少年野球のキャッチャーは、構えるだけでも大変です。

座ってるだけだから疲れないポジションだと勘違いされがちですが、
ピッチャーの次にキャッチャーは疲労がたまります。

ピッチャーが投球するたびに座ったり立ったり、
ときには大声を出して指示をしたり、盗塁されたら思いっきり投げたりと。

野球はピッチャーとキャッチャーから始めるので疲れるんです。

だからこそ、キャッチャーの構え方は大切になってきます。

今回は、少年野球のキャッチャーの練習方法『構え方編』を解説します。

キャッチャーには疲れない構え方はありませんが、
正しい構え方ができるように練習すれば、疲れにくくはなります。

少年野球のキャッチャーの正しい構え方

まずは少年野球のキャッチャーの正しい構え方です。

これは少年野球のキャッチャーだからではなく、
キャッチャーを守るんだったら身につけておきたい構え方です。

足の幅:両足を肩幅より0.5足〜1足分広げる。

足の角度:左足のつま先を30度くらい開く。右足は構えやすい角度。

3点立ち:右足のかかとを浮かせる。

背中の角度:70度〜80度くらい。

キャッチャーミットの角度:ちゃんとピッチャーにキャッチャーミットの面を見せる。

右手の位置:ランナーなし…右足スパイクのかかとを触るくらい。ランナーあり…右脇腹を触るくらい。

大体はOKだと思うんですけど、3点立ちは意外と知られてないですよね。

キャッチャーは普通に座って構えるとかかとに重心がかかるので、
どうしても腰が落ちすぎたり、立ちにくくなったりします。

重心が「かかと」にかかりすぎるから、
疲労が溜まってしまうんですよね。

 

3点立ちで構えれば右足の重心はつま先に必ずかかってきます。

その結果、キャッチャーの構え全体の重心が後方にかかりにくくなり、
お尻が下がらないですし、立ちやすい姿勢にもなるんですよね!

これがキャッチャーの基本的な構え方なのでマスターしましょう!

 

キャッチャーの構え方はこちらで詳しく解説してます。

少年野球のキャッチャー練習方法|構え方編

それでは少年野球のキャッチャー練習方法『構え方編』を紹介します。

1球だけなら先ほど解説したキャッチャーの基本的な構え方はできますが、
1試合フルになると小学生だと結構なキツさなんですよね。

そして、疲れると基本的な構え方をできなくなり、
余計に疲れる→正しい姿勢で構えられない→さらに余計に疲れる」という
脱出しようがない負のループへと突入してしまいます。

少しでも疲労軽減できるように、これらの練習をしましょう!

股関節のストレッチ

1つ目の少年野球のキャッチャー練習方法『構え方編』は、股関節のストレッチです。

キャッチャー姿勢で構えるとき、ショートバウンドを身体で止めるとき、
股関節が柔らかければ柔らかいほど疲れません。

「硬いもの」と「柔らかい」を曲げるとき、
どっちのほうが力がいるのかと同じ理屈だよ!

 

身体が硬いとどうしても力が入って、余計に疲れてしまうんですよね。

また他のポジションを守ることになったとしても、
股関節が柔らかければ柔軟にプレーできるようになります。

野球をするなら股関節の柔らかさは武器になるんです!

小学生は基本的に身体が柔らかいので、
それを維持するイメージで股関節のストレッチをしましょう。

股関節を柔らかくするストレッチ方法はこちらで解説してます。

腕のトレーニング

つぎの少年野球のキャッチャー練習方法『構え方編』は、腕のトレーニングです。

小学生にとってグローブは重たいものですし、
キャッチャーミットなら鉛のような重たさを感じるものなんですよね。

でも、試合中に疲れたからとキャッチャーミットを構えないわけにいかないので、
腕のトレーニングもしておきましょう!

とはいえ、腕立て伏せとかダンベルを使うとかの必要はありません。

アップするときにもキャッチャーミットを装着するなど、
隙あればキャッチャーミットをつけるのを習慣にしましょう!

それだけで小学生にとっては十分な腕のトレーニングになりますし、
素振りでも腕のトレーニングになるのでガッツリ鍛える必要はないです。

下半身のトレーニング

最後3つ目の少年野球のキャッチャー練習方法『構え方編』は、下半身のトレーニングです。

キャッチャーの構え方をするときに1番疲労が溜まるのが下半身であり、
下半身が疲れてくると基本的な構え方ができなくなっていきます。

キャッチャーもピッチャーと同様に下半身強化はマストなのです!

ただ腕のトレーニングと同様にスクワットをやりまくったり、
トレーニング器具を使ったりする必要はありません。

過度なヒザの曲げ伸ばしは、
成長痛を引き起こす原因にもなります。

小学生キャッチャーにおすすめの下半身トレーニング方法は股割りですね!

過度にヒザの曲げ伸ばしをしなくて良いですし、
自重トレーニングなので身体への負担を少なくしながら下半身を鍛えられます。

お相撲さんの四股もおすすめだよ!

 

股割りや他の下半身トレーニング方法はこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーの正しい構え方を鏡の前で練習しよう!

もし今まで何も意識しないで構えてたなら、
今回ご紹介したキャッチャーの構え方は違和感でしかないと思います。

また、すぐにできる構え方でもありません。

とくに3点立ちは最初は上手くいかないと思います。
僕も慣れるまで苦労しました…。

 

自分の身体に染みつくまでは、キャッチャーの正しい構え方を鏡の前で練習するといいですね!

ちょうど良い鏡がない場合は、
夜の窓ガラスでも良いよね!

 

鏡の前で練習するときのポイントは、
正しい構え方だけではなく、審判の目線も意識することです。

自分が構えやすくて、審判もキャッチャーミットを見やすい。

小学生キャッチャーにとっては難易度が少し高めかもですが、
そこまで出来れば鏡の前の練習はパーフェクトです!

 

少年野球のキャッチャー練習方法「ボールの捕り方編」はこちらで解説してます。

地味で辛いけど大切です!

【少年野球のキャッチャー練習方法|構え方編】を解説しました。

キャッチャーの構え方の練習は地味で辛いですが、
基本中の基本のトレーニングなのでしっかりと励んでください。

構え方がヘタクソなキャッチャーは、いつまでも上手くなれないので…。

また、鏡の前での練習はキャッチャーの基本的な構え方だけでなく、
スローイング、キャッチング、ブロッキングでも効果的です。

正しいフォームを鏡の前でチェックして、そのフォームで練習しましょう!

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