「キャッチャーの股関節を柔らかくできるストレッチ方法を知りたい!」

こんな風に思ってる方に向けて、
キャッチャーの股関節を柔らかくできるストレッチ方法をお話します。

キャッチャーを守るなら、股関節の柔軟性は大切です。

キャッチャーの構えをしたときに疲れにくいですし、
ワンバウンド処理(ブロッキング)姿勢もスムーズにできるようになります。

とはいえ、身体が硬い選手にとってストレッチは苦行です。

痛いからね…、普通に

 

本記事ではキャッチャーの股関節が柔らかいほうがいい理由、
そして股関節を柔らかくできるストレッチ方法をご紹介します。

股関節が超絶硬かった私が色んなストレッチ方法を試した結果、
股関節を本当に柔らかくできた効果実証済みのストレッチです。

キャッチャー歴は25年です

 

多少の痛みは伴いますが、股関節は柔らかくなるので、ぜひ試してみてください。

キャッチャーの股関節は柔らかいほうがいい理由

まずキャッチャーを守るなら股関節は柔らかいほうが良い理由をお話します。

メリットがないなら、
柔らかくする必要はないからね

 

股関節を柔らかくするだけで、これだけのメリットがキャッチャーにはあるんです。

ショートバウンド処理が安定する

1つ目のキャッチャーの股関節が柔らかいほうがいい理由は、
ショートバウンド処理(ブロッキング)が安定するからです。

ピッチャーの投球がショートバウンドになったときに、
両膝をついたブロッキング体勢になります。

そのときに股関節が硬いと腰が浮くんです。

股の間のスペースが広くなって、
トンネルする可能性が高くなります

 

また、股関節が硬いとショートバウンド処理(ブロッキング)姿勢になるのが遅くなり、
ショートバウンド処理が安定しなくなります。

逆に股関節が柔らかければ股の間のスペースは小さくなるのでトンネルしにくいですし、
ショートバウンド処理姿勢にスムーズになれるのでブロッキングが安定するんです。

 

ショートバウンドの止め方はこちらで詳しく解説してます。

スローイングが安定する

つぎのキャッチャーの股関節が柔らかいほうがいい理由はスローイングが安定するからです。

キャッチャーがスローイングするとき、常にベストな体勢では投げられません。

ピッチャーの投球がショートバウンドしたり高めに浮いたり、
バッターに近いボールだったりと、バランスの悪い状態のほうが多いです。

そのときに股関節が硬いと柔軟には対応できません

股関節が柔らかければ可動域が広くなるので柔軟に対応できますし、
ステップの体重移動もスムーズにできるので、スローイングが安定します。

スローイングは下半身だからね

 

スローイングの安定にはコントロールや下半身強化も必要ですが、股関節の柔らかさもポイントです。

 

キャッチャーのスローイングの基本はこちらで解説してます。

怪我防止になる

最後3つ目のキャッチャーの股関節が柔らかいほうがいい理由は怪我の防止です。

股関節が硬ければ怪我をするわけではありませんが、
キャッチャーの股関節が硬ければ身体に大きな負担がかかります。

キャッチャーの構えやブロッキング体勢、
スローイングなどは自然と股関節に力がかかってます

 

その場合、股関節の硬いキャッチャーと股関節の柔らかいキャッチャーとでは、
股関節への負担のかかり方が大きく違うんです。

硬いスポンジと柔らかいスポンジと同じ理屈だよ。
柔らかいほうがパワーを吸収してくれるんだよね

 

キャッチャーは股関節を柔らかくするだけで防げる怪我もあるので、
積極的にストレッチをして柔軟性を高めましょう。

 

キャッチャーの下半身トレーニング方法はこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーの股関節を柔らかくするストレッチ方法

それではキャッチャーの股関節を柔らかくするストレッチ方法です。

股関節のストレッチ方法はいくつもありますが、
私が高校時代に色々と試して、本当に柔らかくなったのはこの2つです。

種類が大切なのではなく、
股関節が柔らかくなるかどうかが最重要ですからね

 

それでは1つずつストレッチの方法を解説します。

割座

1つ目のキャッチャーの股関節を柔らかくするストレッチ方法は割座です。

お姉さん座りだね!

 

両ヒザを地面につけてから肩幅くらいまで広げて、
そのままの状態でお尻を下げていき、両足の間にお尻を入れていきます。

正座の両ヒザを開いてるバージョンです

 

割座のポイントは、お尻が地面に近づくように下に落とすこと。

股関節が硬い場合、まったくと言って良いほどお尻が地面につきそうにないですし、
お尻を地面に近づけようとするとめちゃくちゃ痛いです。

でも、無理せずに毎日コツコツと続ければ確実に股関節は柔らかくなりますし、
割座の姿勢は足首も柔らかくしてくれます。

割座の姿勢はショートバウンド処理(ブロッキング)姿勢でもあるので、
キャッチャーの股関節ストレッチのなかで1番おすすめの方法です。

 

肩を強くする方法はこちらで紹介してます。

股割り

つぎのキャッチャーの股関節を柔らかくするストレッチ方法は股割りです。

両足を肩幅より少し大きく開いて、そのまま腰を落とします。

股割りのポイントは、両ヒザを足のつま先よりも前に出ないようにすることです。

逆に両ヒザが足のつま先よりも前に出てしまったら、
股関節にも太ももにも負荷がかからず、ストレッチにもトレーニングにもなりません。

お尻を真後ろに下げられるように、
両ヒザの位置を確認しよう

 

股割りは通常時の捕球体勢のときに似てるので、
股割りで股関節を柔らかくできれば、自然と通常時の捕球体勢が安定します。

 

キャッチャーの構え方はこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーの股関節の柔軟性は大事

キャッチャーの股関節を柔らかくするストレッチ方法をご紹介しました。

キャッチャーの股関節の柔軟性はホントに大事です。

股関節の可動域が広がればキャッチャーの構え方やショートバウンド処理、
スローイングが安定し、怪我防止にも繋がりますからね。

私もいろんな股関節のストレッチ方法を試してきましたが、効果があるのはこの2つです。

この2つの股関節ストレッチを毎日コツコツと続ければ、
確実に股関節は柔らかくなっていきます、それは効果実証済みです。

本当に硬かったですが、
今はそれなりに柔らかいです

 

1日だけ思いっきり負荷をかければ柔らかくなるものでもないので、
地味で痛いんですけど、プレーを安定させるためにストレッチを続けたいですね。

Twitterをフォローして最新情報を受け取る