「キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良い?」

「素手の感覚が大切だからキャッチャーは手袋をつけない方が良いって、言われたけど…」

「キャッチャーで守備用手袋をしないほうがいいメリットとデメリットは?」

こんな風に思ってるかたに向けて、
キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良いのかどうかについてお話します。

監督やコーチから「素手の感覚を大切にするために守備用手袋をつけないほうがいいぞ」とか、
「キャッチャーは手袋をつけないほうが良い音が鳴るぞ!」などと言われる機会があります。

こんな話を聞くと
「キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良いんじゃ…」
と思いますよね。

 

でも、キャッチャーが守備用手袋をしないことで得られるメリットもあれば、
デメリットもあるので、自分に合うほうを選んだほうがいいです。

本記事ではキャッチャーは守備用手袋をしないほうが良いのか問題について、
手袋をしないメリット&デメリットと装着した場合のメリット&デメリットをお話します。

自分が優先したいことを明確にして、守備用手袋をしないかどうかを決めましょう!

キャッチャーの守備用手袋とは?

まずは簡単にキャッチャーの守備用手袋とはどんなものなのかをお話します。

キャッチャーの守備用手袋は、内野手や外野手の守備用手袋とは違い、少し特殊です。

手のひら部分にパッドが付いている

マジックテープが手のひら側になっている

このようにキャッチャーの守備用手袋は、
他ポジションのものとは違い、キャッチャー専用になってます。

手のひら部分(人差し指や人差し指の付け根)にパッドが付いてるのは、
ピッチャーのボールの衝撃を少しでも柔らげるためです。

また、マジックテープが手のひら側にあるのは、
ワンバンド処理(ブロッキング)のときに左手首を痛めないように工夫されてます。

他ポジションでも使える守備用手袋でもキャッチャーを出来なくはないですが、
キャッチャーで守備用手袋を装着するなら専用のものがおすすめです。

キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良い?

それではキャッチャーで守備用手袋をしないメリット&デメリットをまとめます。

メリット:ピッチャーのボールの勢いが分かりやすい、良い音が鳴りやすい

デメリット:手が痺れやすい、怪我のリスクが高い

このようなメリット&デメリットがあるので、
「キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良いのか?」の判断基準にしてください。

もう少し詳しく解説していきます。

メリット

キャッチャーで守備用手袋をしないメリットは2つあります。

ピッチャーのボールの勢いが分かりやすい

キャッチャーミットから良い音が鳴りやすい

守備用手袋ではなく素手でキャッチャーミットを使うからこそ、
この2つのメリットを得られるんですよね。

素手のほうがピッチャーのボールの威力をダイレクトに感じられますし、
キャッチャーミットの音を邪魔するものがすくないので良い音も鳴ります。

監督やコーチが「キャッチャーは素手のほうが良い」と言う理由は、
おもにこの2つのメリットがあるからなんですよね。

デメリット

つづいてキャッチャーで守備用手袋をしないデメリットも2つです。

ピッチャーのボールの威力が凄いと手が痺れる

怪我をするリスクがある

軟式野球でも硬式野球でもピッチャーのボールが120キロ程度なら、
キャッチャーが守備用手袋をつけてなくても手は痺れません。

ただ、130キロ以上になってくると素手では手が痺れます。

手の痺れがすぐになくなれば問題ないですが、
素手だとダメージが長く残り続ける可能性があるのでバッティングに影響を及ぼすんですよね。

守備用手袋を装着してても痺れるときはありますが、
ダメージが残りにくいです。

 

また、軟式野球ならそこまで怪我のリスクはないんですが、
硬式野球の場合はボールが手首に当たっただけで怪我になる可能性はあります。

素手だと左手首にボールが当たり放題です。

軟式野球なら我慢すれば耐えられますが、硬式野球はかなり厳しいと思います。

キャッチャーは守備用手袋を装着したほうがいい?

つづいてキャッチャーで守備用手袋を装着した場合のメリット&デメリットです。

メリット:手が痺れにくくなる、怪我の防止になる

デメリット:素手の感覚はなくなる、素手よりも良い音が鳴りにくい

キャッチャーで守備用手袋をしたときのメリット&デメリットは、
守備手袋をしないメリット&デメリットと逆になる感じですね。

それでは1つずつ解説します。

メリット

キャッチャーで守備用手袋を装着するメリットは2つです。

手が痺れにくくなる

怪我の防止になる

守備用手袋を装着すれば、この2つのメリットを得られます。

キャッチャーの守備用手袋にはパッドが付いてるので、
ボールの衝撃を柔らげ、手が痺れるのを予め防いでくれるんです。

また、マジックテープが手のひら側についてます。

 

なのでショートバウンド処理(ブロッキング)のときに左手首にボールが当たっても、
マジックテープが吸収素材の役割にもなり、怪我の防止にもなるのです。

キャッチャーで守備用手袋を装着するメリットをまとめると「怪我防止」になります。

デメリット

つづいてキャッチャーで守備用手袋を装着するデメリットです。

素手の感覚はなくなる

素手よりもキャッチャーミットから良い音が鳴りにくい

素手で得られるメリットをまったく受けられないのが、
キャッチャーで守備用手袋を装着するデメリットです。

素手だとボールの威力をダイレクトで感じられますが、
守備用手袋をつければ、その感覚は鈍ります。

 

また、キャッチャーが守備用手袋を装着すれば吸収材の役割になるので、
素手よりもキャッチャーミットから良い音は鳴りにくくなるんですよね。

キャッチャーの守備用手袋を「する・しない」の結論

キャッチャーで守備用手袋を「する・しない」のメリット&デメリットをお伝えしたところで、
このテーマの私の結論をお話します。

軟式野球のキャッチャー:守備用手袋をしなくても良い!

硬式野球のキャッチャー:守備用手袋をしたほうが良い!

これが私の結論です。

小学生や中学生で軟式野球のキャッチャーをしてるなら、
別に守備用手袋をしなくても問題ありません。

軟球で130キロ以上を投げるピッチャーは滅多にいませんし、
軟球なら身体に当たっても少し痛いくらいで、大きな怪我にはならないからです。

逆に軟式野球でキャッチャーが守備用手袋を装着すると、
キャッチャーミットから良い音が鳴りにくくなります。

軟式野球のキャッチャーなら、できれば守備手袋はしないほうがいいですね!

草野球なら守備用手袋はつけたほうがいいと思います。

 

でも、硬式野球のキャッチャーなら守備用手袋はしたほうがいいと思います。

120キロ未満のピッチャーなら守備手袋をしない選択肢もありですが、
捕球位置が悪ければ手が痺れますし、硬球が手首に当たれば痛いです。

手が痺れてたり手首が痛い状態ではベストプレーはできないので、
守備用手袋を装着して、未然に防げるものは防いでおきましょう!

軟式野球なら守備用手袋はしないでもOK、硬式野球なら守備用手袋を装着する。

これが結論です!

 

キャッチャーにおすすめの守備手袋はこちらで紹介してます。

守備手袋のする・しないは大切なもので決めよう!

キャッチャーは守備用手袋をしないほうが良いのかについてお話しました。

キャッチャーの守備用手袋を「する・しない」には、それぞれメリット&デメリットがあります。

【守備手袋をしない】

メリット:ピッチャーのボールの勢いが分かりやすい、良い音が鳴りやすい

デメリット:手が痺れやすい、怪我のリスクが高い

【守備手袋をする】

メリット:手が痺れにくくなる、怪我の防止になる

デメリット:素手の感覚はなくなる、素手よりも良い音が鳴りにくい

このようにどちらにも良い面と悪い面があるので、
自分が大切にしたいほうがどっちなのかで決めるといいですね。

キャッチャーミットから良い音を鳴らしたり、
素手の感覚を大切にしたりしたいなら守備用手袋はしないほうが良いと思います。

手の痺れや手首の怪我を未然に防ぎたいなら、守備用手袋を装着しましょう!

どちらが正解とか凄いとかの話ではないので、自分が大切にしたいで選ぶと良いですね!

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