「二塁送球がシュートしていく…、この原因はなに?」

「スローイングがシュートするんだけど、治し方を知りたい!」

こんな風に思ってるかたに向けて、
キャッチャーの二塁送球がシュートする件について解説します。

キャッチャーの二塁送球が綺麗にシュートするときってありますよね。

私も二塁送球が見事にシュートしてた時期がありました。

 

キャッチャーの二塁送球がシュートする応急処置として、
変化を見越してスローイングするのも悪くはありません。

ただ、ボールを捕る側(内野手)はシュートする送球は捕りづらいので、
捕球ミスに繋がる可能性があるんですよね。

本記事ではキャッチャーの二塁送球がシュートする原因、
そしてシュート回転の治し方を解説します。

シュートしていくスローイングの原因を見つけて、改善し、
内野手が捕りやすいボールを投げられるようにしましょう!

なぜキャッチャーの二塁送球がシュートする?

どうしてキャッチャーの二塁送球がシュートしてしまうのか?

それはボールにシュート回転がかかってるからです。

すっごく当たり前なことなんですど、
まずはこれを理解することが大切です。

 

本来は縦回転であるべきなのに左回転のほうが強くなってしまってるので、
キャッチャーの二塁送球がシュートしてしまうんですよね。

この大きな原因は、投げ方にあります。

シンプルに説明すると、ボールに左回転のかかる投げ方をしてるから
二塁送球がシュートしてしまいます。

これは当然のことなんですけど、原因を理解するためにも再認識しましょう!

キャッチャーの二塁送球がシュートする原因

それではキャッチャーの二塁送球がシュートする原因をお話します。

これらの原因が考えられます。

すべてに当てはまることは滅多にないので、どれに該当しそうか確認してください。

ボールを握れてない

まず1つ目のキャッチャーの二塁送球がシュートする原因は、
ボールを握れてないケースです。

人差し指と中指の感覚が狭い、あるいはくっついてる

ボールの真ん中より左側を握ってる

こんな風にボールを握ってしまうとボールの左側に力がかかり、
二塁送球がシュート回転してしまいます。

手首が曲がりすぎてる

つぎのキャッチャーの二塁送球がシュートする原因は、
手首が曲がりすぎてる可能性です。

スローイングの瞬間に手首が曲がりすぎてたら、
ボールの左側に強く力がかかり、シュート回転していきます。

手首を右にねかしすぎると
ボールに左回転がかかるんだよね。

 

これはクイックスローに慣れてない時期にありがちです。

ヒジが下がってる

3つ目のキャッチャーの二塁送球がシュートする原因は、
ボールを投げるときにヒジが下がってるケースです。

ヒジが下がったままの状態で投げると、右手首がねてしまいます。

その結果、ボールの左側に強く力がかかり、二塁送球がシュートしていくんですよね。

意外と投げる瞬間の手首が原因の場合が多いんだよね。

身体の開きが早い

最後4つ目のキャッチャーの二塁送球がシュートする原因は、
身体の開きが早いケースです。

身体の開きが早いと腕の位置が身体から離れます。

そうなると正しくボールを握れてても、
ボールの内側に力がかかってシュート回転になるんですよね。

これは身体の開きの早いピッチャーのボールが
シュートする原因と同じです。

キャッチャーの二塁送球がシュートする治し方

それではキャッチャーの二塁送球がシュートする治し方です。

上手くボールを握れてないのが原因なら、比較的に早く治ります。

でも、投げ方が原因なら結構な時間がかかる場合が多いので、
気長に治す気持ちを持って、毎日の練習をするといいですね。

握り替えの練習

1つ目のキャッチャーの二塁送球がシュートする治し方は、握り変えの練習です。

ボールを上手く握れてないのがキャッチャーの二塁送球がシュートする原因なら、
ボールの握り変えの練習をしましょう!

ボールの握り変え練習をするときのポイントは人差し指と中指の間隔が狭くないか、
あるいはくっついてないか、ボールの左側を握ってないかなどを確認することです。

これらを意識しながら握り変えの練習をすれば、
キャッチャーの二塁送球がシュート回転することはなくなります。

高確率でフォーシームで握れるように練習しよう!

 

キャッチャーの握り替え練習方法は下記記事で解説してます。

正しいクイックスローを身につける

つづいてのキャッチャーの二塁送球がシュートする治し方は、
正しいクリックスローを身につけることです。

ボールを投げる瞬間に手首が曲がったり、ヒジが下がったりするのは、
正しいクイックスローが身についてないのが原因になります。

なので、正しいクイックスローを身につければ、
キャッチャーの二塁送球がシュートすることはなくなります。

クイックスローをするときのポイントは2つです。

右手を右耳後ろに持ってくる

ヒジ主導でボールを投げ出す

この2つを意識してクリックスローの練習をしましょう。

言葉にすると簡単ですが、正しいクイックスローには投げるバランスが大切ですし、
コツを掴むまでに時間がかかります。

キャッチボールやネットスローで、
地道に身につけると良いですね!

 

正しいクイックスローは1日では身につかないので、
自分のものにできるまでコツコツ続けることが大切です。

キャッチャーのスローイング方法はこちらで解説してます。

ステップを見直す

最後3つ目のキャッチャーの二塁送球がシュートする治し方は、ステップを見直すことです。

身体の開きが早くなり、腕と身体の位置が遠くなって、
ボールに左回転がかかってるなら、スローイングステップを見直すのが効果的です。

スローイングステップを見直すときのポイントは2つ。

左足のつま先が開いてないか?

投げる前から左肩は開いてないか?

右足に体重を乗せきれず、投げる瞬間に左肩の開きが早くなってないか?

スローイングするときに身体の開きが早くなる原因は主にこの3つなので、
投げる瞬間に動作を止めて、確認してみるといいですね!

正しい送球ステップができてれば、身体の開きが早くなることはありません。

「右足に体重を乗せて、左肩を投げる方向に向け、左足を投げる方向に踏み出す」

この流れをイメージして送球ステップと体重移動をすれば、
身体の開きは早くならないので、キャッチャーの二塁送球がシュートすることはありません。

 

キャッチャーの送球ステップは下記記事で解説してます。

応急処置をしながら治そう!

キャッチャーの二塁送球がシュートする原因と治し方を解説しました。

送球がシュートしてしまうのは、主に4つの原因が考えられます。

ボールを握れてない

手首が曲がりすぎてる

ヒジが下がってる

身体の開きが早くなってる

これらの原因によって、早く治るか時間がかかるのか変わります。

なので、試合では応急処置として変化するのを想定して送球しながら、
練習では原因を見つけて、シュートする二塁送球を治していきましょう!

握り変えの練習

正しいクイックスローを身につける

ステップを見直す

これらの練習を地道に続ければ、
キャッチャーの二塁送球がシュートすることはなくなっていきます。

ボールを捕る側はシュート回転する送球は捕りづらいので、
1日でも早く治せるようにがんばりましょう!

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