走塁妨害のルール

「走塁妨害のルールを知りたい!」

「バントや盗塁で走塁妨害になるケースは?」

「スクイズとかダブルプレーとかでも走塁妨害になる?」

こんな風に思ってる方に向けて走塁妨害について解説します。

数十試合で1回あるかないか、
一生の野球人生のなかで5回遭遇するかどうかの走塁妨害。

滅多に見ない走塁妨害だからこそ、知っておきたいルールです。

また、守備側は走塁妨害したと判断されるとペナルティを受けますし、
ランナーとの接触で大きな怪我につながる可能性もあります。

妨害は百害あって一利なし、だね!

 

本記事では走塁妨害のルールやバントや盗塁、
スクイズやダブルプレーで走塁妨害になるケースを解説します。

走塁妨害のルールをしっかりと把握して、思い切って野球をしましょう!

走塁妨害とは?

走塁妨害とは、守備側が攻撃側のランナーの走塁を妨害する行為です。

たまに走塁妨害と守備妨害が
ごちゃごちゃになるんだよね。

 

言葉だけで考え出すとややこしいですが「走塁を妨害する」、
「守備を妨害する」で覚えるといいですね!

走塁妨害のルール

走塁妨害は守備側がランナーの走塁を妨害する行為ですが、
どの守備側のプレイヤーが妨害するかでジャッジは変わります。

走塁妨害にはルールがあります。

 野手がボールを持たないときか、あるいはボールを処理する行為をしていないときに、ランナーの走塁を妨げる行為である。(7・06a、b)
「原注」本項でいう“野手がボールを処理する行為をしている”とは、野手がまさに送球を捕ろうとしているか送球が直接野手に向かってきており、しかも十分近くにきていて、野手がこれを受け止めるにふさわしい位置を占めなければならなくなった状態をいう。これは、一つに審判員の判断に基づくものである。野手がボールを処理しようとして失敗した後は、もはやボールを処理している野手とはみなされない。例えば、野手がゴロを捕ろうとして飛びついたが捕球できなかった。ボールは通り過ぎていったのにもかかわらずグランドに横たわったままでいたので、ランナーの走塁を遅らせたような場合、その野手は走塁妨害をしたことになる。

ポイントは「すべての守備側プレイヤーが走塁妨害になるわけではない」ということです。

ボールを捕ったり投げたり、送球を受けたりしようとする守備側プレイヤーが
ランナーの走塁を妨害したときには審判の判断になります。

一方で、プレーに関係してない守備側プレイヤーがランナーの走塁を妨害したら
確実に審判は走塁妨害だと判断をします。

走塁妨害のペナルティ

守備側は走塁妨害と判断されるとペナルティを受けます。

(a)走塁を妨げられたランナーに対しプレイが行われている場合またはバッターランナーが1塁に触れる前にその走塁を妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各ランナーはオブストラクションがなければ達しただろうと審判員が推定する塁まで、アウトの恐れなく進塁することが許される。走塁を妨げられたランナーはオブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも1個先の進塁が許される。走塁を妨げられたランナーが進塁を許されたために、塁を明け渡さなければならなくなった前位のランナー(走塁を妨げられたランナーより)は、アウトにされる恐れなく次塁へ進むことが許される。

ポイントは2つです。

・ランナーは走塁妨害になった時点で1つ以上の進塁は許される。

・ランナーは審判判断で走塁妨害がなかったら進塁できた塁まで進める。

守備側は走塁妨害をしてしまうと最低でも1つ、
状況によっては2つの進塁を許してしまうことになります。

エラーや悪送球が連続すれば、
予想される進塁の数は増えますからね。

 

ヒットやエラーでも守備妨害でも、
同じように進塁されるので走塁妨害は「ダメ、絶対」です。

 

守備妨害のルールはこちらで解説してます。

バントで走塁妨害になるケース

ここからは具体的なケースで走塁妨害について解説していきます。

まずはバントで走塁妨害になるケースです。

・ファーストがプレーに関係なくバッターランナーの走路を塞ぐ

・セカンドがボールを持ってない状態でランナーの走塁を妨げる

このようにプレーに関係ないポジションのプレイヤーが
バッターランナーやランナーの走塁を邪魔すれば走塁妨害となります。

ただ、ファーストがゴロを捕球しようとしてたり、
セカンドが送球を捕球しようとしてたりする場合は審判判断です。

プレーに関わってて走塁を妨害しても、
走塁妨害にならないケースが多いよ。

 

キャッチャー前のバント処理は特殊です。

キャッチャーが故意にバッターランナーを押したり、
どけようとしたりしない限り、走塁妨害にはなりません。

逆もそうです。

ランナーが故意にキャッチャーの邪魔をしたり、
押したりしない限りはキャッチャーへの守備妨害ではありません。

キャッチャー前のバントでランナーもキャッチャーも自然にプレーしてるなら、
明らかに故意で邪魔をしなければ、そのままインプレーになります。

盗塁で走塁妨害になるケース

つづいて盗塁で走塁妨害になるケースです。

・セカンドが1塁ランナーの走路で構えていて盗塁の邪魔をする

・ショートが2塁ランナーのユニフォームを掴んで走塁を妨害する

このようにプレーと関係のない内野手が
盗塁を試みるランナーを妨害したら守備妨害になります。

プレーにどのくらい関わってるか、
これが大切になってきます。

 

難しいのがベース上でのプレーです。

基本的には守備側のプレーが優先されるので、
内野手が捕球しようとしてランナーの走塁を妨害しても走塁妨害にはなりません。

ただ、ボールを持ってない内野手がランナーの走塁を邪魔するのは走塁妨害です。

この辺りのプレーは一瞬のことが多いので、審判に判断を委ねましょう!

スクイズで走塁妨害になるケース

つぎにスクイズで走塁妨害になるケースです。

・キャッチャーが捕球してないのにホームベースを塞ぐ

・ランダウンプレーを終えた内野手がランナーとぶつかる

キャッチャーが捕球をしてないのにホームベースを塞ぐには、
スクイズ以外にも当てはまるコリジョンプレーになります。

コリジョンプレーは確実に抑えておきたいね。

 

ランダウンプレーは基本的に問題はありません。

ただ、ランナーを追う内野手と送球を待ち構える内野手はOKですが、
それ以外の内野手がランナーとぶつかれば走塁妨害です。

ベースのうしろに回り込む際には守備側は注意しましょう!

 

コリジョンプレーについてはこちらで詳しく解説してます。

ダブルプレーで走塁妨害になるケース

最後にダブルプレーで走塁妨害になるケースです。

ダブルプレーは時間との戦いなので走塁妨害は起こりにくいですが、
あるとするならこのようなケースになります。

・セカンドが1塁ランナーの走路に立っている。

・ファーストが1塁ランナーの走塁を邪魔する

滅多にありえませんが、ピッチャーゴロでゲッツーを狙うときに
ショートが二塁ベースカバーに入れば、セカンドが走路を塞いでしまう可能性はありますよね。

セカンドもカバーに入ってるので、
よっぽどありませんが…。

 

また、ファーストも牽制対応をしていれば、
無意識に1塁ランナーの走塁を邪魔してしまう可能性もなくはないです。

この辺りはランナーが走塁妨害を狙ってくる可能性はあるので注意したいですね。

 

走塁妨害と守備妨害の境界線はこちらで解説してます。

守備妨害>走塁妨害

走塁妨害のルールについて解説しました。

バントや盗塁、スクイズやダブルプレーなどで守備側が走塁妨害をすれば、
ペナルティを受けることになります。

・ランナーは走塁妨害を受けた時点で1つ以上の進塁は許される。

・審判判断で走塁妨害がなかったら進塁できた塁までランナーは進める。

試合の流れを変えてしまうほどのペナルティなので、
守備側は走塁妨害をしないように気をつけたいですね。

ただ、野球は守備優先のスポーツです。

プレーに関わってる野手なら故意でなければ、
ランナーの走塁を多少妨害してしまっても走塁妨害にはなりません。

また、ランナーの走路で野手がゴロを捕球しようとして接触すれば、
ランナーによる守備妨害になるんですよね。

守備側はボールに集中してさえいれば、走塁妨害にはならないので、
目の前のプレーに集中しましょう!

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