「バッターボックスの前に立つ打者の心理状況を知りたい!」
「バッターボックスの前に立つ打者には、どう配球を組み立てればいい?」
こんなふうに思ってる方に向けてバッターボックスの前に立つ打者についてお話します。
2パターンあります。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
1打席目からバッターボックスの前に立つ打者
2打席目からバッターボックスの前に立つ打者
同じようにバッターボックスの前に立っている打者ですが、
バッターの心理状況は違うので配球の組み立て方も変わってきます。
本記事ではバッターボックスの前に立つ打者の心理状況とその見分け方、
そして配球の組み立てからについても解説します。
ポイントは「どのタイミングからバッターボックスの前に立ってるか?」です。
コンテンツ
バッターボックスの前に立つ打者の心理状況
まずはバッターボックスの前に立つ打者の心理状況です。
主にこの3パターンの心理状況が考えられますが、
バッターの特徴やバッターボックスの前に立つタイミングによって変わります。
内野安打の可能性を上げたい
1つ目のバッターボックスの前に立つ打者の心理状況は「内野安打の可能性を上げたい」です。
バッターボックスの前に立ったほうが1塁までの距離は近くなるので、
その分だけ内野安打になる可能性が上がります。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
俊足そうな左打者が1打席目からバッターボックスの前に立ってるなら、
内野安打狙いの可能性が高いです。
ストレートが遅いと感じてる
つぎのバッターボックスの前に立つ打者の心理状況はストレートを遅いと感じてる場合です。
ストレートが遅すぎて待ちきれてないバッターのなかには、
その対策としてバッターボックスの前に立つケースもあります。
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バッターがストレートを見てからバッターボックスの前に立ったなら、
遅いと感じてることが多いです。
変化球を意識してる
3つ目のバッターボックスの前に立つ打者の心理状況は変化球対策です。
変化球が苦手だったり、変化球についていけてなかったりするバッターのなかには、
変化球が変化するまえに打てるようにバッターボックスの前に立つケースもあります。
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変化する前のボールはストレートより遅いボールなので、それを狙ってるんだと思います。
変化球にタイミングが合ってないバッターは、この心理状況になってる可能性は高めです。
バッターボックスの前に立つ打者心理の見分け方
つぎにバッターボックスの前に立つ打者心理の見分け方です。
ポイントは「どのタイミングでバッターボックスの前に立ったのか」になります。
1打席目から
1打席目からバッターボックスの前に立ってる打者なら、内野安打を狙ってることが多いです。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
そしてバッティングの傾向は「ゴロ狙い」で、
左バッターでも右バッターでも三遊間の深いゴロを狙ってたりします。
またサードやファーストの位置がうしろなら、セーフティーバントもありえるので注意したいですね。
ストレートを見てから
ストレートを見てからバッターボックスの前に立ったなら、
ストレートを遅いと感じてるパターンですね。
打者がストレートを「引っ張りのファール」や「早めの空振り」をしたなら確定です。
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バッターボックスの前に立ってるよ
2打席目以降から
2打席目以降からバッターボックスの前に立ってきたなら変化球対策の可能性が高いです。
1打席目で変化球にタイミングが合ってない
変化球のど真ん中を簡単に見逃す
変化球の軌道とスイングの軌道が合ってない
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バッターボックスの前に立って、変化する前にボールを打とうとしてます。
バッターボックスの前に立つ打者への配球の組み立て方
それではバッターボックスの前に立つ打者への配球の組み立て方です。
この3パターンにわけてお話します。
内野安打狙いのバッター
まずは内野安打狙いのバッターの配球の組み立て方です。
このボールを中心に配球を組み立てます。
右バッターならアウトコースのストレート
左バッターならインコースのストレート
右バッターなら引っ張って三遊間を打つのは厳しいですし、
左バッターなら流して三遊間の深いゴロを打つのは難しいですからね。
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ただ、左バッターにはセーフティーバントしやすい球種&コースなので警戒します。
「いかに三遊間の深いゴロを打たせないようにするか?」
内野安打狙いの打者なら、この意識で配球を組み立てるのがポイントです。
カウントがフルカウントの配球の考え方はこちらで解説してます。
ストレートが遅いと感じてるバッター
つづいてストレートが遅いと感じてバッターの配球の組み立てです。
このようなバッターなら遅い変化球を使って組み立てます。
ストレートを遅いと感じてるバッターなら変化球はもっと遅く感じるので、
いつも通りのバッティングをしにくくなりますからね。
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そしてバッターが変化球を意識しはじめたらインコースを使います。
バッターの体感スピードは変化球になってるので、
遅く感じていたとしてもインコースなら詰まったり空振りしたりします。
バッターの体感スピードを観察しながら、変化球とインコースのストレートをうまく使いたいですね。
クローズドスタンスで構えるバッターについてはこちらで解説してます。
変化球対策してるバッター
最後は変化球対策してるバッターの配球の組み立て方です。
このようなバッターは変化球に意識が向いてるので、ストレート中心に組み立てます。
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バッターは反応ができても詰まったファールになったり、
甘めのインコースのストレートでも反応できなかったりします。
また、あえての変化球もおすすめです。
バッターボックスの前に立てば当然、その分だけ早く反応しないといけないので、
多少のボール球でもスイングする可能性は高くなります。
また、変化球対策でバッターボックスの前に立つ打者は変化球が苦手なケースも多いです。
低めの変化球が効果的だよ。
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変化球を意識してるバッターにはストレートをうまく使いつつ、
外側に逃げたり、低めに外れたりするボール球も効果的に使いましょう。
オープンスタンスで構えるバッターについてはこちらで解説してます。
何を意識してるのか?
バッターボックスの「前に立つ」打者の心理状況と配球の組み立て方をお話しました。
このような心理状況はありますが、ポイントはタイミングです。
どのタイミングからバッターボックスの前に立ってるかで心理状況は変わります。
それをちゃんとチェックしてから配球を組み立てたいですね。