野球でバスターをしてるバッター

「野球のバスターって、なに?」

「バスターのメリットとデメリットを教えてほしい!」

「バスターエンドランって、未然に防げるの?」

こんな風に思ってるかたに向けて、野球のバスターについて解説します。

バッティングスタイルの1つにバスターなる打法があります。

バントの構えをしてから、ヒッティングする打ち方だね。

 

このバスター打法はメリットもあれば当然デメリットもありますし、
どんな場面でバスターをするのかも大切です。

また、守備側(とくにキャッチャー)はバスターをされると、
バントなのか、ヒッティングなのか迷いますよね。

本記事では野球のバスターの説明やメリット&デメリット、
そして守備側がバスターエンドランを防ぐ方法を解説します。

攻撃側ならバスター打法を効果的に使って守備側を混乱させ、
守備側はバスター打法をされても冷静にプレーしたいですね!

野球のバスターとは?

まずは野球のバスターについて解説します。

バスターとは、バントの構えをしてからボールを打ちにいくバッティンング方法です。

バッターはピッチャーが投球モーションに入るまではバントの構えをして、
投球したらバットの位置をトップまで持ってきてヒッティング姿勢になります。

下記動画の後半(2:10〜)で奥村選手がバスター打法をしてるので、ご覧ください。

奥村選手はバントしそうな雰囲気からヒッティングに切り替え、1塁セーフとなっています。

バスター打法が上手いバッターは、
本当にバントしそうな雰囲気から切り替えてきます。

 

守備側に「このバッターはバントだな!」と思わせれば思わせるほど、
ヒッティングに切り替えたときに攻撃側はインパクトを与えられます。

そして、その分だけバスターが成功する確率も上がるんですよね。

「バントだと思ってたら打ってきた!」
守備側は突然のことにテンパって、エラーしたりするよ!

 

野球のバスターは効果的に使えば、試合を有利に進められるバッティング方法です。

バスターのメリットとデメリット

バスター打法は効果的に使えば、攻撃側が有利になります。

ですが当然、バスター打法にもメリットとデメリットがあります。

・メリット:チャンスを拡大できる

・デメリット:チャンスがなくなる

攻撃側も守備側もバスター打法のメリット&デメリットを把握して、
どのように判断をすればいいのか決めましょう!

メリット

まずバスターのメリットは、上手くハマればチャンス拡大に繋がることです。

バッターがバントの構えをしたら、守備側はバントを警戒しますよね。

チームによってはバッターがバントの構えをした時点でバントシフトを敷いたり、
選手によってはバントに備えて守る位置を少し前にしたりします。

これは守備側の普通の対応です。

 

でも、守備側がバントに対応しようとすることで内野と外野の距離が広くなり、
普通の守備体形よりもヒットゾーンが広がります。

また、内野手が前に出た分だけ速い打球への対応も難しくなりますよね。

このように守備側がバントを警戒してるときにヒッティングすれば、
ポテンヒットになったり、内野手がエラーしたりするのでチャンス拡大に繋がるんです。

内野手の間をボールが通りやすくもなるしね!

 

バスター打法が上手くハマれば、ランナーを2つ進塁させたり、
バッターランナーも出塁させることができます。

デメリット

つづいてバスターのデメリットです。

バスター打法のデメリットは、失敗したらチャンスがなくなることです。

たとえばランナー1塁の場合でバスター打法を試みるとします。

守備側はバントを警戒して守備位置を若干前にしてるので、
打ったボールが内野手の正面に飛んでしまったら最悪です。

簡単にダブルプレーになってしまいます。

バスター打法は失敗すればランナーを進塁させるどころか、
アウト2つを献上してしまうプレーにもなるんですよね。

バスターが効果的なケース

つづいてバスターが効果的なケースをお話します。

バスターが効果的になる試合の状況は、基本的にバントがありえるケースです。

・ランナー1塁

・ランナー2塁

・ランナー1塁、2塁

・普段のバッティングフォーム

このような場面で攻撃側はバスター打法をすればチャンスは広がりますし、
守備側はこのようなケースならバスターもありえると頭に入れておくといいですね!

ランナー1塁

1つ目のバスターが効果的なケースはランナー1塁です。

0アウトや1アウトでランナー1塁で打席には下位打線だった場合、
基本的にはバントが考えられますよね。

セオリーとしては、です。

 

守備側もこのようなケースならバントを警戒するので、
バスター打法を駆使すると成功する確率は高くなります。

バントでランナーを送るのがセオリーではありますが、
相手チームに奇襲をするためのバスターはありですね。

ランナー2塁

つづいてのバスターが効果的なケースは、ランナー2塁です。

ランナー2塁の状況だとヒッティングの可能性のほうが高いです。

でも、打席に下位打線やタイミングの合ってないバッターが入り、
バントの構えをすれば、守備側はバントを意識します。

タッチプレイだしね!

 

ランナー2塁のバントのセオリーは、三塁手にボールを捕らせることです。

そうなると守備側は三塁手にチャージさせ、ショートにサードベースをカバーさせるか、
三塁手はそのままでピッチャーがサード側に降りて、一塁手にもチャージをさせる。

この2つの守備体形が考えられます。

なので、三塁手がチャージをかけてきたらバスターでピッチャーと三塁手の間、
一塁手がチャージをしてきたらファースト方向に強い打球を打てば、成功する可能性は高いです。

ランナー2塁のケースでもバスター打法は効果的ですが、
守備側がどのような守備体形を敷いてくるかでヒッティング方法を変えましょう!

ランナー1塁、2塁

3つ目のバスターが効果的なケースは、ランナー1塁、2塁になります。

守備側からするとバッターがバントの構えをしたら、
フォースアウトなので次塁でアウトを狙いたいところ

そうなると自然とバントチャージをしたくなりますよね。

三塁手も一塁手も猛チャージのしがいがありますからね。

 

三塁手や一塁手が猛チャージしてきたらバスターに切り替えて、
速い打球や低い打球を打つことができれば成功する確率はあがります。

普段のバッティングフォーム

最後4つ目のバスターが効果的なケースは、普段のバッティングフォームにしてしまうことです。

バスターは基本的にランナーがいる状況で効果的な打法ですが、
バスター打法そのものも意外とバッティングに良い影響を与えてくれます。

・タイミングを取りやすい

・スイングの無駄がなくなる

・ボールを引きつけられる

実はバスター打法には、この3つのメリットもあります。

ピッチャーとのタイミングがいまいち合わなかったり、
スイングするときに力んだりする人はバスター打法を試してみるといいですね。

バッティングの調子が良くなる”きっかけ”になるかもしれません。

守備側のバスター対策

ここからは守備側のバスター対策について解説します。

守備側のバスター対策の基本は「アウト1つを取ること」です。

ランナー1塁でもランナー2塁でもランナー1・2塁でも、
バッターがバスターをしてきても、ランナーかバッターランナーでアウト1つを取りましょう!

バントされたと思えばOKですよね!

 

バスターされたとしても、落ち着いてプレーするといいですね。

ただ、気をつけないといけないことがあります。

それはバスターエンドランです。

バスターエンドランとはランナーが盗塁をして、
バッターはバントの構えからヒッティングに切り替える作戦です。

エンドランのバスター版だね。

 

ランナー1塁でバスターエンドランがハマればランナー3塁・1塁に、
ランナー2塁やランナー2塁・1塁でバスターエンドランが決まれば得点されてしまいます。

普通にバントされるよりも、かなり厄介な作戦なんですよね。

また不思議とバスターエンドランを決められてしまうと、
相手チームに試合の流れが一気にいくことも多々あります。

普通のバスターならアウト1つを取れば合格ラインですが、
守備側はバスターエンドランには気をつけたいですね。

バスターエンドランの対策

最後にバスターエンドランの対策です。

相手チームにバスターエンドランを決められてしまうと、
ピンチが拡大したり、下手したら得点を奪われたりしてしまいます。

なので、バスターエンドランの対策は必須です。

・バスターも頭に入れておく

・相手バッターのバントの上手さを探る

・相手チームの監督の気持ちを考える

・ボール球を効果的に使う

バスターエンドランを防ぐポイントは、この4つになります。

バスターも頭に入れておく

まず1つ目のバスターエンドランの対策は、バスターも頭にいれておくことです。

バッターがバントの構えをしたら、「バントしかない」と考えがちになります。

でも、相手バッターやチームは守備側がバントのことしか考えてないと感じたら、
バスターに切り替えてくるんですよね。

守備側の裏をかけるので、
バスターも決まりやすいからです。

 

守備側はバッターがバントの構えをしてきたとしてもバントだと決め付けず、
バスターもあるかもしれないと頭の片隅に入れておきましょう!

そして、キャッチャーは「バスターもあるよ!」と声をかけるといいですね。

そうすれば相手バッターもチームも簡単にはバスターをやれなくなります。

相手バッターのバントの上手さを探る

つぎのバスターエンドランの対策は、相手バッターのバントの上手さを探ることです。

バッターがバントの構えをしたとしても、バントが上手いとは限りません。

バントが下手だけどランナーを進塁させたいから、
最初からバスターありきでバントの構えをしてるかもしれないですし、

監督がバントのサインを出したけどバントが上手くなく、
打席の途中でバスターに切り替える可能性もありますよね。

なのでバッターがバントの構えをしてきたら、まずはバントが出来そうかどうかを確認しましょう!

・バントの構え方

・ボールの見逃し方

・表情や仕草

このようなポイントでバッターを観察して、
バントが上手くできる選手なのか判断するといいですね。

バントが下手なバッターは、
ヒザを上手く使えないことが多いよ。

相手チーム監督の気持ちを考える

3つ目のバスターエンドランの対策は、相手チーム監督の気持ちを考えることです。

これは相手バッターのバントの上手さにも関係します。

 

たとえば、バッターがファーストストライクでバントを決められず、
その姿をみて相手監督がバントは厳しそうだなと感じたとします。

でも、監督としては「何としてでもランナーを進塁させたい」と思ってたら、
バントのサインを出すよりバスターエンドランに切り替えたくなりますよね。

そのほうがランナーの進塁できる確率は上がるからね!

このように相手チームの監督の気持ちを考えるだけで、
バスターエンドランの対策になるんです。

守備をしていてバッターがファーストストライクでバントをしてきたら、
「つぎもバントをしてくるだろう」と思いがちになります。

そのときに相手チームの監督の気持ちを考えてみて、
バスターエンドランがありえそうなら備えましょう!

ボール球を有効活用する

最後4つ目のバスターエンドランの対策は、ボール球を有効活用することです。

バスターエンドランと言っても、元を辿れば「普通のエンドラン」と同じです。

バッターの打ち方がバスターになってるだけです。

 

なので、キャッチャーはボール球を有効活用すれば、
バスターエンドランを未然に防ぐことができます。

・ストライクからボールになる変化球

・高めの速いストレート

これらのボール球を有効活用してバッターの空振りを誘えば、
普通の盗塁になるのでアウトにできる確率は上がりますよね。

バスターエンドランがありそうだなと思ったら、
ボール球を有効活用して、盗塁阻止を狙いましょう!

 

キャッチャーのスローイング方法はこちらで解説してます。

バントだと決めつけない!

野球のバスターについて記載しました。

攻撃側はバスターが決まればチャンスを拡大できます。

・ランナー1塁

・ランナー2塁

・ランナー1塁、2塁

・普段のバッティングフォーム

このようなケースなら、積極的にバスター打法をするといいですね。

一方で守備側はバスターを決められてしまうとピンチが拡大したり、
バスターエンドランになれば得点を奪われたりしていまいます。

・バスターも頭に入れておく

・相手バッターのバントの上手さを探る

・相手チームの監督の気持ちを考える

・ボール球を効果的に使う

この4つのポイントを抑えて、なんとかアウト1つを取りたいですね。

相手チームの思惑通りにバスターやバスターエンドランを決められると、
一気に試合の流れを奪われてしまいます。

バスターエンドランだけは決められないように、
「このケースはバントだろう」と決めつけないようにしましょう!

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