キャッチャーをチラ見してるバッター

「キャッチャーをチラ見してくるバッターの対処法は?」

「キャッチャーをチラ見するバッターは守備妨害でしょ。」

「このバッター、打つ前にこっちを見てくる…。どうすればいい?」

こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーをチラ見するバッターへの対処法を解説します。

たまにキャッチャーをチラ見してるバッターっていますよね。

これはキャッチャーの構える位置をチラ見して、
どこのコースにボールが来そうなのかをカンニングするためです。

そんなバッターを見て「せこい!」と思うのは当然なんですけど、
バッターがキャッチャーをチラ見するのは守備妨害ではありません!

明らかにキャッチャーを見てるバッターなら審判は注意してくれますが、
バッターにペナルティーなどは一切ないのです。

キャッチャーをチラ見したら無条件で1ストライクとか、
そういうペナルティーはありません。

 

なのでキャッチャーが対処する必要があります。

本記事ではキャッチャーをチラ見するバッターの心理状況、
そしてチラ見バッターへの対処法をお話していきます。

僕が15年以上のキャッチャー生活のなかでチラ見してくるバッターと何度も対戦し、
そのなかでたどり着いた5つの対処法です。

キャッチャーをチラ見するバッターは守備妨害じゃない

プロ野球の試合ではあまり見かけませんが、
高校野球やアマチュアの試合でキャッチャーをチラ見するバッターって、たまにいますよね。

ピッチャーが投球モーションに入った瞬間に頭を少しだけ後ろに動かして、
キャッチャーの構えやキャッチャーミットの位置を見てきます。

「スポーツマンシップを感じられない…」

「それはカンニングと同じだろ!」

「そこまでして打ちたいのか?」

こんな風に「せこい!」と思われるかもしれませんし、
キャッチャーをチラ見するバッターって、守備妨害じゃないの?」と思うかもしれません。

でも、キャッチャーをチラ見するバッターに守備妨害は適用されません。

どれだけバッターがキャッチャーをチラ見しても、
注意されるくらいでペナルティは一切ないんです。

 

個人的にはマナー違反だと思いますし、サイン盗みと同じレベルだと感じますが、
現状の野球のルールでは審判にはどうすることもできません。

なのでチラ見してくるバッターには、キャッチャーが対処するしかないんです!

 

キャッチャーのサイン盗みの対処法はこちらで解説してます。

キャッチャーをチラ見するバッターの心理状況

具体的な対応策についてお話しするまえに、
まずはキャッチャーをチラ見するバッターの心理状況を考えてみます。

対策をするには、まずは相手を知ることです。

 

・コースを絞りたい

・球種を予測したい

・バッティンングに自信がない

キャッチャーをチラ見するバッターには、主にこの3つの心理状況があると思います。

コースを絞りたい

まず1つ目のキャッチャーをチラ見するバッターの心理状況は、コースを絞りたいからです。

ほとんどはこの心理状況だね。

 

次に来るボールがインコースアウトコースか分かるだけでも、
バッターはかなり打ちやすくなりますよね。

球種を予測したい

つぎのキャッチャーをチラ見するバッターの心理状況は、球種を予測したいからです。

試合の中盤や終盤になるとピッチャーの球種やキャッチャーのリードの傾向など、
相手チームは把握してきます。

そうなるとバッターは、キャッチャーミットの位置だけで球種を大体絞れるんですよね。

・初球のアウトコースはストレートが多め。

・インコースなら変化球はない。

・スコアリングポジションでアウトコースなら変化球が多め。

ほとんどのバッターはコースを確認するためにキャッチャーをチラ見しますが、
試合の中盤や終盤になると球種もこのように予測できるようになります。

コースと球種が分かれば、バッターが打てる確率はグンっと上がりますよね。

バッティングに自信がない

最後3つ目のキャッチャーをチラ見するバッターの心理状況は、
バッティングに自信がないからです。

「なぜコースを確認したいのか?」

「どうして球種を予測したいのか?」

こう考えてみるとわかりやすいんですけど、
シンプルにバッティングに自信がないからコースと球種を知りたいんだと思います。

「そこまでして打ちたいの?」ではなくて、
実は「そこまでしないと打てる気がしない」に近いんだよね。

 

実際に良いバッターになるほどキャッチャーをチラ見しませんし、
プロ野球のバッターたちがキャッチャーのチラ見なんてしませんよね。

本当に良いバッターはキャッチャーではなく、
ピッチャーと戦ってますからね!

 

キャッチャーをチラ見してしまうバッターは、
実はバッティングに自信がなかったり、打席に迷いがあったりします。

この心理状況を抑えておけば、チラ見するバッターへの対処法が見えてきますよね。

キャッチャーをチラ見するバッターへの対処法

それではキャッチャーをチラ見するバッターへの対処法を解説します。

・構えるタイミングを遅らせる

・逆コースに構える

・逆球のサインを作る

・ピッチャーへの掛け声で迷わせる

・キャッチャーミットを動かしまくる

私がキャッチャーをしてきたなかで効果のあった5つの対処法です。

構えるタイミングを遅らせる

キャッチャーをチラ見するバッターへの1つ目の対処法は、
構えるタイミングを遅らせることです。

バッターがキャッチャーをチラ見するタイミングは、
ピッチャーが投球モーションに入った瞬間になります。

なので少しだけ構えるのを遅くすれば、バッターはキャッチャーの位置を確認できません。

ピッチャーの的としての役割がおろそかにはなりますが、
構えるタイミングを遅らせるのはかなり効果的です。

この対処法で大体はOKだよ!

逆コースに構える

つづいてのキャッチャーをチラ見するバッターへの対処法は、逆コースに構えることです。

チラ見するバッターは、キャッチャーの位置を見て「コース」と「球種」を予測してます。

バッターがチラ見するタイミングだけ
逆コースに構えるのは有効です。

 

ただ、この対処法には注意点が2つあります。

・ピッチャーに伝えておく。

・何度もやらない。

チラ見してくるバッターが相手チームにいたら、
攻撃イニングのときに「逆コースに構えるから!」と伝えましょう。

ちゃんと共有をしておかないと、ピッチャーはどこに投げればいいのかわからなくなりますからね。

また、何度も逆コースに構えると相手バッターにバレます。

時間の問題だね。

 

連続して逆コースに構えるのではなく、
要求通りのコースに構えるのも混ぜて、相手バッターにバレない工夫するといいですね!

逆球のサインを作る

3つ目のキャッチャーをチラ見するバッターへの対処法は、逆球のサインを作ることです。

これは「逆コースに構える」のアップデート版だね!

 

相手チームのほとんどのバッターがキャッチャーをチラ見してくるなら、
逆球のサインを作ってしまったほうが早いです!

そのほうがピッチャーも混乱しませんし、逆コースに構えるよりもバッターは混乱します。

ただ、この方法はピッチャーのコントロールが生命線です。

もしコントロールに自信のないピッチャーなら、この方法はおすすめできません。

ピッチャーへのかけ声で迷わせる

4つ目のキャッチャーをチラ見するバッターへの対処法は、
ピッチャーへのかけ声で迷わせることです。

キャッチャーをチラ見するバッターは、
バッティングに自信がないか、打席のなかで迷うクセがあります。

なので、キャッチャーからピッチャーへの声掛けで迷わせるのも十分に可能です。

・「ズバッと行こう」と言って、変化球を要求する。

・「低めを意識しよう」と言って、高めのボールを要求する。

・「変化球が調子いいね」と言って、ストレートを要求する。

このようにピッチャーへのかけ声と逆のボールを要求するだけでも、バッターに迷いが生じます。

迷いはバッティングを中途半端にさせます。

 

ピッチャーへの掛け声でバッターを迷わせるのは古風な対処法ですが、
意外と効果はあるので、ぜひ試してみてください。

ピッチャーへのかけ声はこちらで紹介してます。

キャッチャーミットを動かしまくる

最後5つ目のキャッチャーをチラ見するバッターへの対処法は、
キャッチャーミットを動かしまくることです。

これはバッターにコースや球種を絞らせない目的ではなく、
バッターの集中を乱すのが目的になります。

バッターがキャッチャーをチラ見したとき、キャッチャーミットが動きまくってたらイヤですよね?

気が散って集中できないと思います。

 

バッターの気を散らせれば、思うようなバッティングはできません。

キャッチャーミットを上下左右に動かしたり、キャッチャーミットで音を出したり、
地面をバンバンと叩いたりと。

あまり褒められたプレーではないですし、審判に注意される可能性もありますが、
バッターの集中を乱すには良い方法です。

バランスは意識しよう!

キャッチャーをチラ見するバッターの対処法を解説しました。

・構えるタイミングを遅らせる

・逆コースに構える

・逆球のサインを作る

・ピッチャーへの掛け声で迷わせる

・キャッチャーミットを動かしまくる

この5つの対処法が私のキャッチャー人生のなかで効果のあった方法です。

これらを駆使して「キャッチャーをチラ見しても意味がない」、
こんな風にキャッチャーをチラ見してくるバッターに思わせたら成功です。

ただ!

キャッチャーをチラ見するバッターへの対処法を実践すると、
ピッチャーは相当投げづらくはなります。

ピッチャーが投球をしづらくなりすぎないように、対処法とのバランスを意識するといいですね!

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