「キャッチャーミットのポケットの浅め、深めってなに?」

「キャッチャーミットの浅め・深めって、何が変わるの?」

こんな風に思ってる方に向けて、
キャッチャーミットの浅めと深めのメリットとデメリットを解説します。

キャッチャーミットのポケットの浅い・深いで操作性が変わりますし、
キャッチングやスローイングへの影響もあります。

どっちが良いのかという話ではなく、
それぞれに特徴があるので自分に合うポケットにするのが大切です。

本記事ではキャッチャーミットのポケットの浅め・深めのメリット&デメリット、
そして自分に合うキャッチャーミットの深さやポケットの作り方をお話します。

自分に最適なキャッチャーミットのポケットを作り、
思うようなプレーをできるようにしましょう!

キャッチャーミットのポケットとは?

キャッチャーミットのポケットとは、ボールを捕球する部分です。

キャッチャーミットのポケットが広ければボールを捕球しやすいですし、
逆にポケットが狭ければキャッチングが難しくなります。

これは野手用のグローブと同じです。

 

ただ、「良い音が鳴る部分=ポケット」ではありません。

これはよく勘違いされてるんですけど、
良い音が鳴る部分はキャッチャーミットの芯であって、ポケットではないんですよね。

あくまでもポケットとはボールを捕球できるポイントになります。

キャッチャーミットの捕球できるゾーンを深くするのか、
それとも浅くするのかで操作性や捕球&送球のしやすさが変わってきます。

良い音が鳴る部分を浅くする、深くするの話ではないので、そこは気をつけましょう!

キャッチャーミットのポケット浅めの特徴

まずはキャッチャーミットのポケット浅めの特徴です。

【メリット】ボールの握り変えがしやすくなる

【デメリット】キャッチングが難しくなる

キャッチャーミットのポケットの浅めには、このようなメリットとデメリットがあります。

もう少し詳しく解説します。

メリット

キャッチャーミットのポケット浅めのメリットは、
ボールを握り変えやすくなるところです。

キャッチャーミットのポケットは深ければ深いほど、
ボールの握り変えが難しくなります。

これは手のひらにあるボールを握り変えるか、
それともバケツのなかにあるボールを握り変えるかで考えるとわかりやすいです。

バケツのなかに手を入れてボールを握り変えるよりも
手のひらにあるボールのほうが圧倒的に握り変えはしやすいと思います。

ボールの握り変えがしやすくなれば、自然とスローイングも速くなります。

キャッチャーミットのポケット浅めのメリットとは、
ボールの握り変えをしやすくして、スローイングを速くできる部分です。

デメリット

キャッチャーミットのポケット浅めのデメリットは、
キャッチングの難易度があがるところです。

キャッチャーミットのポケットは浅ければ浅いほど、
捕球の技術が必要になってきます。

これは平たい鉄板バケツで考えるとわかりやすいです。

平たい鉄板だとボールを弾いてしまいますが、
バケツならボールを吸収してくれます。

少し大袈裟ですが、理屈は同じです。

 

キャッチャーミットのポケット浅めのデメリットは、
キャッチングの難易度があがるので捕球が難しくなる部分です。

キャッチャーミットのポケット深めの特徴

つづいてキャッチャーミットのポケット深めの特徴です。

【メリット】キャッチングがしやすくなる

【デメリット】ボールの握り変えが難しくなる

これらがキャッチャーミットのポケット深めのメリット&デメリットです。

勘がいい人はお気づきだと思いますが、
キャッチャーミットのポケット浅めとまったく逆になってます。

それではもう少し詳しく解説します。

メリット

キャッチャーミットのポケット深めのメリットは、
キャッチングがしやすくなるところです。

キャッチャーミットのポケットは深ければ深いほど、捕球がしやすくなります。

キャッチャーミットのポケットが深くなれば、
ボールの威力を自然と吸収してくれるのでハジく可能性が少なくなるんですよね。

キャッチャーがポロポロしてしまうのは、
ボールの威力をうまく吸収できてないからです。

 

キャッチャーがポロポロしてしまうとピッチャーのテンションは下がりますし、
審判もストライクボールだとしてもキャッチャーがポロっとしたらボールと判断するケースもあります。

キャッチャーミットのポケットの深めのメリットは、
捕球がしやすくなるので、ポロポロする可能性を下げられるところです。

デメリット

キャッチャーミットのポケット深めのメリットは、
ボールの握り変えが難しくなるところです。

キャッチャーミットのポケットが深ければ深いほど、
ボールの握り変えの難易度はあがります。

その結果、スローイングのスピードも下がるんですよね。

これはボールと手の距離が関係してます。

 

相手にボールを投げようとしたとき、目の前にあるボールを投げるのが速いか、
1メートルくらい離れてるボールを投げるのが速いか?

明らかに目の前にあるボールですよね。

これも少し大袈裟に書きましたが、
キャッチャーミットのポケットが深いほど手とボールの距離が遠くなります。

その分だけスローイングが遅くなってしますのが、
キャッチャーミットのポケット深めのデメリットです。

キャッチャーミットのポケットの深さはスタンダード型かボックス型かで変わります。

自分に合うキャッチャーミットのポケットの深さとは?

キャッチャーミットのポケットの浅めと深めにはそれぞれメリットとデメリットがあり、
プレー中に得られる効果は変わってきます。

「自分に合うキャッチャーミットのポケットの深さはどうやって判断するのか?」

これはご自身のキャッチング技術で決めましょう!

キャッチャーの基本は、ピッチャーのボールをポロポロせず捕球すること。

プロ野球のキャッチャーたちが捕れる範囲でボールをポロっとするシーンは滅多にないですし、
逆にアマチュアのキャッチャーたちは1試合で何球もストライクボールなのにポロっとしてます。

ストライクなのにポロっとしたらピッチャーは気分が悪いですし、
審判も「キャッチャーが捕れない投球だからボールかな」と思ってしまいます。

最悪な場合、ストライクなのにボールと審判が判断します。
とくに逆球になってストライクの場合です。

 

これは自チームに不利な状況にしかならないので、
キャッチャーはまずはキャッチングがベースになってきます。

自分の捕れる範囲なら滅多にポロっとしない

自分の捕れる範囲でも時々ポロっとする

自分の捕れる範囲なら滅多にポロっとしないなら、
キャッチャーミットのポケットは浅めでもOKです。

最初はポロポロするかもしれませんが慣れれば問題ないですし、
キャッチャーミットのポケット浅めのほうがスローイングが速くなりますからね。

問題なく捕球できるなら、
ポケット浅めにしてスローイングを磨きましょう!

 

逆に自分の捕れる範囲でも時々ポロっとするなら、
キャッチャーミットのポケットは深めにしましょう。

キャッチャーはピッチャーのボールを綺麗に捕るのが1番の役割です。

自信を持ってキャッチングができるようになるまでは、
キャッチャーミットのポケットは深めをおすすめします。

あとはキャッチャー歴が長くなれば自分に合うキャッチャーミットはわかってきます。

『まずは深めのポケットから始めて、徐々にポケットを浅くしていく。』

このような流れなら、ベストなポケットの深さがわかります。

 

キャッチャーミットのポケットの作り方はこちらで解説してます。

キャッチャーの基本はキャッチング

キャッチャーミットのポケット浅め・深めのメリット&デメリットまとめました。

キャッチャーミットのポケット浅めと深めの特徴

ポケット浅め:キャッチング難易度は上がるが、スローイングは速くなる

ポケット深め:スローイング難易度は上がるが、キャッチングはしやすくなる

キャッチャーミットのポケットを浅めにするか深めにするかで、
プレーに影響する効果は変わってきます。

ご自身のキャッチング力をベースにポケットの深さは決めましょう!

無理してキャッチャーミットのポケットを浅くして、
ポロポロするのが多くなってしまったらピッチャーからもチームからも信頼を失います。

キャッチャーの基本はキャッチングです。

プロのキャッチャーのようにポロっとしないキャッチングを目指しましょう!

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