プロ野球のエースナンバーといえば18ですが、
実は12球団のなかには18ではないチームもあります。
「プロ野球の12球団のエースナンバーは何番?」
「なんでその番号がエースナンバーとして定着したの?」
こんな風に思ってる方に向けて、
プロ野球の12球団のエースナンバーと定着した理由をお話します。
背番号18がエースナンバーになった理由は諸説ありますが、
歴代のピッチャーたちが活躍するとエースナンバーになることが多いです。
コンテンツ
プロ野球の12球団のエースナンバー〜セ・リーグ編〜
プロ野球の12球団のエースナンバーセ・リーグ編からお話します。
それでは1球団ずつ解説します。
読売ジャイアンツ:18番
読売ジャイアンツのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
堀内恒夫
桑田真澄
菅野智之
この3人が18番をつけていた時点で、巨人のエースナンバーは18で決まりですよね。
巨人のエースナンバーが18になった理由
読売ジャイアンツのエースナンバーが18番になった理由は、
凄いピッチャーから凄いピッチャーへ継承されたからでしょう。
背番号18を付けた堀内恒夫氏はV9時代にエースとして活躍し、
その後に引き継いだのがKKコンビの一角・桑田真澄氏。
その桑田真澄氏も18番をつけてエースとして活躍し、
そこから読売ジャイアンツのエースナンバーになっていきました。
エースナンバーになった典型的な例ですね
中日ドラゴンズ:20番
中日ドラゴンズのエースナンバーは20番です。
背番号20を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
杉下茂
権藤博
星野仙一
フォークボールの神様・杉下茂氏から「権藤、権藤、雨、権藤」の権藤博氏、
そして星野仙一氏と引き継がれた背番号20。
文句なしで中日のエースナンバーは20でしょう。
中日のエースナンバーが20になった理由
中日のエースナンバーが20になった理由は、
巨人と同じく歴代のピッチャーたちの継承です。
星野仙一氏から小松辰雄氏、そして炎のストッパー・宣銅烈氏へと引き継がれてます。
中日のエースナンバーは歴代の背番号20たちが恥じない成績を残し続けたからでしょう。
東京ヤクルトスワローズ:17番
東京ヤクルトスワローズのエースナンバーは17番です。
背番号17を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
松岡弘
川崎憲次郎
川島亮
清水昇
松岡弘氏からの川崎憲次郎氏へのリレーで確定でしょう。
ヤクルトのエースナンバーが17になった理由
ヤクルトのエースナンバーが17になった理由も
凄いピッチャーから凄いピッチャーへの継承です。
残り9勝で通算200勝に到達した松岡弘氏から
カミソリシュートでヤクルトの黄金期を支えた川崎憲次郎氏。
そして、期待された川島亮氏へ背番号17は引き継がれ、
2021年時点では清水昇氏が付けています。
阪神タイガース:18番
阪神タイガースのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
若林忠志
野田浩司
藪恵壹
阪神は背番号19と迷いましたが、
200勝投手・若林忠志氏がつけていた背番号18がエースナンバーでしょう。
阪神のエースナンバーが18になった理由
阪神のエースナンバーは18か19で迷います。
背番号18には200勝投手・若林忠志氏や藪恵壹氏、
背番号19には小林繁氏や川尻哲郎氏がいますからね。
実績で言うと背番号18がエースナンバーですが、
ストーリーで言うと背番号19がエースナンバーになります。
巨人のエースナンバーが18番だから、
それを超えるように阪神のエースナンバーは19番にしたいそうです。
どっちになるのか注目だね!
横浜DNAベイスターズ:17番
横浜DNAベイスターズのエースナンバーは17番です。
背番号17を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
斉藤明雄
盛田幸希
三嶋一輝
横浜も背番号18と迷いました。
ハマの番長・三浦大輔氏が付けてましたからね。
ただ、横浜の背番号18は三浦大輔氏しか活躍してない創業1年目の背番号なので、
エースナンバーではないかなと思います。
横浜のエースナンバーが17になった理由
横浜のエースナンバーが17になった理由も
名投手から名投手への背番号の継承です。
横浜の背番号18は三浦大輔氏だけですが、
背番号17にはシーズン10勝以上をした名投手ばかり。
横浜DNAベイスターズの背番号17はチームを支えてきたエースナンバーです。
広島東洋カープ:18番
広島東洋カープのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
佐々岡真司
前田健太
森下暢仁
この3人が付けてれば、広島東洋カープのエースナンバーは18でしょう。
広島のエースナンバーが18になった理由
広島のエースナンバーが18になった理由もエースからエースへの継承です。
小さな巨人・長谷川良平氏から始まり、歴代のエースに引き継がれ、
佐々岡真司氏、前田健太氏、森下暢仁氏へと引き継がれてます。
黒田博樹氏の背番号15もエース番号候補でしたが、永久欠番になりました。
今後も引き継がれてほしいです
FAの人的補償のルールはこちらで解説してます。
プロ野球の12球団のエースナンバー〜パ・リーグ編〜
つづいてプロ野球の12球団のエースナンバーパ・リーグ編です。
それでは1つずつお話します。
ソフトバンクホークス:21番
ソフトバンクホークスのエースナンバーは21番です。
背番号21を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
杉浦忠
工藤公康
和田毅
左のエースナンバーのイメージが強いですが、
歴史的に見ても21番がソフトバンクのエースナンバーでしょう。
ソフトバンクのエースナンバーが21になった理由
ソフトバンクのエースナンバーが21になった理由は歴史ですね。
杉浦忠氏から始まり、工藤公康氏、和田毅氏へと引き継がれています。
左のエースナンバーのイメージが強いですが、
千賀滉大氏や岩嵜翔氏なども一時期は付けてました。
ロッテマーリンズ:18番
ロッテマーリンズのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
伊良部秀輝
清水直行
涌井秀章
ロッテのエースナンバーの始まりは、伊良部秀輝氏でしょう。
ロッテのエースナンバーが18になった理由
ロッテのエースナンバーが18になった理由は、
伊良部秀輝氏から清水直行氏へのリレーでしょう。
伊良部秀輝氏から始まり、引き継いだ清水直行氏も十分な成績を収めたので、
文句なしに18番がエースナンバーになりました。
プロ野球のプロテクトのルールはこちらで詳しく解説してます。
西武ライオンズ:18番
西武ライオンズのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
郭泰源
松坂大輔
涌井秀章
この3選手がつけてたなら、文句なしに背番号18がエースナンバーですよね。
西武のエースナンバーが18になった理由
西武のエースナンバーが18になった理由は、
郭泰源氏から松坂大輔氏、涌井秀章氏への磐石な繋ぎでしょう。
これほどまでに綺麗なエースの継承は珍しいです。
西武の背番号18は、これからもエースナンバーでしょう。
プロ野球のリクエスト制度についてはこちらで解説してます。
オリックスバッファローズ:18番
西武ライオンズのエースナンバーは18番です。
背番号18を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
米田哲也
山口和男
山本由伸
オリックスは金子千尋氏から山岡泰輔氏に引き継がれた19番と迷いましたが、
歴史的に考えると18番が妥当かなと思います。
オリックスのエースナンバーが18になった理由
オリックスのエースナンバーが18になった理由は、
19よりも歴史が長いからですね。
活躍度でいえば18も19もそこまで変わりませんが、
18番のほうが歴史的には古いです。
歴史的な観点もポイントになってきますね
現役ドラフトの仕組みはこちらで解説してます。
楽天イーグルス:18番
楽天イーグルスのエースナンバーは18番でしょう。
チーム的に歴史が浅く、田中将大氏しか相応しい成績を残してませんが、
楽天は背番号18がエースナンバーで異論のある人は少ないと思います。
楽天イーグルスのエースナンバーが18になった理由
オリックスのエースナンバーが18になった理由は、
田中将大氏が付けていたからです。
エースナンバーになるのはありえないからね
ですが、田中将大氏が背番号18をつけて収めた成績は異次元すぎですし、
ドラマチックでもあるんですよね。
巨人に匹敵するくらい背番号18がエースナンバーなのは楽天でしょう。
WBCとオリンピックとプレミア12の違いはこちらで解説してます。
日本ハムファイターズ:11番
日本ハムファイターズのエースナンバーは11番です。
背番号11を付けた歴代の選手はこちら。(※抜粋)
ダルビッシュ有
大谷翔平
日本ハムは岩本勉氏が付けいた18番と迷いましたが、
継承という意味で考えると11番かなと思います。
日本ハムのエースナンバーが11になった理由
日本ハムのエースナンバーが11になった理由は、
ダルビッシュ有氏から大谷翔平氏への継承でしょう。
メジャーでも活躍できる出世番号の要素もあります
プロ野球のエースナンバーのなかでは、もっともスケールの大きい番号だと思います。
FAの仕組みはこちらで解説してます。
エースナンバーと言われるには?
プロ野球の12球団のエースナンバーについてお話しました。
【セ・リーグ】
読売ジャイアンツ:18番
中日ドラゴンズ:20番
東京ヤクルトスワローズ:17番
阪神タイガース:18番
横浜DNAベイスターズ:17番
広島東洋カープ:18番
【パ・リーグ】
ソフトバンクホークス:21番
ロッテマーリンズ:18番
西武ライオンズ:18番
オリックスバッファローズ:18番
楽天イーグルス:18番
日本ハムファイターズ:11番
これが各球団のエースナンバーです。
プロ野球のエースナンバーは18番と言われることが多いですが、
それだけでは決まりません。
各球団の歴史が大きく関係してきますし、
エースに相応しい成績を2代続けて収める。
それが出来て、エースナンバーと認められるのだと思います。