ノーアウトランナー1塁

ノーアウトランナー1塁での考えられる作戦とキャッチャーの配球(セオリー)を解説します。

細かいシチュエーションにすると分かりづらいので、

「序盤(1回~3回)」

「中盤(4回~6回)」

「終盤(7回~9回)」

この試合展開状況と足の速そうなランナー(仕掛けてきそうな走者)に絞ってお話します。

ノーアウトランナー1塁はピンチではありませんが、
キャッチャーの配球によっては相手チームに大きなチャンスを与えてしまいます。

考えられる相手の作戦を把握して、基本的な配球でバッター&ランナーと対峙しましょう。

ノーアウトランナー1塁で考えられる作戦

まずはノーアウトランナー1塁で考えられる作戦をまとめます。

バント

ノーアウトランナー1塁でオーソドックスな作戦はバントです。

序盤・中盤・終盤でも関係なくありえますし、
1点を争う投手戦なら是が非でもスコアリングポジションにランナーを進めたいはずです。

このケースのバントは2種類あります。

・最初からバントの構えをしてるケース

・セーフティ気味だったり、打つ体勢からバントをするケース

「バントの構えをしてないからバントはない!」と決めつけるのはやめましょう!

ノーアウトランナー1塁ではファースト方向に転がすのがセオリーなので、
頭に入れておくといいですね!

盗塁

足の速そうなランナーなら盗塁も考えられます。

・リードの大きさ

・ピッチャーがセットポジションに入ったときのランナーの足の重心

この2つをチェックして盗塁しそうか判断しましょう!

巧いランナーだとディレードスチール(意図的にスタートを遅らせる盗塁)も考えられます。

そのときには様子を見てランナーが進む方向に送球するか、
ボールを持ったまま2塁方向に走って1塁にランナーが戻るように追い込むといいですね!

ランナーが2塁に進まなければいいので、
2塁に送球してもOKです。

ディレードスチールの対策はこちらで解説してます。

ランエンドヒット

ショートの役割をしてる人

3つ目はランエンドヒットです。

ランエンドヒットとはランナーは必ずスタートして、
バッターはキャッチャーが送球しやすいボールならヒッティングする作戦です。

この作戦の特徴は、とにかくランナーを進めたいところ。

投球が大きく逸れたらキャッチャーは2塁送球がしにくいですし、
キャッチャーが投げやすいボールならバッターはゴロを打てばランナーを進塁できます。

キャッチャーからしたら厄介な作戦です。

エンドラン

最後4つ目はエンドランです。

エンドランとは、ランナーはスタートしてバッターは必ずヒッティングする作戦です。

ランエンドヒットとの違いは、バッターが必ずヒッティングすること。

捕手が投げやすいボールを打つのがランエンドヒット、
どんなボールでも打つのがエンドランってことだね!

この作戦はとにかくランナーを進めようというより、
チャンス拡大を狙ってることが多いですね!

ノーアウトランナー1塁での配球(セオリー)

ノーアウトランナー1塁のケースは考えられる作戦が一番多いので、
作戦の危険度をまとめていきます。

エンドラン>盗塁(ランエンドヒット)>バント

順番は「相手の作戦が見事にハマったときに受けるダメージの大きさ」で決めてます。

エンドランが上手くハマればノーアウトランナー3塁1塁、
盗塁ならノーアウトランナー2塁、バントならワンアウトランナー2塁ですよね。

ノーアウトランナー1塁なら、エンドランと盗塁を気をつける必要があります。

それを念頭に置きながら試合展開状況での配球(セオリー)を解説します。

序盤(1回~3回)

序盤は点差があってもなくてもバントの可能性が一番高いです。

先制点を取って試合の主導権を握りたいし、
点差があっても序盤なので1点ずつ返せばプレッシャーを与えられます。

序盤でのノーアウトランナー1塁の配球のセオリーは、

いかにバンドを簡単にさせないか?

どうやって盗塁を阻止するか?

この視点が大切になってきます。

バントがありそうなら「インコース高めのストレート」か「外に逃げる変化球」が有効的なので、
初球やカウントを整える場合にはこの2種類を上手く配球すると良いですね!

バッター有利のカウントならエンドランもあるので、
2塁送球に自信があるなら変化球でカウントを整えてもいいし、
自信がないならストレートでカウントを整えましょう。

キャッチャーのバント処理方法はこちらで解説してます。

中盤(4回~6回)

中盤で点差が離れてる場合ならバッターはそのまま打つケースが多いので、
点差があまり離れてない前提でお話します。

中盤はバントの可能性も高いですが、エンドランや盗塁(ランエンドヒット)も考えられます。

配球(セオリー)は、ピッチャー有利のカウントを早めにつくると良いですね!

理想はツーストライクを追い込むまでは速い系のボールを活用して、
ピッチャー有利のカウントになったらボール球を上手く使って三振を狙うことです。

注意ポイントは、安易に外のストレートを使わないこと。

盗塁を意識するとアウトコースのストレートを要求しがちになりますが、
エンドランもありえるので相手バッターは右打ち(ライト方向)を意識してます。

アウトコースに狙いを定めてるよね!

・インコース

・アウトコースから逃げる変化球

・高さはストライクでコースを外したストレート

この3つの球種を上手く使うといいですね!

キャッチャーのスローイングの基本はこちらで解説してます。

終盤(7回~9回)

終盤でのこのケースの配球は、ほとんど中盤と変わりません。

詳細の試合展開や相手のスタイルによって違いはありますが、
すべての作戦が考えられるケースです。

・バントなら簡単にさせない。

・盗塁なら二塁送球しやすいボールを要求する。

・エンドランなら簡単に右打ちをさせない。

この3つを意識すると良いですね!

終盤でハマると一番イタイ作戦はエンドランです。

安易にアウトコースのストレートを使わずに、
なる早でピッチャー有利のカウントを作りましょう!

盗塁もケアすべきなんですけどエンドランよりは試合の流れに影響を与えないですし、
エンドランを意識しておけば自然と盗塁も警戒するので問題ありません。

終盤のノーアウトランナー1塁は守備が上手くハマれば、
試合の流れを一気に自チームに引き寄せられるので配球をうまく組みたてましょう。

ピッチャーにも手伝ってもらう

『ノーアウトランナー1塁|考えられる作戦とキャッチャーの配球(セオリー)』を解説しました。

ノーアウトランナー1塁のケースは相手が仕掛けられないように早めにバッターを追い込むこと、
「エンドラン」「盗塁」「バント」の順番で警戒しながら配球を組み立てるといいですね!

またピッチャーにも投げるリズムを変えてもらったり、
牽制をしてもらったりして手伝ってもらうのも大切です。

相手チームのチャンスが拡大しないようにピッチャーとのコミュニケーションも大切にしましょう!

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