「足袋型の野球スパイクを履くメリットとデメリットを知りたい!」

「足袋型の野球スパイクは高校野球でも使える?」

こんな風に思ってる方に向けて、足袋型の野球スパイクについてお話します。

今までのスパイクは先細りで幅が狭く足の指の力を発揮しにくい構造でしたが、
足袋型スパイクは先がワイドなので足の指の力を効率良く使える設計になってます。

すごいよねぇ〜

 

ただ理屈はわかるけど、実際どうなのかが気になるところです。

本記事では足袋型の野球スパイクのメリットとデメリット、
そして高校野球や少年野球の試合でも使用できるのかについてお話します。

個人的には足袋型の野球スパイクは今後の主流になってもおかしくはないと思ってます。

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足袋型野球スパイクとは?

野球界初の足袋型野球スパイクが誕生しました。

文字通り、足袋の形をした野球のスパイクです

 

開発したのは岡山県倉敷市にある岡本製甲株式会社

ミズノやアシックス、ナイキのような有名な会社ではありませんが、
岡本製甲株式会社は実力派のシューズメーカーです。

1950年に革靴製造販売店として創業し、2002年から野球シューズの製造を開始してるので、
謂わば「シューズ」のスペシャリスト。

また野球界では初の足袋型スパイクですが、
足袋型ウォーキングシューズやランニングシューズはすでに販売されてます。

つまり、思いつきで足袋型野球スパイクを発売してるわけではなく、
足袋シューズのパイオニアなので信頼と実績はあるんです。

『野球界初!』ですが、岡本製甲株式会社の足袋型野球スパイクの実力は本物です。

足袋型の野球スパイクのメリット

それでは足袋型の野球スパイクのメリットです。

主にこの3つのメリットが足袋型野球スパイクにはあります。

足の指の力を最大限に使える

足袋型野球スパイクの1つ目のメリットは足の指の力を最大限に使えることです。

従来の野球スパイクは足の指同士が違いので可動域が狭く、
1本1本の足の指を使ってる感覚はありません。

一方で足袋型の野球スパイクは足の指が広がる設計になってるので、
足の5本の指をすべて上手く使えます。

それにより足の指の力を最大限に使えるんです。

これは手で考えたら、わかりやすいと思います

 

手を閉じたまま物を掴むよりも手を開いたほうが力は入ります。

これと同じように足袋型の野球スパイクは足に力が入りやすいので、
バッティングや守備、走塁のときにさらにパワーアップできるんです。

足の親指や小指を痛める可能性を下げる

つぎの足袋型野球スパイクのメリットは、
足の親指や小指を痛める可能性を下げることです。

従来の野球のスパイクは先細りの形状なので、
足の親指から小指までの距離が狭く、ときどき痛くなるときもあったはずです。

ギューっと締め付けられる感じだね

 

でも足袋型の野球スパイクはワイド設計になってるので、
足の親指や小指への負担が少なくなり、痛める可能性を下げてくれてます。

足への負担を少なくする

足袋型野球スパイクの3つ目のメリットは足への負担を少なくすることです。

バッティングの時には踏み込んだり、走塁の時には地面を蹴ったり、
守備の時には踏ん張ったり。

こういうプレーのときには足の指が最大120%ほど広がるんだそうです。

これは腕立て伏せをイメージするとわかりやすいと思います。

足に力を入れる時には、足の指を広げるのが大切ってことです

 

従来のスパイクだと足の指の可動域が狭く、足への負担が集中してましたが、
足袋型スパイクなら足の指が広げる設計なので足への負担を軽減できます。

足への負担が少なくなれば、いつもより疲れにくくなったり、
怪我のリスクも限りなく少なくしてくれるんです。

野球アップシューズの選び方はこちらで解説してます。

足袋型の野球スパイクのデメリット

足袋型の野球スパイクは足の指が広がるので力が入り、
ワイドな設計になってるので足の親指や小指が痛くなる可能性も低いです。

ただ、デメリットがないわけではありません。

それではもう少し詳しく解説します。

普通の靴下は履けない

足袋型野球スパイクの1つ目のデメリットは普通の靴下は履けない点です。

一般的な野球のアンダーソックスは普通の靴下と同じように、
足の指の部分が分かれてはいません。

足袋型のスパイクを履くなら、一般的な野球のアンダーソックスでは無理です。

5本指のアンダーソックスか足袋型のアンダーソックスでなければ、
足袋型のスパイクは履けません。

なので足袋型のスパイクにした瞬間に、
今まで使っていた野球のアンダーソックスは使えなくなるんです。

その覚悟はしたほうがいいね!

 

少年野球のアンダーソックスの選び方はこちらで解説してます。

サイズ選びがめんどくさい

つづいての足袋型野球スパイクのデメリットは、サイズ選びがめんどくさいところです。

従来のスパイクは一般的な靴と同じように足の全長をベースに、
足の横が痛くならないように幅を考えて選びます。

足袋型の野球スパイクは、
それだけで最適なものを選べません

 

足の全長と足の指の長さもポイントです。

たとえば足の全長が27センチだったとしても、
足の指の長さが短い人は〇〇サイズ、足の指が長い人は〇〇サイズになります。

足袋型の野球スパイクは、サイズ選びがめんどくさいんです。

おすすめの白スパイクはこちらで紹介してます。

足の親指と人差し指の間が痛くなるかも

足袋型野球スパイクの3つ目のデメリットは、
足の親指と人差し指の間を痛める可能性があることです。

足袋型野球スパイクは、
とにかくサイズ選びが重要だよ!

 

もし自分の足に合わない足袋型の野球スパイクを選んでしまうと、
足袋型野球スパイクのメリットを得られませんし、下手したら足が痛くなります。

足袋型の野球スパイクは足の親指と人差し指がわかれてるので、
そこに負荷がかかりすぎると足の親指と人差し指の間は痛くなるんです。

スパイクの手入れ方法はこちらで解説してます。

足袋型の野球スパイクは実際どうなのか?

足袋型の野球スパイクにも従来のスパイクにも、
当然ですが良いところもあれば改善の余地もあります。

それらを引っくるめて、足袋型の野球スパイクは実際どうなのか?

『サイズさえ間違わなければ、足袋型の野球スパイク!』

個人的にはこんな風に思ってます。

従来のスパイクは足が縮こまるので力が伝わりづらいですし、
幅が狭いので足の親指や小指が痛くなることが多々ありました。

足の小指が痛くなるのは地味にイヤですよね

 

足袋型の野球スパイクなら足の指が開き、地面を掴みやすくなるので、
バッティングや守備、走塁時には足の力を最大限に発揮できます。

また、ワイド設計になので足の親指や小指の地味な痛みからも解放されます。

ただ、足袋型の野球スパイクの恩恵を受けるにはサイズ選びが最重要です。

自分の足に合う足袋型の野球スパイクを選ばないと効果を得られませんし、
下手したら足の親指と人差し指の間が痛くなる可能性がありますからね。

自分に合う足袋型の野球スパイクを選べたら、
間違いないないね!

 

野球におすすめのトレーニングシューズはこちらで紹介してます。

足袋型の野球スパイクは高校野球で使える?

足袋型野球スパイクについてお話しました。

足袋型野球スパイクのメリット&デメリット

【メリット】

・足の指の力を最大限に使える

・足の親指や小指を痛める可能性を下げる

・足への負担を少なくする

【デメリット】

・普通の靴下は履けない

・サイズ選びがめんどくさい

・足の親指と人差し指の間が痛くなるかも

足袋型の野球スパイクにはこのようなメリット&デメリットがあるので、
これらを踏まえた上で履くかどうかを決めましょう。

個人的には『サイズさえ間違わなければ、足袋型の野球スパイク!』です。

また、足袋型の野球スパイクは高校野球で使えます。

白スパイクタイプの足袋型の野球スパイクもあるので、
甲子園で話題になり、高校球児の当然のアイテムになりそうです。

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