「キャッチャーのタッチプレーに基本はあるの?」
「キャッチャーのタッチの仕方を教えてほしい!」
「キャッチャーは片手タッチしたらダメなの?」
こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーのタッチプレーの基本を解説します。
キャッチャーのタッチプレーもとても重要なプレーです。
外野手と内野手が素晴らしい中継プレーをしてホームに繋げても、
キャッチャーがタッチしたときに落球してしまえば1点を与えてしまいます。
ランナーにタッチすることが大切です。
ただ、アウトかセーフのギリギリのタイミングなのに慎重にタッチしに行ってしまうと、
間一髪でランナーがセーフになってしまう可能性もあります。
確実に捕球をしてランナーにタッチするのがキャッチャーの役割ですが、
最大の役割は相手チームに点を与えないことなので、時にはギャンブルプレーも必要です。
つまり、キャッチャーのタッチプレーには「慎重さ」と「大胆さ」が求められるわけです。
本記事はキャッチャーのタッチプレーが必要な場面やタッチの基本、
両手タッチと片手タッチの使い分けやランナーのタッチする位置など解説します。
キャッチャーのタッチプレーを基本を抑え、
ケースバイケースで柔軟に対応し、相手チームに点を与えないようにしましょう!
コンテンツ
キャッチャーのタッチプレーが必要な場面
まずはキャッチャーのタッチプレーが必要な場面です。
キャッチャーのタッチプレーは、満塁以外のケースのすべてに必要になります。
キャッチャーのタッチプレーは必要です。
ランナー3塁
ランナー3塁、2塁
タッチアップ
タッチアップも外野手がフライを捕ったらバッターはアウトなので、
塁が埋まらずにタッチプレーになります。
このようにキャッチャーがホームを守るときは、ほとんどがタッチプレーなんです!
キャッチャーは最後の砦なのでタッチプレーの基本をしっかりと抑えて、
不要な点数を与えないようにしましょう!
キャッチャーのタッチ方法の基本
キャッチャーのタッチ方法の基本を解説します。
キャッチャーは、両手タッチが基本です。
キャッチャーミットのなかにあるボールを右手で握り、ランナーにタッチする
これがキャッチャーのタッチプレーの基本です。
よりボールを落とす可能性はなくなるよ!
『キャッチャーミットのなかのボールを右手で握り、
キャッチャーミットの裏でランナーにタッチをする』
これがキャッチャーのタッチ方法の基本であり、
このやり方であれば余程でない限りボールがキャッチャーミットから落ちません。
キャッチャーの両手タッチと片手タッチの使い分け
キャッチャーのタッチの基本は両手タッチです。
でも「タイミングがギリギリの場合」や「ランナーが回り込んだ場合」など、
両手でタッチをしにいったらセーフになってしまうケースもあります。
その場合には、片手タッチに切り替えましょう!
「慎重にタッチをしたからランナーがセーフになった」では意味がありません。
両手タッチするよりも、ランナーをアウトにするほうが優先順位は高いので、
間一髪になりそうなら迷わずに片手タッチをするといいですね。
ただ、片手タッチは両手タッチと比べて落球する可能性が高いプレーになります。
一種のギャンブルプレーなんです。
片手タッチで落球をしてランナーがセーフになったら最悪なので、
そんな状況にならないように片手タッチも極めていきましょう!
キャッチャーの片手タッチのコツ
それではキャッチャーの片手タッチのコツについてお話します。
キャッチャーの片手タッチのポイントは3つです。
この3つのポイントを意識すれば、片手タッチにしても落球はしにくくなります。
キャッチャーミットの芯で捕球する
1つ目のキャッチャーの片手タッチのコツは、
確実にキャッチャーミットの芯で捕球することです。
両手タッチの場合は、キャッチャーミットの芯から少しズレても右手で修正できます。
一方で片手タッチの場合は右手で修正ができないので中途半端な部分でボールを捕ると、
ランナーにタッチしたときに落球する可能性があります。
片手タッチのときには確実にキャッチャーミットの芯で捕球できるように集中しましょう!
キャッチボールやブルペンなどで確認するといいですね。
もし、どこで捕ってもボールが落ちそうなら、
キャッチャーミットにポケットがない可能性があります。
キャッチャーミットにポケットがないと完全捕球が難しいので、ポケットを作りましょう!
キャッチャーミットのポケットの作り方はこちらで解説してます。
キャッチャーミットを小さく動かす
つづいてのキャッチャーの片手タッチのコツは、キャッチャーミットを小さく動かすことです。
ボールを落としてしまう原因はキャッチャーミットを大きく動かしたり、
ランナーがキャッチャーミットに衝撃を与えたりしまうからです。
この2つの可能性を極限まで減らすために、
片手タッチのときにはキャッチャーミットを小さく動かします。
「ランナーはそのまま走ってくるのか、それとも回り込んでくるのか?」
このようにランナーを観察して「ここだ!」と思う位置に最短距離でタッチしにいったり、
「なるべく優しく」ランターにタッチしたりするといいですね!
また、ランナーは確実にホームベースに近づいてきます。
ランナーを深追いをせずに、ギリギリまで引きつけるようにすれば上手くいきます。
タッチアップについてこちらで解説してます。
ホームベースのお尻を意識する
キャッチャーの片手タッチの最後のコツは、ホームベースのお尻を意識することです。
ホームベースのキャッチャー側に尖ってる部分だよ。
回り込んでくるランナーのほとんどは、
ホームベースのお尻(尖ってる部分)へのタッチを狙ってきます。
もし自分がランナーで回り込むなら、ホームベースのお尻へのタッチを狙いますよね。
なので片手タッチするときには、ホームベースのお尻の部分を意識しましょう!
「ホームベースのお尻の部分までタッチする!」
キャッチャーはこのイメージで片手タッチをしにいけば、
余程でない限り、ランナーにタッチをかわされることはありません。
キャッチャーのカバーリングの動き方はこちらで解説してます。
キャッチャーがタッチするランナーの場所
最後にキャッチャーがタッチするランナーの場所です。
キャッチャーがランナーにタッチするときの理想の場所は、
ホームベースに一番近い身体の部分になります。
スライディングなら「右足か左足」
ヘッドスライディングなら「右手か左手」
ランナーがスライディングしてないなら「腰」
この位置を目安にして、ランナーにタッチしましょう。
ランナーがホームベースにタッチできてなければ、審判は確実にアウトだとジャッジできます。
ただ、コリジョンルールがあるので身体でブロックするのではなく、
必ずキャッチャーミットでランナーの手や足を止めるといいですね。
キャッチャーのコリジョンルールの対策はこちらで解説してます。
キャッチャーのタッチプレーは「細心かつ大胆に」
キャッチャーのタッチプレーの基本を解説しました。
キャッチャーのタッチプレーは両手が基本です。
この基本を理解したうえで、ケースバイケースに応じてタッチ方法を切り替えます。
ギリギリのタイミングなら片手タッチ
片手タッチの3つのポイントを守る
ランナーへのタッチはホームベースに1番近い場所が理想
片手タッチはギャンブルプレーではありますが、
これらのポイントを抑えておけば、落球する可能性は低くなります。
両手タッチでランナーをアウトにできるなら、それに越したことはありません。
ただ、どのようなタッチ方法であってもランナーをアウトにできれば、
キャッチャーとしては100点満点なのは事実です。
キャッチャーのタッチプレーは、「細心かつ大胆に!」いきましょう!