キャッチャーのリードの基本を解説します。

リードを組み立てる上で大切なのは3つです。

打者を観察する

投手の調子を考慮する

試合の状況を考える

この3つを考えて組み立てるのがキャッチャーリードの基本です。

この3つを1つずつ解説するとめちゃくちゃ長くなってしまうので、
本記事では概要だけをお話して、詳細は別のページで解説してます。

リードを考えるうえでこの3つは、めちゃくちゃ大切なんです!

配球とリードの違い

まずは配球とリードの違いです。

配球=セオリーをベースにした投球の組み立て

リード=その日の状況で考える投球の組み立て

配球とは「セオリーをベースにした投球の組み立て」です。

ランナー1塁でのバッターのセオリーは右打ち。
それを考えてインコースに要求するのが配球です。

 

一方でリードとは「その日の状況で考える投球の組み立て」です。

ランナー1塁のセオリーは右打ちだけど、
このバッターは引っ張ってきそうだなぁと感じて、
あえてアウトコースを要求するのがリードです。

 

これが配球とリードの違いですね!

イメージ的には「配球の進化版がリード」でもOKです。

配球とリードの違い

なので、キャッチャーがリードを組み立てるときには、
野球のセオリーをちゃんと知ってるのが前提になります。

セオリーを無視したリードは、
セオリーをちゃんと知ってるからできるんだよね!

 

リードだけではなく、野球のセオリーの勉強もちゃんとやりましょう!

配球とリードの違いはこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーのリードの基本

それではキャッチャーのリードの基本を解説します。

この3つを考えてリードを組み立てるのが基本です。

打者の様子

1つ目は打者の観察です。

バッターを観察する目的はこの3つです。

バッターを観察する目的

苦手なボールを見つける

狙い球を探る

どうすれば体勢を崩せるか考える

この3つすべてが分かれば打ち取れる可能性は高くなりますし、
1つでもわかればそれだけでも有利なリードをできますよね!

この3つを知るためにバッターを様々な角度から観察します。
スタンス、トップの位置、ステップの位置、見逃し方…etc。

1つでも多くのバッター情報を掴んでリードに活かす

これはキャッチーのリードの基本の1つです。

リードするときのバッターの観察ポイントはこちらで解説してます。

投手の調子

つぎが投手の調子です。

いつもいつもピッチャーの調子は同じではありませんよね。
ストレートが良い日もあれば、変化球が良い日もあります。

ブルペンや試合では、投手の調子に敏感になりましょう!
ピッチャーの調子の観察ポイント

ストレートの球威

変化球のキレ

コントロール

投球フォーム

腕の振り

この5つのポイントでピッチャーの調子をチェックするといいですね!

どのボールが良くてどのボールが調子が悪いのかを知っておくだけで、
リードの質は変わってきます。

また、その日その日にピッチャーの自信のあるボールを聞きましょう。

ツーアウト満塁、バッター4番でフルカウント、何で勝負する?

こんな風に聞けばピッチャーがその日に自信のあるボールを教えてくれます。

球種だけでなくコースも聞こうね!

 

ピッチャーがキャッチャーミット目掛けて投げてくれるからリードは成立します。

しっかりとピッチャーと意思疎通するのもキャッチャーのリードの基本です。

ピッチャーの調子を考えたリードの仕方はこちらで解説してます。

試合の流れ

最後3つ目は「試合の状況を考える」です。

得点差があるならアウト優先のリードでOKですし、
逆に僅差の試合なら点を与えないリードが必要になってきます。

リードを組み立てるときには試合の状況もポイントになんですよね!

試合状況の観察ポイント

試合の流れ

得点差

自チームの打線状況

相手ベンチの様子

これらのポイントを観察してリードに活かしましょう。

とくに試合の流れには敏感になったほうがいいですね!

試合の流れが良いときには何をやっても上手くいきますが、
試合の流れが悪いときはアンラッキーが続きます。

この試合の流れを掴めないと泥沼にハマります…。

 

流れが良い時はそれに乗れるように、
悪い時にはそれを立ち切れるようにリードをしましょう!

試合の状況を冷静に分析して、リードに活かすのも基本です。

試合状況の観察ポイントはこちらで解説してます。

リードは根拠作りが大切!

キャッチャーのリードの基本を解説しました。

キャッチャーがリードを組み立てるには、まずは配球がベースになります。

その配球をベースに、

バッター

ピッチャー

試合の状況

この3つのポイントで組み立てるのがリードの基本です。

なぜリードするときに色々と観察するのかというと根拠作りなんですよね!

どうしてインコースのストレートなのか?」「なぜアウトコースの変化球なのか?
1球1球の意図をちゃんと考えることが、良いリードに繋がっていきます。

根拠のないボールを減らし、ピッチャーを好リードして、チームを勝利に導きましょう!

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