「セカンドの役割や適正を知りたい!」
「セカンドの守備位置はどんな感じなの?」
「セカンドの動き方とかポジショニングのコツを教えてほしい。」
こんなふうに思ってる方に向けて、野球のセカンドについてお話します。
野球のセカンドは1塁ベースが違いので肩が弱くても問題ないと言われたり、
逆にクレバーな選手ではないと出来ないという説があったりします。
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本記事では野球のレベルに問わず、本来のセカンドの役割や適正、
そしてセカンドの動き方やポジショニングのコツについてお話します。
センターラインの一角を担うセカンドなので、何かが欠けてもいいポジションではありません。
コンテンツ
野球のセカンド役割
まずは野球のセカンドの役割です。
セカンドのプレーの役割は7つです。
打球の処理
1つ目のセカンドの役割は打球の処理です。
セカンドは野球で重要視されてるセンターラインの一角。
ショート、セカンド、センターです
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ゴロやフライがよく飛んでくるので、上手く処理してアウトにするのがセカンドの役割です。
カバー
つぎのセカンドの役割がカバーです。
ファーストカバー
キャッチャーからピッチャーへの返球カバー
キャッチャーからの二塁送球のカバー
このようなカバーをするのもセカンドの役割です。
カバーが上手くいけば味方がエラーをしてもランナーの進塁を防げます。
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キャッチャーからの二塁送球のカットプレー
3つ目のセカンドの役割はキャッチャーからの二塁送球のカットプレーです。
ランナー3塁、1塁のケースで1塁ランナーが盗塁した場合、
セカンドは二塁ベースとピッチャーの間に入りカットプレーに備えます。
【セカンドのカットの位置】
キャッチャーのセカンド送球をカットするかどうかは3塁ランナーの動き方で判断します。
3塁ランナーがホームに突入したらカット
3塁ランナーが動かなかったらスルー
セカンドが判断を間違えれば簡単に失点するので大切なプレーです。
中継プレー
つづいてのセカンドの役割が中継プレー。
センターからライトにかけて打球が飛んだ場合、セカンドは中継プレーに入ります。
ポイントは中継プレーの位置です。
外野手の肩の強さ
外野手の捕球姿勢
ランナーの足の速さ
この3つのポイントを意識して中継プレーに入ります。
2塁打が3塁打になります
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適切な位置で中継プレーするのもセカンドの役割です。
ピックオフプレー
5つ目のセカンドの役割はピックオフプレーです。
ランナー1塁
ランナー1塁、2塁
ランナー2塁
これらのケースではピックオフプレーがありますが、
いずれもセカンドの動き方がポイントになってます。
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ピックオフプレーの動き方はこちらで解説してます。
牽制のサイン&牽制球の対応
つぎのセカンドの役割が牽制のサイン&牽制球の対応です。
ランナー2塁のケースで左ピッチャーならセカンドが2塁牽制のサインを出して、
右ピッチャーならショートがサインを出すので牽制球の対応をします。
牽制サインを出すときのポイントは、どうすればランナーをアウトにできるか、
そしてランナーのスタートを遅らせるために効果的な牽制はなにかを考えることです。
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2塁ベースに入る場合はピッチャーと呼吸を合わせてベストタイミングに入ります。
2塁牽制は数試合で1度アウトになるかならないかのプレーなので、
ランナーをアウトにできれば自チームに流れが一気にきます。
外野手に球種をサインで伝える
最後7つ目のセカンドの役割は外野手に球種をサインで伝えることです。
セカンドはキャッチャーの球種サインを外野手(センター、ライト)に伝えるのも役割です。
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コースはキャッチャーの構えを見ればわかるので伝えなくてOKです。
セカンドに適性がある人
センターラインの一角を担うセカンドに適性がある人の特徴です。
守備範囲が広い
1つ目のセカンドの適正は守備範囲の広さです。
セカンドの守備範囲はざっくり言うと、
横の範囲:1塁ベースから2塁ベースの間
縦の範囲:ピッチャー横からセンターとライトが捕れない前の範囲
【セカンドの守備範囲】
このようにセカンドの守備範囲はショートと同じくらい広いんです。
足が速いだけではなく「打球がどこに飛んできそうか?」みたいな勘も大切になってきます。
打球処理が上手い
つぎのセカンドの適正が打球処理の上手さです。
セカンドはセンターラインの一角なので、よく打球が飛んでくるため、
エラーなく処理できる人はセカンドに適性があります。
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ちなみに「打球処理が上手い=ボールを捕れる」だけではないです。
打球に追いついたとしても暴投したり、送球が弱かったりすればアウトにはできません。
「打球処理=アウトにする能力」なのでスローイングも大切です。
肩が強い
3つ目のセカンドの適正が肩の強さです。
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肩が弱くてもいいじゃないの?
この考え方は少年野球や中学校野球までです。
野球のレベルが高くなるほど、セカンドの肩の強さは必要になってきます。
センター寄りのゴロ
ライドオーバーの中継プレー
セカンドの肩が強ければ、これらの状況でも有利になります。
相手のプレッシャーにもなりません
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セカンドは1塁までの距離は近いですが、強い送球や大遠投が求められるプレーもあります。
野球の偏差値が高い
最後4つ目のセカンドの適正は野球偏差値の高さです。
牽制で2塁ベースに入るタイミングが上手い
牽制のサインの出し方が巧み
配球に合わせてポジションを微妙に変える
セオリーを考えてポジション取りができる
こんな風に野球のセオリーを知ってたり、
試合の流れに敏感だったりする人はセカンドの適性があります。
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センターラインの野球偏差値はチームの強さに直結してくるので、日々野球の勉強はしたいです。
セカンドの守備位置
セカンドの守備位置です。
この4パターンをベースにバッターやピッチャーを見ながらポジショニングします。
定位置
1つ目のセカンドの守備位置は定位置です。
これを基本にして、あとは足の速さや肩の強さで調整します。
【セカンドの定位置】
奥行きは深ければ深いほど、守備範囲は広くなります。
中間シフト
つぎのセカンドの守備位置が中間シフトです。
横:1塁ベースと2塁ベースの中央
奥行き:走路より少し前
これを基本に足の速さや肩の強さでポジショニングをします。
【セカンドの中間シフト】
中間シフトの目的は、バックホームにも二遊間のゲッツーにも対応することです。
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「3塁ランナーがスタートしたらバックホームに、スタートしなかったらセカンドにボールを投げる」
これができる位置にポジショニングしましょう。
ゲッツーシフト
3つ目のセカンドの守備位置がゲッツーシフトです。
横:やや2塁ベース寄り
奥行き:走路より少し後ろ
これを基本にバッターやピッチャーに合わせてポジショニングします。
【セカンドのゲッツーシフト】
たとえば右バッターで三遊間にゴロが飛びそうなら2塁ベース寄りに、
左バッターで一二塁間にゴロが来そうなら定位置気味のほうがいいです。
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ゲッツーを取れる可能性が高いポジショニングをしたいです。
バックホームシフト
最後のセカンドの守備位置がバックホームシフトです。
横:1塁ベースと2塁ベースの中央
奥行き:走路とマウンドの間
これを基本にして、あとは足の速さや肩の強さで守る位置を決めます。
【セカンドのバックホームシフト】
肩が強ければ少し後ろで守れるので守備範囲が広がり、アウトにできる確率も上がります。
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セカンドの動き方とポジショニングのコツ
セカンドの動き方とポジショニングのコツです。
バッターのスイングの軌道
バッテリーの配球
試合の点差
状況別のセオリー
頭をフル回転させてこの4つを考えることです。
理想はヒットをアウトにできるポジショニング。
これが抜群に上手かったのは巨人で活躍した仁志敏久選手でした。
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何十本のヒットをアウトにしてたよ
仁志敏久選手の天才的なポジショニングはいきなりできないですし、
100%の確率で予測が当たるわけでもありません。
ただ、ヒットがアウトになれば試合の流れは変わります。
実践経験と野球の勉強を積み重ねて、ポジショニングが当たる確率を増やしたいです。
他の野球ポジションはこちらで解説してます。
セカンドは頭脳派
野球のセカンドの役割と適正をお話しました。
セカンドはセンターラインの一角を担うポジションです。
ショートと同レベルくらいのアウトにできる技術が必要になりますし、
ポジショニングや中継プレー、牽制など頭を使う部分も多くなってます。
そのためセカンドは野球IQが高い人には最適です。