまいます。
トレーニングミットはキャッチャーミット の代わりなので、
キャッチャーミットならしない動作はトレーニングミットでもしないようにしましょう。
自宅や1人で出来るキャッチャーの握り替え練習
つづいて自宅や1人でできるキャッチャーの握り替えを速くする練習方法です。
それでは詳しく解説していきます。
キャッチャーミットで握り変え
まず1つ目の自宅や1人でできるキャッチャーの握り替え練習方法は、
キャッチャーミットで握り替えすることです。
【キャチャーミットで握り替え練習】
①キャチャーミットとボールを用意する。
②キャチャーミットのなかにボールを投げる。
③キャチャーミットのなかにあるボールを右手で掴み、キャチャーミットのなかに投げる。
④これを繰り返す。
※キャチャーミットをボールでパンパンやるやつですね。
この練習はプロ野球のベンチでも控えキャッチャーがたまにやってます。
実はこれ、握り替えをスムーズにするための練習です。
ポイントは握り替えの練習だと意識すること。
無意識レベルで百発百中できるようになれたら相当なレベルです。
キャッチャーの下半身トレーニング方法はこちらで解説してます。
壁当て
2つ目の自宅や1人でできるキャッチャーの握り替え練習方法は壁当てです。
壁にボールを当てて、捕って、また投げる練習です。
ポイントはキャッチャーの構えをして壁当てをすること。
立ったまま壁当てするのも握り替えの練習になりますが、
キャッチャーの構えで壁当てをすればより実践に近くなります。
また、投げるときにはステップや体重移動も意識したいですね。
二塁送球タイムは上がるからね。
全体的なスローイング動作を速くして強いボールを投げられるように、
「捕る⇒握り替える⇒ステップ⇒体重移動」の一連の流れを意識しましょう。
キャッチャーが家でできる練習方法はこちらで解説してます。
送球まで考えた握り替え練習をしよう
キャッチャーの握り替えを速くする練習方法をお話しました。
これらの練習をすればキャッチャーのボールの握り変えは速くなります。
どの練習方法にも当てはまるんですが、握り替え練習のときは常にスローイングを意識しましょう!
ボールの握り替えがどれだけ速くなっても、送球フォームが遅かったら意味がありません。
目的はスローイングタイムを上げることなので、
常に投げ終わるまでをイメージして握り変え練習をしましょう。