「大谷翔平選手がアップのときに投げてる、あのボールはなに?」

こんな風に思ってるかたに向けて大谷翔平選手の練習ボールについてお話します。

大谷選手がプルペンに入る前のアップのときに色んな態勢から
壁に向かって投げているボールは「プライオボール」です。

全然聞かないボールだね

 

プライオボールは通常のボールより重たいです。

そのためプライオボールで練習をすれば投げるための筋力がアップし、
その結果、ボールが速くなったり強いボールを投げられるようになったりします。

本記事では大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の効果と使い方、練習方法、
そしてプライオボールの注意点について詳しく解説していきます。

プライオボールを練習に取り入れて、より強いボールを投げられるようになりましょう!

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大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」とは?

まず大谷翔平選手が練習で使ってるプライオボールについて簡単に解説します。

プライオボールはアメリカのシアトルにあるトレーニング施設「ドライブライン」が開発した、
6種類のゴム状のボールです。

6種類の内訳は

グレー:100g

イエロー:150g

レッド:225g

ブルー:450g

グリーン:1,000g

ブラック:2,000g

このようなラインナップ。

硬球が約145g、軟球のM号が約138g、軟球のJ号(少年用)が130gなので
基本的にはすべてのボールより重たいボールがプライオボールです。

しかもあのドライブラインが開発したんだよね!

 

トレーニング施設「ドライブライン」は野球の動作解析のパイオニア的な存在で、
メジャーリーガーだけでなく日本のプロ野球選手たちもオフに行く施設です。

トレーニンググッズとして、
間違いないってことだね

 

実際にトレーニング施設「ドライブライン」が開発したプライオボールは、
大谷選手だけではなく
ダルビッシュ有選手、伊藤大海選手、トレバー・バウアー選手…etc

超一流の選手たちがプライオボールを使ってるので練習効果の高さは間違いありません。

大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の効果

大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の効果です。

大きくこの3つの効果があります。

リリース力のアップ

1つ目のプライオボールの効果はリリース力のアップです。

プライオボールは硬球や軟球よりも重たい設計になってます。

そのためリリースポイント以外で腕や肩に力が入ってしまえば、
プライオボールを上手く投げられないんです。

ちょっとでも力が入ってれば、
かなり投げにくいよ

 

プライオボールを上手く投げるにはリリースポイント以外は極力リラックスして、
リリースのときに一気に力を放出するのがマストになってきます。

つまり、プライオボールで練習をすればリリース力がアップしてるんです。

手首の強化

つぎのプライオボールの効果は手首の強化です。

重たいプライオボールを投げれば、自然と手首の強化につながります。

重たいというのがキーワードです

 

しかし、重たいからこそ手首を怪我する可能性もあるので気を付けてください。

フォームの改善

最後3つ目のプライオボールの効果はフォームの改善です。

プライオボールは重たいので身体全体を使わないと上手く投げられません。

大谷選手も身体を目いっぱい動かしてるよね

 

プライオボールは腕や肩だけでは上手く投げられないので、
自然と身体全体を使って投げられるようになる効果もあります。

身体全体を使って投げるのは投手の1つのテーマですが、
プライオボールは投球動作で身につけられるのでより実践的なんです。

大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の使い方

つづいて大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の使い方です。

プライオボールはいくつもの使い方や練習方法がありますが、
おすすめの使い方はこの5つになります。

それでは1つずつ解説します。

振り向きながら投げる

1つ目のプライオボールの使い方(練習方法)は振り向きながら投げるです。

①投げる方向とは反対に身体を向ける

②両ひざを地面につける

③利き手と逆の足を前に出す(足を地面につけた投球フォームの形になる)

④利き手でボールを持ち、振り向きながらボールを投げる

このようにプライオボールを使うことで、
通常の投球フォームでは使わない筋力に負荷をかけられます。

プライオボールの重さはご自身の筋力レベルに合わせて、
ちょっと重たいと感じるレベルのものを選んでください。

おすすめはブルーの450gです

 

ただ、普段は使わない筋力に負担がかかるので決して無理はしないようにしましょう。

足が圧倒的にラクになる「フットラーク」はこちらで解説してます。

投げる腕と同じ側の足を出して投げる

つぎのプライオボールの使い方(練習方法)は投げる腕と同じ側の足を出して投げるです。

①投げる方向に身体を向ける

②投げる腕と同じ側の足を出す

③利き手でボールを持ち、身体をねじりながらボールを投げる

このようにプライオボールを使うことで、投げる側の脇や背筋、腕などに強めの負荷をかけられます。

プライオボールの重さはちょっと重たいと感じるレベルがおすすめです。

おすすめはグリーンの1,000gだね

 

投げる側だけに大きな負担がかかるので、練習量はコントロールしてください。

野球におすすめのマウスピースはこちらで紹介してます。

歩きながら投げる

3つ目のプライオボールの使い方(練習方法)は歩きながら投げるです。

①投げる方向に身体を向ける

②利き手でボールを持つ

②利き足→反対の足→利き足(ここで少し踏ん張る)→反対の足を出してボールを投げる

このようにプライオボールを使うことで、身体全体でボールを投げられます

こちらもプライオボールの重さはちょっと重たいと感じるレベルがおすすめです。

おすすめはグリーンの1,000gです

 

身体全体でボールを投げられるので重たく感じるボールでもいいと思います。

室内用バッティング練習ボールについてはこちらで紹介してます。

股割した状態で投げる

つづいてのプライオボールの使い方(練習方法)は股割した状態で投げるです。

①投げる方向に利き手と逆の肩を向ける

②利き手とは反対の足を投げる方向に出す(足を出す幅は肩幅より少し広くする)

③踏み出してる足のつま先も投げる方向に向ける

④その状態で腰を落とす(投球フォームのなかで足を踏み出した状態の股割バージョン)

④利き手でボールを持ち、反動をつけながらボールを投げる

このようにプライオボールを使うことで、
ふとももやふくらはぎ、そして股関節に負荷をかけられます。

プライオボールの重さはご自身の筋力レベルに合わせて、
ちょっと重たいと感じるレベルのものを選んでください。

おすすめはブルーの450gです

 

腕ではなく、股関節の動きを意識しながら投げるとGOODです!

杉本選手が愛用するシークエンスバットもおすすめです。

通常の投球フォームで投げる

最後のプライオボールの使い方(練習方法)は通常の投球フォームで投げるです。

①投げる方向に身体を向ける

②投球フォームでボールを投げる

このようにプライオボールを使うことで、
通常の投球フォームで使ってる箇所に負荷をかけられます。

プライオボールの重さは軽いものから使うのがおすすめです。

慣れてないのに一気に負担をかけるのは危険です

通常の投球フォームでの練習になるので慣れてないのに重たいボールを使えば、
投球フォームのバランスを見失ったり、怪我をしたりする可能性があります。

そこは気を付けてください。

外崎選手が愛用のバレルバットはこちらです。

大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の注意点

プライオボールを使うときには注意点があります。

それは無理をしないことです。

プライオボールは硬球や軟球よりも重たいので、
投げ続ければ肩やヒジ、脇腹などに負担がかかるすぎて怪我に繋がります。

プロ選手たちも
アップで使うのがメインだからね

 

また、重たいボールを投げすぎると投げる感覚も変わってしまいます

投げる感覚を良くするために練習してるのに、
これでは本末転倒です

 

プライオボールを使って練習をするときには、

投げすぎない

いつものボールもちゃんと投げる

この2つを注意しながら使いましょう。

山本由伸選手のフレーチャはこちらで紹介してます。

プライオボールで球速アップ

大谷翔平選手の練習ボール「プライオボール」の効果と使い方を解説しました。

プライオボールを使って練習をすれば、
ピッチャーの球速アップさせるために必要なトレーニングになります。

色んな練習方法がありますが、ご紹介した5つはおすすめなので試してみてください。

ただ!

プライオボールの投げすぎ、特に重たいプライオボールの投げすぎは怪我に繋がったり、
投げる感覚が大きく変わったりします。

その辺りを気を付けながらプライオボールを正しく使って、球速アップしましょう!

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