『野球のスコアボードに表示されてる「X(バツ印)」はなに?』
『野球の「X(バツ印)」の意味とか由来を知りたい!』
『「X(バツ印)」はサヨナラ以外でも使われる?』
こんな風に思ってる方に向けて、野球のスコア『X(バツ印)』についてお話します。
野球の9回スコアボードにたまに記載されてる『X(バツ印)』。
その意味や由来は野球経験者でも意外とはっきり答えられないんです。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
本記事では野球のスコア『X(バツ印)』の意味と由来、そしてサヨナラゲーム以外での使い方を解説します。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
マメ知識を増やして、もっと野球を楽しみましょう!
コンテンツ
野球のスコア『X(バツ印)』の意味
まずは野球のスコア『X(バツ印)』の意味です。
厳密に言うと、野球のスコア『X(バツ印)』にはこの2つの意味があります。
攻撃せずに試合が終了
1つ目の野球のスコア『X(バツ印)』の意味は「攻撃せずに試合が終了」です。
たとえばスコア「0-4」で後攻チームが勝っていて、9回表を迎えた場合。
後攻チームが先攻チームに4点以上を奪われなければ、
9回裏の後攻チームの攻撃はせずに試合が終了します。
勝利は変わらないからね
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
この場合はスコアボードの9回裏のところに数字の0は書かずに『X』と記入します。
コールドゲームも同じ考え方なので、コールドが成立した回の裏(5回なら5回裏)に『X』が書かれます。
攻撃中だけど試合が終了
つぎの野球のスコア『X(バツ印)』の意味は「攻撃中だけど試合が終了」です。
たとえばスコア「4-3」で先攻チームが勝っていて、9回裏の迎えた場合。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
ですが、9回裏に後攻チームが2点以上を奪った瞬間に、
野球は9回制のゲームなので、後攻チームの勝利が確定します。
そして、それ以上試合を続けても意味がないので試合終了です。
逆転のチャンスがないからね
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
その場合にも野球のスコアボードには『X(バツ印)』が記載され、
上記の場合なら「4-5X」のような表記になります。
『X(バツ印)』の書き方は「攻撃せずに試合が終了」とは違うんです。
なぜ野球は9回までなのかはこちらでお話してます。
野球のスコア『X』の由来
つづいて野球のスコア『X(バツ印)』の由来です。
野球のスコア『X』の由来は、未知数を意味するエックスです。
攻撃せずに試合終了になっても、攻撃中に試合終了になっても、
あと何点入るのか分からないため未知数の『X』を使ったと言われてます。
そのため「エックスゲーム」と言われたりするんです。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
なかには『X』をアルファと読むパターンもあるようですが、厳密に言うと正しくはありません。
勘違いだったからです
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
昔、外国人チームと日本人チームが試合をしたときに、
外国人チームがスコアボードに『X』を記入しました。
それを見た日本人が『X』を『α』と見間違えて、日本ではしばらく『α』が使われ、
『X』に変わってもアルファと読む習慣が残ったそうです。
正式な野球のスコア『X』の由来は、未知数を意味するエックスになります。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
野球の三振『K』の意味と由来はこちらで解説してます。
野球のスコア『X』のサヨナラ以外の使い方
最後に野球のスコア『X(バツ印)』のサヨナラゲーム以外での使い方です。
この2つのケースにおいても『X』と表記されます。
後攻チームが勝利した場合の9回裏
1つ目のスコア『X』のサヨナラゲーム以外での使い方は、
後攻チームが勝利した場合の9回裏です。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
たとえば後攻チームが勝っていて、9回表の先攻チームを抑えた場合は、
9回裏の後攻チームの攻撃をせずにスコアボードに『X』と表記します。
コールドゲーム
つぎのスコア『X』のサヨナラゲーム以外での使い方は、コールドゲームです。
小学校や中学校などの学年レベルや所属する野球連盟には、
コールドゲームが設定されてる場合があります。
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2020/06/468348.jpg)
たとえば後攻チームが先攻チームと15点以上の差をつけて5回表を0点に抑えた場合、
5回裏の後攻チームの攻撃部分に『X』と表記します。
高校球児が坊主にする理由はこちらで解説してます。
いつも後攻に『X』はつく
野球のスコア『X(バツ印)』について解説しました。
野球のスコア『X』はエックス(未知数)が由来であり、下記2つのケースで使います。
スコア『X』とつくのは、いつだって後攻のチームなんです。
まずありえません
![](https://crazy-for-baseball.com/wp-content/uploads/2023/06/shutterstock_2271168067-300x200.jpg)
野球経験者でも知ってるようで知らないマメ知識です。