「バットのバランスについて知りたい!」
こんな風に思ってる方に向けて、バットのバランスについてお話します。
バットには「トップバランス」「ミドルバランス」「ニア(カウンター)バランス」、
この3種類のバットのバランスがあります。
どれもメリット&デメリットがあるので、自分に合うバランスを見つけるのがポイントです。
本記事ではバットのバランスの種類やそれぞれの特徴、
そして自分に合うバットのバランスの決め方を解説します。
最適なバットのバランスを選び、自分らしいバッティングをしましょう。
コンテンツ
バットにはバランスがある
もう少し詳しくバットのバランスについてお話します。
バットにはバランスが3タイプあります。
「バットの重心がどこにあるか?」です
トップバランスはバットの芯から先端にかけて、ミドルバランスは芯付近、
ニア(カウンター)バランスは芯からバットの根元に重心があるタイプです。
バットのバランス(重心)がどこにあるかで、
スイングのしやすさ
ボールへの力の伝わり方
バットの重さの感じ方
これらが変わってくるので、自分のバッティングスタイルに合うバットのバランスを探しましょう。
トップバランスのバットの特徴
それではトップバランスの特徴からお話します。
トップバランスはバットの芯から先端にかけて重心があるので、
バットの遠心力をフルに活用できます。
スイング力だけではなく遠心力も活用できるのでボールが遠くに飛びやすく、
一般的には長距離ヒッター(ホームランバッター向け)と言われてます。
それではもう少し詳しくトップバランスのメリット&デメリットをお伝えします。
メリット
トップバランスのメリットは、バットの遠心力をフルに使える部分です。
バットの遠心力をフル活用すれば、引っ張った打球も流した打球も他のバランスより飛びます。
また、バットのしなりを活かしたインサイドアウトのスイング軌道なら、
よりバットの遠心力を活用できるのもメリットです。
デメリット
トップバランスのデメリットは、バットを重たく感じる部分。
同じ重さの「トップバランス」「ミドルバランス」「ニア(カウンター)バランス」だと、
トップバランスが一番重たく感じ、ニアバランスが一番軽く感じます。
同じ重さではありますが、感じ方は大きく変わるんです。
またトップバランスは使いこなせなかったら最悪のバランス。
トップバランスに見合うスイング力がないと遠心力を活用できないので、
スイングが波をうち、打球が弱くなるんです。
その点はトップバランスの気をつけたいデメリットになります。
少年野球のトレーニングバットの選び方はこちらで紹介してます。
ミドルバランスのバットの特徴
つづいてミドルバランスの特徴です。
ミドルバランスはバットの芯を中心に重心があるので、3タイプのなかで1番スムーズにスイングできます。
一般的には中距離ヒッター向けと言われてますが、
ミドルバランスだからホームランを打てないわけではありません。
それではもう少し詳しくトップバランスのメリット&デメリットをお伝えします。
メリット
ミドルバランスのメリットは、3タイプのなかで1番スイングをしやすい部分です。
バットの重心が先端でもなく、手前でもないので、
バランスよくスイングをできます。
オーソドックスなバットのバランスがミドルバランスです。
デメリット
ミドルバランスのデメリットは、とくにありません。
バランスが良いのでこれと言った悪い部分はないんですが、
あえてデメリットを上げるとするなら大きな特徴がないこと。
トップバランスやニア(カウンター)バランスは大きな特徴があるので、
それぞれのバランスのメリットをバッティングのときに活かせます。
でも、ミドルバランスには大きなメリットもないので、
バットのバランスによるバッティングへの影響はほぼないんです。
大きくなるってことです
ただ、どのバランスでも自身のスイング力がベースなので、
ミドルバランスに限ったデメリットではありません。
それくらいミドルバランスにはデメリットがないんです。
少年野球におすすめのビヨンドバットはこちらで紹介してます。
ニア(カウンター)バランスのバットの特徴
最後にニアバランスの特徴です。
ニア(カウンター)バランスはバットの芯から根元にかけて重心があるので、
バットコントロールしやすいです。
バットの遠心力がかからない分、バットコントロールをしやすいので、
一般的にはアベレージヒッター(単打狙い向け)と言われてます。
それではもう少し詳しくトップバランスのメリット&デメリットをお伝えします。
メリット
ニア(カウンター)バランスのメリットは、
3タイプのなかでバットコントールをしやすい部分です。
ニア(カウンター)バランスはバットのグリップ寄りに重心があるので、
バットを自由自在にコントロールできます。
木に釘を打つときにトンカチを長く持つよりも、
短く持ったほうが釘を綺麗に打てる確率はあがります。
これと同じでバットの重心がグリップに近いほど、バット操作がしやすくなるんです。
また3タイプのなかで1番バットを軽く感じられるメリットがあります。
デメリット
つづいてニア(カウンター)バランスのデメリットです
ニア(カウンター)バランスのデメリットは、
バットの遠心力をほとんど活用できない部分になります。
トンカチを短く持って釘を打てばヒット確率は上がりますが、
トンカチの重さを活用できず、釘は刺さっていきません。
一方でトンカチを長く持って釘を打てばヒット確率は下がりますが、
トンカチの重さを最大限に活用できるので、1回のヒットで釘はかなり刺さっていきます。
この力の伝わり方の原理がニア(カウンター)バランスにも共通してるんです。
ホームランや二塁打などの長打を打てないわけではありませんが、
ニア(カウンター)バランスはバットの遠心力を使えないので厳しくはなります。
少年野球におすすめのブラックキャノンシリーズはこちらで紹介してます。
バットのバランスの決め方
それではバットのバランスの決め方です。
どんなバッターなのか?
どんなバッターになりたいのか?
この2つを考えてからバットのバランスを決めます。
身体が大きく、スイング力もあり、ガンガン長打を打ちたいならトップバランス、
身体が小さく、スイング力は弱いから単打狙いをしたいならニア(カウンター)バランス。
どちらも何とも言えないならミドルバランス。
また初めて野球をやる人や小学生にもミドルバランスをおすすめします。
ミドルバランスのバットから始めてみて、それからバランスを変えても遅くはありません。
ちなみに一般的なバットはトップバランスとミドルバランスが主流です。
「ニアバランスを優先にするのか、それとも使いたいバットを優先するのか?」
答えのない問いではありますが、使いたいバットを優先するのをおすすめします。
少年野球の軟式バットの選び方はこちらで解説してます。
初めてならミドルバランスがおすすめ
バットのバランスについてお話しました。
トップバランス:打球は飛ぶが、重たく感じる
ミドルバランス:1番スイングしやすい
ニア(カウンター)バランス:バットコントロールはしやすいが、打球は飛びにくい
それぞれのバランスには特徴があるので、自分がどんなタイプのバッターなのか、
どんな打者になっていきたいのかで選ぶといいですね。
もし、ちょっとでも迷ってるならミドルバランスをおすすめします。
バットの重心のバランスが良いのでスイングしやすいですし、
打球も飛びやすしですし、バットコントロールも十分にできます。
まずはミドルバランスを試してみて、それからトップバランスやニアバランスなどに切り替えましょう。