野球の世界大会には、

オリンピック

WBC

プレミア12

この3つがあります。

一体、何が違うの?そりゃ、運営母体は違うんだろうけど…

今回はこんな疑問を持ってる方に向けて、
『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』の違いを解説します。

また、この3つのなかで1番凄い大会はどれなのかも考えてみました。

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』の違い

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は何が違うのか?

この4つのポイントで比較していきます。

運営母体

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は運営母体が違います。

オリンピック:IOC (国際オリンピック委員会)

WBC:WBC (MLB機構)、WBCI (MLBの選手会※労働組合)

プレミア12:WBSC (世界野球ソフトボール連盟)

同じ世界大会ではありますが、運営母体が違うんです。

この運営母体によって大会の中身がガラリと変わってきます。

歴史

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は歴史も違います。

オリンピック:1904年に野球が公開競技として実施される(※1992年に正式種目へ)

WBC:2006年に第1回目の開催

プレミア12:2015年に第1回目の開催

オリンピックの野球大会が1番歴史がありますが、
以前はプロ野球選手は参加せず、アマチュアの日本代表が参加していました。

バットも金属だったんだよね〜

 

またWBCとプレミア12の時系列は、WBCが先でプレミア12が後。

WBCのほうが開催が早かったので野球の世界大会の人気度は、
プレミア12よりも高いのかもしれません。

他にも理由はありますが…。

開催時期

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は、どれも4年に1度の開催です。

でも、うまいこと年度が被らないようになってます。

オリンピック:2008年、2012年、2016年、2021年(コロナの影響)

WBC:2006年、2009年、2013年、2017年、2023年(コロナの影響)

プレミア12:2015年、2019年、2024年?(コロナの影響)

また開催される月も違います。

『オリンピック』は7月〜10月くらい、『WBC』は3月〜、『プレミア12』は11月なので、
『WBC』は日本プロ野球のシーズン前、『プレミア12』はシーズン後ってことです!

ちなみに『WBC』は日本プロ野球のシーズン前に開催されるとのことで、
当初はNPBも日本プロ野球選手教会も不参加の方向でした。

ただ、見えない圧力によって参加することになった経緯があります。

出場国数

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は、出場国数も違います。

オリンピック:8カ国(東京オリンピックは6カ国)

WBC:16カ国(2023年からは20カ国)

プレミア12:12カ国

出場国の選び方もそれぞれで違います。

オリンピックは開催国以外は予選で出場できる国が決まり、
WBCはMLB機構が選んだ国、プレミア12はWBSC世界野球ランキングのトップ12国です。

またオリンピックとプレミア12の関係(IOCとWBSC)は強いです。

というのもオリンピックから野球競技が外されたため、
WBSCがプレミア12を企画したという経緯があります。

なのでプレミア12の優勝国は、オリンピック予選に参加せずとも出場できる権利もあります。
(※オリンピックに野球競技が採用された場合)

メジャーリーガーの参加

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』は、
メジャーリーガーが参加するかどうかも違います。

オリンピック:参加しない

WBC:参加する

プレミア12:参加しない

メジャーリーガーが参加するのは基本的にWBCだけです。

オリンピックやプレミア12などはメジャーリーガーは参加せず、
マイナー選手たちが基本的には参加してます。

 

東京オリンピックに大谷翔平選手などメジャー勢がいない理由はこちらです。

『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』で1番凄いのはどれ?

野球の世界大会『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』。

「一体どれが1番凄い大会なのか?」

これは間違いなく、ワールドベースボールクラシック(WBC)です。

大会のレベルを上げるにはメジャーリーガーが参加するかどうか、
これがポイントになってくると思います。

WBCはMLB機構が主催する大会なのでメジャーリーガーは出場しますが、
オリンピックやプレミア12には出場しません。

つまりWBCなら日本代表にダルビッシュ有選手や大谷翔平選手などが
招集される可能性がありますが、オリンピックやプレミア12なら可能性はないってことです。

そうなると大会のレベルの高さは、間違いなくWBCになります。

またイチロー選手は「オリンピックはアマチュアの最高の大会」、
「WBCは各国のプロのベストメンバーで挑む大会」だと発言してます。

メジャーリーガーの認識はイチロー選手と同じ人が多いのではないでしょうか。

各国のメジャーリーガーが意識高く挑むワールドベースボールクラシック。

野球の世界大会のなかで1番レベルの高いのはWBCで間違いないでしょう!

 

2021年東京オリンピックの野球に出場する国をまとめてます。

どれも面白いのは間違いない!

今回は、『オリンピック』と『WBC』と『プレミア12』の違いを解説しました。

この3つの野球の世界大会には色々と違うポイントがありますが、
大きく違うのはこの4つです。

運営母体

大会の成り立ち

出場国

メジャーリーガーの出場

一番のポイントは運営母体。

どこが主催する大会なのかでレベルの高さは変わってきます。

そう考えるとMLB機構が運営するWBC (ワールドベースボールクラシック)が1番凄いんですが、
『オリンピック』『WBC』『プレミア12』どれも面白いと思います。

レベルの高さは違いますが、同じ野球ですからね!

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