キャッチャーが外野からの送球を捕るときの構え方

 「外野からの送球をなかなか上手く捕れない…」

「外野送球のカットプレーはどう判断すればいいの?」

「キャッチャーがランナーにタッチするときの基本は?」

こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーの外野からの送球の捕り方を解説します。

外野からのスローイングが難しいバウンドになってもキャッチャーが華麗にキャッチし、
ホームに突入してくるランナーをタッチアウト!

これはキャッチャーの魅せ場ではありますが、実は難しいプレーです。

中途半端なバウンドなら「前に出る」「待つ」「後ろに下がる」の判断が必要ですし、
カットプレーの判断を間違えればランナーはセーフになります。

キャッチャーがミスをしたら1点と責任も多いプレーです。

 

本記事では外野からの送球を捕るときの構え方やカットプレーの判断方法、
そして本塁に突入してくるランナーへのタッチの仕方を解説します。

最後の番人であるキャッチャーのプレーには責任が伴いますが、
それを華麗にこなすのが本当のキャッチャーのカッコ良さです。

外野送球の捕球方法をマスターし、1点を守りましょう!

キャッチャーの外野からの送球の捕り方

早速、キャッチャーの外野からの送球の捕り方を解説します。

・大きく構える

・両足は肩幅より少し広くする

・中腰になる

・構える位置は外野ポジションで変える

・キャッチャーミットは下から上に動かす

この5つのポイントを意識してプレーができれば、
外野からの送球を上手く捕球できるようになります。

それでは1つずつ実際のプレーの流れも入れながら、少し詳しく解説していきます。

大きく構える

まず1つ目のキャッチャーの外野送球の捕り方は、大きく構えるのがポイントです。

これは外野手に「投げる場所はここだよ!」とアピールするためです。

飛んだり跳ねたりまでする必要はありませんが、
外野手がスローイングモーションに入るまえに両手や右手を上にあげましょう!

そうすれば外野手はどこに投げたら良いのか分かりやすくなります。

ずーっと両手や右手を上にあげてると捕球への動作が遅くなるので、
外野手が捕球して一瞬キャッチャーを見るタイミングで大きく構えるといいですね!

両足を肩幅より少し広くする

つづいてのキャッチャーの外野送球の捕り方は、
両足を肩幅より少し広くするのがポイントです。

両足の幅が狭すぎても広すぎてもスムーズに動けなくなるので、
肩幅よりも2足分くらい広げて構えましょう。

両足を広げて構えるタイミングは、外野手が送球モーションに入ったときです。

外野がスローイング体制になってるときはホームの方向はあまり見てないので、
キャッチャーは外野送球を上手く捕球できる体制に移っていきます。

中腰になる

キャッチャーの外野送球の捕り方は中腰になるのが3つ目のポイントです。

中腰になる角度はキャッチャーミットを下げたときに、
キャッチャーミットの先端が地面に着くのがベストポジションになります。

これが外野送球を上手く捕るための
最大のポイントにつながります。

 

外野からの送球で中腰になるタイミングは、両足を開くタイミングと同じです。

外野手がスローイングモーションに入ったら両足を肩幅2足分ほど広くして、
キャッチャーミットの先端が地面にちゃんと付く中腰の姿勢で構えます。

このキャッチャーミットを地面に着けた体勢が、
外野からの送球を捕る時のキャッチャーの基本姿勢です。

構える位置は外野ポジションで変える

つぎのポイントは、構える位置です。

外野からの送球を捕球するための構える位置は、
「レフト」「センター」「ライト」で若干違います。

レフトからの送球を構える位置は、ベースの右上に立つのが基本です。

ランナーの走路を確保するようにしましょう!

【レフトからの送球を待つ位置】

レフトとセンター(外野手)からの捕球の位置

センターからの送球を構える位置はベースの正面。

右上でも問題はありませんが、センターが投げる場所を正確に判断できないので、
ベースの正面に立って、スローイングを待ったほうがいいですね。

この位置ならランナーの走路も確保できています。

【センターからの送球を待つ位置】

二遊間・センターからの送球のキャッチャーの立ち位置

ライトからの送球を構える位置はレフトと同じベースの右上なんですけど、
足先を向ける方向が若干違います。

レフトの場合は左に足先を向けてホームベースの右上に立ちますが、
ライトの場合には右に足先を向けましょう!

【ライトからの送球を待つ位置】

ライト(外野手)からの捕球の位置

このように外野のポジションによってボールを待つ位置を変えれば、
外野からのスローイングが見えやすくなるので捕球も上手くできるようになります。

また、3つの立ち位置ならランナーの走路を確保できてるので、
審判にコリジョンルールと判定される可能性も少なくできます。

クロスプレー時のコリジョンルールはこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーミットは下から上に動かす

キャッチャーが外野からの送球を捕るときの最後のポイントは、
キャッチャーミットを下から上に動かすことです。

キャッチャーミットを上から下に動かすと低くて速い送球に対応できなかったり、
スローイングのバウンドがイレギュラーになったときに合わせるのが難しいです。

でも内野ゴロを捕るときと同じイメージでキャッチャーミットを下から上に動かせば、
低くて速い送球にもイレギュラーにも上手く対応できるようになります。

あとは反応の勝負だね!

 

2つ目と3つ目のポイントで紹介した基本姿勢をつくり、
その姿勢からキャッチャーミットを上に動かしてバウンドに合わせましょう!

このキャッチャーミットの動きがマスターできれば、
外野手からのスローイングは大分上手く捕球できるようになります。

外野の送球をカットするかしないかの判断方法

キャッチャーが外野からの送球を捕球するときに重要になってくるのが、
内野手が外野手のスローイングを「カットする」「カットしない」の判断です。

外野からの送球をカットしてればアウトだったとか、
外野からの送球をカットしてなければアウトだったとか。

キャッチャーにはこの責任もあるので、冷静に判断しましょう!

外野送球を「カットする」「カットしない」の判断ポイントは2つです。

①送球の方向

②ボールの高さ

それでは詳しく解説していきます。

送球の方向

外野の送球をカットするかしないかの判断ポイントの1つ目は、送球の方向です。

・構えた位置から1歩以内で捕球できる:カットしない

・構えた位置から2歩以上は送球が離れてる:カットする

ランナーがホームに突入してくるタイミングで、
送球のズレの許容範囲は変わります。

 

キャッチャーが外野送球を捕球するベストな位置は、1歩以内で取れるところです。

構えた位置から1歩以内で外野の送球を捕れそうならカットしないほうがいいです。

基本的に内野手がカットするとボールの来るタイミングは遅くなるので、
多少スローイングが弱くてもコントロールが良かったらカットはやめましょう!

逆に、構えた位置から2歩以上は送球が離れてるならカットしたほうがいいですね。

ランナーが走り込んでくる方向への送球のズレならカットしないほうが良いケースもありますが、
ランナーが走り込んでこない方向への送球になったら上手く捕球できても追いタッチになります。

追いタッチになった場合、よっぽどアウトのタイミングでないとセーフになってしまうので、
構えた位置から2歩以上は外野からの送球が離れてるなら、カットしましょう!

送球が離れてたらバッターランナーに
進塁される可能性もあるからね。

 

外野からの送球はホームに突入してくるランナーをアウトにするのが1番の目的ですが、
それが無理そうだったらバッターランナーに進塁されない守備をしましょう!

ボールの高さ

つぎの外野の送球をカットするかしないかの判断ポイントは、ボールの高さです。

・ツーバウンド以内で捕球できる:カットしない

・スリーバウンド以上で捕球できる:カットする

ボールの高さは内野手のカットの位置によって異なりますが、
ツーバウンド以内の送球になりそうならカットしないほうがいいです!

ツーバウンド以内なら内野手がカットしてホームに投げるよりも断然ボールのほうが速いですし、
ツーバウンドくらいならキャッチャーも捕りやすいんですよね。

スリーバウンド以上しそうなスローイングなら内野手がカットしたほうが速いケースが多いので、
基本的にはカットの判断をしましょう。

ただ、バウンドは多くなりそうだけど送球のスピードが速いなら、カットしなくてOKです。

この辺りの判断は「内野手のカット」と「送球スピード」を比較するとわかりやすくなるので、
チームの内野陣のカットスピードは頭に入れておくと良いと思います。

たまに「内野手がカットしやすいボールだからカットの判断をする」キャッチャーがいますが、
これはホントに勿体無い判断です。

内野手がどれだけ早いモーションでカットしても
ボール並の速さにはなりませんからね。

 

送球のズレがなくツーバウンド以内でホームにボールが来そうなら、
基本的にはカットしない判断をしましょう!

それ以外は内野手にカットしてもらうといいですね。

タッチプレーの考え方

最後にキャッチャーのタッチプレーです。

キャッチャーと内野手のタッチプレーは考え方が違います!

・両手タッチが基本

・タッチする場所

この2つが基本的なキャッチャーのタッチプレーです。

両手タッチが基本

キャッチャーのタッチプレーは基本的に両手でします!

ポイントは右手の使い方。

右手をキャッチャーミット に添えてタッチするのではなく、
右手でボールを握って両手でタッチしましょう!

このタッチ方法ならボールがキャッチャーミットから出るのを防げますし、
ボールを握ってるので次のプレーをスムーズにできます!

ただ、ギリギリのタイミングなら話は別です。

キャッチャーの優先順位は相手チームに点を与えないことなので、
両手タッチだと間に合わない場合には片手タッチにしましょう。

ギャンブルプレーですが、点を取られないほうが重要です。

 

キャッチャーのタッチプレーの基本は下記ブログ記事で解説してます。

タッチする場所

つづいてキャッチャーがタッチする場所は、ホームベース付近が基本です。

一番やっちゃいけないのは、自らタッチにいくこと!

キャッチャーが動いてタッチしにいくとランナーに逃げられる可能性がありますし、
タッチの衝撃でキャッチャーミットからボールが落ちたり、次のプレーも遅くなったりします。

ボールを捕ったらホームベース付近でランナーが来るのを待ちましょう!

ランナーは必ずホームベースに来るからね!

応用編

せっかくなので、タッチする場所の応用編もお話します。

外野手からの返球がホームベースの左側から真ん中くらいなら、
そのままタッチすればOKです。

ただ、難しいのはホームベースの右側(一塁側)にボールが来た場合。

捕球してタッチしにいけば審判には追いタッチに見えますし、
ランナーからはキャッチャーが丸見えなので回り込まれたり、タッチをかわされたりします。

その状況を防ぐためにホームベースから右側(一塁側)に送球が逸れたら、
身体を右回転させて、ホームベースにタッチしにいきましょう!

ホームベースから右側のボールを捕ってタッチにいくまでの動き

この動きなら審判は追いタッチに見えないですし、ランナーに回り込まれても対応できます。

慣れない動きですがアウトにできる確率が上がるので、ぜひ試してみてください!

 

キャッチャーの魅せ場

キャッチャーの外野からの送球の捕り方を解説しました。

・大きく構える

・両足は肩幅より少し広くする

・中腰になる

・構える位置は外野ポジションで変える

・キャッチャーミットは下から上に動かす

この5つのポイントを意識すれば、格段に外野送球は捕りやすくなるので、
キャッチボールやノックで練習していきましょう!

ホーム上のクロスプレーはキャッチャーの魅せ場であり、
ゲームの流れに影響する大事な局面なので基本を忠実に守るのは鉄則です。

ただ、ランナーをアウトにできればキャッチャーとしては100点なので、
ときにはギャンブルプレーをする思い切りも大切になってきます。

点差やランナーの足の速さ、バッターランナーの進塁具合などで対応は変わりますが、

『瞬時に判断してベストプレーをする』

これこそがキャッチャーの醍醐味なので、ホームベース上の攻防を楽しみましょう!

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