「ランナー1塁・3塁の重盗とは、どんな作戦?」
「ランナー1塁・3塁のダブルスチールを成功させるコツを知りたい!」
こんな風に思ってる方に向けて、
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)について解説します。
ランナー1塁・3塁での重盗は上手く決めれば、走塁だけで1点を奪える大きなープレーです。
ただ、相手の守備側が重盗を警戒し、しっかりと対策をしていたら、
守備側が圧倒的に有利なプレーでもあります。
それはランナー1塁・3塁の重盗を成功させるコツがあるからなんです。
本記事ではランナー1塁・3塁の重盗とはどんな作戦なのか、
またランナー1塁・3塁でダブルスチールを成功させるコツを解説します。
ランナー1塁・3塁の重盗はギャンブルプレーではありますが、
少しでも成功する確率を上げ、1点を取りにいきましょう!
コンテンツ
ランナー1塁・3塁の重盗とは?
ランナー1塁・3塁の重盗とは、1塁ランナーは2塁への盗塁、
3塁ランナーは本塁への盗塁(ホームスチール)を同時に行うプレーです。
というのも、極端に言えばキャッチャーが2塁へボールを投げなかったら、
3塁ランナーの本塁への盗塁(ホームスチール)は確実にアウトになるからです。
では、どうして本来は無謀である本塁への盗塁を3塁ランナーはするのか?
それはキャッチャーが1塁ランナーをアウトにしようと2塁へボールを投げれば、
3塁ランナーが本塁に盗塁する時間が生まれからなんですよね。
キャッチャーのボールが2塁に到達するまでの時間が約2秒、
そしてショートやセカンドが本塁へボールを投げ返すまで約2秒〜3秒。
合計約4〜5秒の時間が生まれるので、3塁ランナーのホームスチールが成功する確率が増えます。
ランナー1塁・3塁の重盗を仕掛けるってことだよ!
ですが、キャッチャーが2塁にボールを投げなかったら成立しないプレーですし、
守備側がちゃんと対策をしてれば防ぎやすい作戦でもあります。
なので、ランナー1塁・3塁の重盗を成功させるにはコツがあるんです。
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツ
それではランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツをお話します。
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)の成功とは、
3塁ランナーがホームでセーフになり、1点を奪うことです。
3塁ランナーがホームに走ったら、
守備側はホームにボールを投げるからね
なので、メインのポイントは3塁ランナーの動き方で、
それをサポートするのが1塁ランナーの役割になります。
この5つのポイントを意識すれば、ランナー1塁・3塁の重盗は成功しやすくなります。
スタートは送球の高さで決める
1つ目のランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツは、
3塁ランナーはスタートをキャッチャーの送球の高さで決めることです。
キャッチャーがボールを投げた瞬間に3塁ランナーはスタートしてはいけません。
もしキャッチャーの投げたボールをピッチャーがカットしたら、
余裕でホームでアウトになってしまいますからね。
なので3塁ランナーはキャッチャーの送球の高さが、
ピッチャーには捕れない高さだと確認してからスタートしましょう。
もともとがギャンブルプレーだからね
キャッチャーの送球がピッチャーに捕れる高さなら、
重盗がマストの作戦ではない限り、スタートを切らないほうがいいです。
上手くいけばランナー3塁・2塁になるので、攻撃側のチャンスは続きますからね。
二次リードを大きくとる
つづいてのランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツは、
3塁ランナーは二次リードを大きくとることです。
キャッチャーがボールを2塁に投げて、
ショートやセカンドがホームに投げるまでの時間は約5秒です。
ですが、守備の良いチームなら4秒以内に一連のプレーをしてきます。
そうなると3塁ランナーは4秒以内で塁間を走らないといけないので、
少しでも走る距離を縮めたほうがいいですよね。
そのために二次リードを大きくとりましょう!
あまりにも二次リードを大きくするとキャッチャーに気づかれるので、
そこは絶妙な二次リードの距離にしたいですね。
キャッチャーの偽投を警戒する
3つ目のランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツは、
3塁ランナーはキャッチャーの偽投を警戒することです。
これはスタートするタイミングと関連してますが、
1塁ランナーが盗塁したとしてもキャッチャーには投げない選択肢もあります。
そして、重盗を警戒してるキャッチャーなら、
3塁ランナーを誘き出そうと偽投する可能性もあるわけです。
なので3塁ランナーはキャッチャーがボールを投げたかどうかをちゃんと確認しましょう!
ホームまで一直線で走る
つぎのランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツは、
3塁ランナーはホームまで一直線で走ることです。
3塁ランナーはホームに突入するときに回り込んだりせず、
基本的にはホームに一直線で走りましょう!
勝算があるなら回り込んでもいいけど
ホームまで一直線に走るときのポイントは、ホームベースの位置です。
ホームベースの上や真ん中に対して一直線に走るのではなく、
ホームベースのおしりを目安に一直線に走りましょう。
キャッチャーがショートやセカンドからの送球を受けたときに、
ホームベースのおしりの部分が一番遠い位置だからです。
3塁ランナーはホームベースのおしりに対して一直線で走れるように、
二次リードをしたり、走路を確保したりしましょう!
状況によって1塁ランナーは挟まれる
最後5つ目のランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を成功させるコツは、
状況によって1塁ランナーは挟まれることです。
これを実行するには条件があります
『3塁ランナーがスタートをできず、1塁ランナーも2塁でアウトになりそうな場合』
このような状況になったら1塁ランナーは、1・2塁間で挟まれたほうがいいです。
1塁ランナーはそのまま走っても2塁でアウトになるだけですし、
相手守備のエラーを誘ったり、3塁ランナーがスタートできるチャンスが生まれたりします。
1塁ランナーは「アウトになるな」と感じたら、急停止して、
1・2塁間でわざと挟まれる形を作りましょう!
もし1点がどうしても欲しいケースなら3塁ランナーは上手く二次リードをとって、
ボールが2塁ベース付近にいった瞬間にスタートするといいですね。
なにもしないでアウトになるくらいなら、1塁ランナーは挟まれましょう!
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)を防ぐコツはこちらで解説してます。
ランナー1塁・3塁の重盗の成功確率をあげよう!
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)について解説しました。
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)はギャンブルプレーですが、
成功確率を上げられます。
スタートは送球の高さで決める
二次リードを大きくとる
キャッチャーの偽投を警戒する
ホームまで一直線で走る
状況によって1塁ランナーは挟まれる
3塁ランナーと1塁ランナーはこの5つのコツを駆使して、
ランナー1塁・3塁の重盗(ダブルスチール)の成功確率を上げましょう!
この5つのコツを駆使したのにランナー1塁・3塁の重盗が失敗したなら、
それは守備側が上回っていただけの話です。
そこは切り替えて、つぎのプレーに集中したいですね!