「キャッチャーのフレーミングの練習は、どうすればいい?」

「1人や家でもできるキャッチャーのフレーミング練習方法を知りたい!」

「実践形式のキャッチャーのフレーミング練習方法は、なにがある?」

こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーのフレーミング練習について解説します。

キャッチャーのフレーミング技術が向上すれば、
ピッチャーは楽になりますし、試合も有利な展開になっていきます。

際どいけど、ストライクって審判が言ってくれたから、
バッターを追い込めた〜

 

ただ、キャッチャーのフレーミングを練習する機会って、そこまでありません。

スローイングやブロッキングの練習は頻繁にしてると思いますが、
フレーミングはどう練習すれば良いのかも分からず、ないがしろにされがちです。

本記事ではキャッチャーのフレーミングに対する正しい考え方、
そしてフレーミング練習になる6つの方法を紹介していきます。

キャッチャーは正しい考え方でフレーミングをして、
ストライクをストライクと判定してもらうキャッチングを身につけましょう!

キャッチャーのフレーミングの正しい考え方

キャッチャーのフレーミング練習方法を紹介するまえに、
キャッチャーのフレーミングの正しい考え方をお話します。

間違った認識でフレーミングをしてると、
審判に嫌われるだけのキャッチングになってしまいます

 

キャッチャーのフレーミングの正しい考え方は、
ストライクをストライクと審判に判断してもらうためのキャッチング』です。

ボール球なのに審判にストライクと判断させたり、
明らかにボールなのにストライクゾーンにキャッチャーミットを持ってきたり。

こういうキャッチングは、フレーミングではありません!

ボールをストライクと言わせようとするキャッチングは、
球審に嫌われるだけだからね

 

ストライクかボールか際どいボールだけど、
ストライクだからストライクと判定してもらうためのキャッチングがフレーミングです。

これが正しいフレーミングの考え方になります。

審判の目を騙すのではなく、ストライクはストライクと判定してもらうために、
キャッチャーはフレーミングの技術を向上させましょう!

 

キャッチャーのキャッチングやフレーミングはこちらで詳しく解説してます。

キャッチャーのフレーミング練習〜1人や家でもOK〜

1人や家でも出来るキャッチャーのフレーミング練習です。

この2つの練習は1人や自宅でも出来ますし、
実践形式(パートナーが必要な練習)をするまえにやっておくのをおすすめします。

イメージできなければ、再現はできませんからね

 

それでは1つずつ1人や家でも出来る練習方法を詳しく解説します。

イメージトレーニング

1つ目の1人や家でも出来るキャッチャーのフレーミング練習は、
イメージトレーニングです。

高めのボール、低めのボール、両サイドのボール、
カーブやフォークなどの変化球をイメージして手を動かします。

このフレーミング練習の目的は、手の動かし方を身につけるためです。

右ピッチャーや左ピッチャー、
オーバースローやサイドスローまでイメージするといいよ!

 

イメージトレーニングをしない選手は結構多いんですけど、
バッティングでもフレーミング練習でもイメトレは大切です。

イメージがなければ思うようにできません。

バッテリーを組んでるピッチャーやプロのピッチャーのボールをイメージして、
『右バッターのアウトコースのスライダーが来たらキャッチングはどうするか?』

こんな風にイメージして手を動かすだけでフレーミングの練習になります。

鏡の前で動作の練習

つづいての1人や家でも出来るキャッチャーのフレーミング練習は、
鏡の前での動作練習です。

鏡の前でキャッチャーの構え方をして、
それから各コースにキャッチャーミットを動かしていく練習になります。

このフレーミング練習の目的は、
捕球したあとのキャッチャーミットのカタチを確認するためです。

審判の目線も意識すると効果的です

 

フレーミングはボールを捕る瞬間だけではなく、
ボールを捕球したあとのキャッチャーミットのカタチも大切です。

たとえば高めのボールのときに「キャッチャーミットが縦向き」と
「キャッチャーミットが横向き」の場合、どちらがストライクの印象を持ちますか?

圧倒的に後者ですよね。

極端な例だけどね。

 

こんな風にフレーミングは捕球したあとのキャッチャーミットのカタチもポイントなので、
鏡の前でキャッチャーの構え方をして、審判の目線も意識しながら練習しましょう!

キャッチャーのフレーミング練習〜実践形式〜

つづいて実践に近いキャッチャーのフレーミング練習です。

パートナーが必要な練習もこちらで紹介します

 

より実践形式になるのは、この4つの練習方法です。

それでは1つずつ解説します。

キャッチボール

まず1つ目の実践に近いキャッチャーのフレーミング練習は、キャッチボールです。

キャッチボールも意識すればフレーミングの練習になります。

さすがに遠投してるときはキツいけどね…

 

キャッチボールをフレーミング練習にするときのポイントは、
手を伸ばして捕れる範囲なら身体は動かさないことです。

ボールが正面から逸れたときには身体をボールの方向に持っていき、
なるべく身体の近くでボールを捕るのがキャッチボールの基本です。

でも、キャッチボールをフレーミング練習にするなら身体は動かさずに、
手だけを動かしてキャッチングするようにしましょう!

キャッチングするときに身体は動かしませんからね

 

高めのボールや低めのボール、右や左のボールなど、
手を伸ばして捕れる範囲ならそのまま捕りに行けばフレーミングの練習になります。

ただ、周りからみると横着なキャッチボールに見えるので注意してください。

パートナー練習

つぎの実践に近いキャッチャーのフレーミング練習は、パートナー練習です。

①キャッチャーの構えをする

②マウンドより前からパートナーに投げてもらう

③それをフレーミングを意識しながら捕球する

このように行うのがフレーミングのパートナー練習になります。

このパートナー練習のポイントは、パートナーに実践を意識してもらうことです。

パートナーには下からではなく上から投げてもらい、
基本的には構えたコースを狙ってもらって、たまに逆球を意図的に投げてもらうといいですね。

逆球の場合はビタ止めできるように頑張ろう!

 

せっかくパートナーがいるので、1球1球を大切にして練習しましょう!

バッティングセンター

3つ目の実践に近いキャッチャーのフレーミング練習は、バッティングセンターです。

バッティングセンターは基本的にバッティング練習をするための施設ですが、
キャッチャーミットを持っていけば、フレーミングの練習施設になります。

YouTuberがよくやってますよね

 

バッティングセンターでフレーミング練習をするときのポイントは、
遅いボールでも速いボールでもやること」と「1球目をとにかく大切にすること」です。

バッティングセンターの遅いボールは自然とボールが垂れるので、
ちょっとした変化球のフレーミング練習になりますし、

速いボールはボールの威力に負けないコツを掴めるので、意識して取り組むといいですね。

あとは、1球目をとにかく大切にしましょう!

遅いボールの1球目、速いボールの1球目が1番実戦に近いので、
そのボールをうまくフレーミングできるように集中するといいですね。

バッティング練習も1球目が1番大切だよね!

 

そして、残りのボールは自分のキャッチングのクセを修正したり、
新たな軌道でのキャッチング方法を試したり、速いボールに負けないように意識したり。

最初の1球目は実践を想定してフレーミングをして、
残りのボールを課題克服に費やせばバッティングセンターで効率の良い練習をできます。

ブルペン

最後4つ目の実践に近いキャッチャーのフレーミング練習は、ブルペンです。

これは言わずもがなですね。

 

ブルペンが一番実践に近いフレーミング練習の場なので、
1球1球を大切にしながら取り組みましょう!

ブルペンでのフレーミング練習のポイントは、ピッチャーの意見を聞くことです。

自分のイメージ通りにフレーミングができたとしても、
審判やピッチャーの視点からするとそこまで上手くいってないケースが多々あります。

それを修正するために、ピッチャーにキャッチングについて聞くといいですね。

何度も聞くと迷惑だから、
ブルペン終わりに聞くといいよ!

 

あの捕り方はボールに見えるな」とか「サイドのボールの捕り方がいいね」など、
ピッチャーからの率直な意見を聞いて、フレーミングに反映させましょう。

フレーミングは1日して成らず

キャッチャーのフレーミング練習について解説しました。

1人や家でも出来るフレーミング練習:イメージトレーニング、鏡の前で動作確認

実践に近い練習:キャッチボール、パートナー練習、バッティングセンター、ブルペン

この6つがおすすめのフレーミング練習です。

おすすめは実践に近い練習に取り組むまえに、
イメージトレーニングや鏡の前でフレーミング動作の確認をすることです。

イメージがなければ、理想のフレーミングはできませんからね。

また、フレーミングは1日で習得できる技術ではありません。

何度も何度もイメージトレーニングをして、
何回も何回も練習をして、ようやく試合で無意識にできるようになるんですよね。

1球だけなら誰もフレーミングをできますが、
キャッチャーは1試合を通じてフレーミングを上手くやる必要があります。

コツコツとフレーミング技術を高めていきましょう!

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