「ファーストの役割を知りたい!」
「ファーストに適正とかあるの?」
「ファーストになったから守備位置や捕り方、動き方のコツを教えてほしい。」
こんな風に思ってるかたに向けて、野球のファーストについてお話します。
ファーストはボールを捕るだけだから簡単だと思われがちです。

たしかにファーストのメインプレーは送球を捕ることですが、それだけではありません。
本記事では野球のファーストの役割と適正、そして守備位置や捕り方、動き方のコツを解説します。
名手・井端氏もファーストは難しいと言ってるくらいなので、甘く見過ぎないようにしたいですね。
コンテンツ
野球のファーストの役割

まずはファーストの役割です。
この8つがファーストの役割になります。
送球を捕る

1つ目のファーストの役割は送球を捕るです。

ランナーなしの状態で内野ゴロが飛んだり、振り逃げされたりしたら、内野手はボールをファーストに投げます。
これらの内野手の送球を確実にキャッチするのがファーストの一番の役割。
振り逃げのルールはこちらで解説してます。
牽制球を捕る

つぎのファーストの役割は牽制球を捕るです。
ランナーが1塁にいるならピッチャーから牽制、二次リードが大きければキャッチャーからの牽制があります。
それも確実に捕球するのもファーストの役割。

後逸したり、大きく逸らしたりするばランナーに進塁されますし、ファーストが捕れなければピッチャーもキャッチャーも牽制しにくいです。
キャッチャーの1塁牽制はこちらで解説してます。
打球を捕る

3つ目のファーストの役割は打球の処理です、
ファーストには左バッターの強烈な打球が飛んできたり、右バッターからは回転のかかった打球がきたりします。
それを上手く捕ったり、最低でも前にボールを落としたりするのもファーストの役割です。
ファーストはベースが近い分、エラーしたときのチームのガッカリ感はかなり大きいです。
バントを処理する

つづいてのファーストの役割がバント処理。
このようなケースはファースト側にバントしてくる可能性が高いです。
バッターのバントの構えを観察して、適切にバント処理をするのもファーストの役割。

ピックオフプレーに加わる

5つ目のファーストの役割がピックオフプレーです。
ランナー1塁
ランナー2塁
ランナー2塁、1塁
これらのケースのピックオフプレーはファーストの動きがポイント。
ファーストの動き出しが早ければバッターにバレて、思いっきりヒッティングされて、ピンチが拡大します。

ピックオフプレーの動き方はこちらで解説してます。
外野手の中継プレーに入る

つぎのファーストの役割が外野手の中継プレーです。
外野フライや長打などを打たれた場合、ファーストは中継プレーに入ります。

外野手からの送球を確実に捕球して、素早く握り変えて、キャッチャーに正確なスローイングをするのもファーストの役割です。
ポロリとしたり、握り変えをミスしたり、中途半端な送球をしたりすればセーフになってしまいます。
1塁ランナーの動きを伝える

7つ目のファーストの役割は1塁ランナーの動きを伝えるです。
ランナー1塁のときは盗塁の可能性があります。
ランナーがスタートをきったら大きな声で「走った!」など声を出し、バッテリーに伝えるのもファーストの役割。
もちろん、キャッチャーからもランナーは見えてます。
でも、投球が逸れたり、ショートバウンドになったりしたら、まずはボールを捕ることに集中しないといけません。
そのときにファーストの声があれば、キャッチャーは捕球姿勢を変えられます。

カバーする

最後8つ目のファーストの役割はカバーです。
長打を打たれた時のセカンドベースのカバー
三本間(三塁と本塁の間)プレーのホームベースカバー
このようなカバーもファーストの役割になります。

ピッチャーが3塁に牽制したときのサードからの返球カバーもファーストの役割です。
ファーストに適正がある人

それではファーストに適正がある人の特徴をお話します。
5つの特徴がある人はファーストに最適です。
捕球能力が高い

1つ目のファーストに適性のある人の特徴は捕球能力が高いです。
これは内野手の送球だけではなく、
内野ゴロ
フライ
ショートバウンド
ハーフバウンド
すべてのボールへの対応力の高い人はファーストの適正があります。

どんなバウンドでもボールでも捕れる力があれば最高です。
ファーストの完全捕球についてはこちらで解説してます。
適切な状況判断ができる

つぎのファーストに適性のある人の特徴は適切な状況判断ができること。
ファーストは、ピッチャーとキャッチャーの次に試合でボールを多く触るポジションです。
プレーに関わることが多いので、適切な状況判断が求められます。
たとえばランナー1塁でバントされた場合、ピッチャーが捕るのか、キャッチャーが捕るのか、ファーストが捕るのか判断しないといけません。

またボールを2塁と1塁のどちらに投げるかもファーストが判断できればチームはありがたいです。
試合の展開を客観的に見て、適切な状況判断をできる人はファーストの適正があります。
身長が高い

3つ目のファーストに適性のある人の特徴は身長が高い人です。
低いボールなら誰でも対応ができます。
でも、高いボールの守備範囲は身長の高い人が遥かに有利。

股関節が柔らかい

つづいてのファーストに適性のある人の特徴は股関節が柔らかい人です。
これは内野手の送球を捕るときに役立ちます。
送球がハーフバウンドになりそうなとき股関節が硬いと足を伸ばせないので、上手くバウンドを合わせるか、ボールを身体で止めるしか選択肢はありません。
でも股関節が柔らかければ足を伸ばせるので、ハーフバウンドをショートバウンドで捕れます。

股関節を柔らかくするストレッチ方法はこちらで解説してます。
左利き

最後5つ目のファーストに適性のある人の特徴は左利きの人です。
右利きよりも左利きの人のほうがファーストの適正があります。
その理由は送球をするときに有利だから。
たとえばファーストゴロをセカンドに送球する場合、右利きなら身体を反転させて(※背中をホームに向けて)投げます。
でも、左利きならそのままセカンドにボールを投げられます。

またランナー1塁、3塁で中間守備シフトを敷いててファーストゴロが飛んだ場合も左利きのほうが有利です。
右利きのファーストが2塁にボールを投げようとすると3塁ランナーから目が離れます。

でも左利きなら2塁にボールを投げるギリギリまで3塁ランナーを見られます。
なので3塁ランナーはホームを狙いにくいですし、万が一、3塁ランナーがスタートしても直ぐにホームにボールを投げられます。
これがファーストには左利きが有利と言われる所以です。
ファーストの守備位置

ファーストの守備位置は主に3パターンです。
この3つの守備位置を試合の展開や相手バッターなどを考えながら使い分けていきます。
ファーストベースの前

1つ目のファーストの守備位置はファーストベースの前です。
ファーストの前で構えたほうがいい場面は、
送りバント
セーフティーバント
バックホーム体制
この3つのケースです。
ファーストベースの横

つづいてのファーストの守備位置はファーストベースの横です。

この位置ならファーストベースを見失うことはありません。
ファーストベースの後ろ

最後3つ目のファーストの守備位置はファーストベースの後ろです。
ファーストベースの後ろで構えたほうがいい場面は、
左の強打者
1塁ランナーがいても牽制をしない状況
この2つのケースです。
左の強打者なら強い打球に備えたほうがいいですし、バッター勝負ならファーストベースの後ろにいたほうが守備範囲が広がります。
状況に合わせて守備位置を細かく変えましょう。
ファーストの捕り方や動き方のコツ

ファーストの捕り方と動き方のコツです。
内野ゴロやフライなど基本的なことは他のポジションと同じですが、ファーストならではのコツがあるので、少しお話していきます。
捕り方のコツ

ファーストの捕り方のコツはファーストミットを下から上に動かすことです。
内野手からの送球も下から上に動かすイメージでファーストミットを動かせば、ショートバウンドやハーフバウンドが来ても対応できます。

高めの送球は、そのまま反応して捕球すればOKです。
動き方のコツ

つぎにファーストの動き方のコツです。
ファーストは意外とやることが多いので動きに迷うときもありますが、ポイントは何を優先するのか?
1塁ランナー
得点圏ランナー
バッター
試合の展開や点差、打順などで守備側の優先事項は変わります。

逆に「このケースでは、この動き」みたいに覚えてしまうと、柔軟性がなくなり、迷ってしまったらポジショニングが難しくなります。
『今の試合状況なら1番の優先はなにか?』
これを意識するのがファーストの動き方のコツです。
他の野球ポジションはこちらで解説してます。
ファーストの上手いチームは常勝チーム!
野球のファーストの役割と適正をお話しました。
試合のなかで1番アウトを取れる場所であり、やることも実は多いのがファーストです。
つまり、ファーストの上手いチームは常勝チームになれます。

だからこそ、ファーストに守備の上手い選手を当てられるのが常勝チームなんです。





