チェンジアップとチェンジオブペースの違いを解説します。

「チェンジアップとチェンジオブペース

どちらもストレートよりも遅いボールなんですけど、
どんな違いがあるのと聞かれたら説明が難しいですよね。

ポイントは変化球かどうか?なんです!

チェンジアップとは?

チェンジアップを投げるピッチャー

まずはチェンジアップはどんなボールかと言うと…、

ストレートと同じ腕の振り方なのに、

ストレートよりも球速が遅くて

下方向に沈むボール

これに該当してるんだったらチェンジアップだと言えます。

たとえば右下方向に落ちる(シンカー気味)ボールも、
左下方向に落ちるボールもチェンジアップなんです!

腕の振り方がストレートと同じで球速さえ遅ければ、です。

 

ちなみにどのような変化をするかはボールの握り方とリリースから腕を振り切る方向で決まります。

そのまま投げれば真下方向に沈むし、
右方向に腕を振り切れば右下方向に落ちる感じだね!

 

バッターはストレートと同じ腕の振り方なのにボールが遅くて、
しかも少し沈むので、空振りをしたり泳がされたりします。

チェンジオブペースとは?

つぎにチェンジオブベースです。

そもそもチェンジオブペースって、プロ野球の試合などでは聞きませんよね。

実況が「2球目はアウトコースへの際どいチェンジオブペース」なんて聞いたこともありません。

チェンジオブペースを頻繁に目にするのは野球ゲームです。

プロスピにあるよね!

 

野球ゲームのチェンジオブペースってどんなボールかと考えると分かりやすいです。

プロスピでは則本昂大投手や石川雅規投手がチェンジオブペースを投げられます。

速球との球速差を見ると、いずれも10キロ程度

なのでチェンジオブペースとは、
チェンジアップよりも速いけどストレートよりも遅いボールなんですよね!

全力のストレートではなく、
6〜7割くらいのストレートってことです。

 

これはプロ野球の実況が言わないだけで、よく投げられてるボールだと思います。

ランナーがスコアリングポジションにいるときのストレート

ランナーなしの状態のストレート

カウントを取りに行くストレート

空振りを狙うストレート

こんな感じで状況によって球速が違ったりしますよね。

ランナーなしの状態やストライクを取りたいストレートはチェンジオブペースとも言えるわけです。

常に全力ストレートを投げてたら疲れますし、
球速差があればバッターのタイミングを崩せます。

 

そういう風に考えて見ると、チェンジオブペースは2種類目のストレートなんです!

チェンジアップとチェンジオブペースの違い

それではチェンジアップとチェンジオブペースの違いをまとめます。

チェンジアップとチェンジオブペースの違いを一言でまとめると、変化球かどうかですね!

チェンジアップは下方向に変化させようとするボールで、
チェンジオブペースは6〜7割のストレートだね!

 

チェンジアップは変化球でチェンジオブペースはストレート。

ここが大きな違いです。

ただ、これは野球ゲームから考えるチェンジアップとチェンジオブペースの違いです。

そもそものチェンジオブペースの意味は緩急

緩急さえあればチェンジオブペースという言い方もできます。

 

チェンジアップはチェンジオブペースの1つの方法ってことですね。

ややこしいですがw

ピッチングの緩急の使い方はこちらで解説してます。

ピッチングに緩急は大切!

「チェンジアップ」と「チェンジオブペース」の違いを解説しました。

チェンジアップは変化球、チェンジオブペースは緩急です。

本来チェンジオブペースの1つの方法にチェンジアップがあるんですけど、
野球ゲームでは6〜7割のストレートみたいな感じで表現されてます。

定義が曖昧ってことですね!

いずれにせよ、ピッチングには緩急はめちゃくちゃ大切です。

球速差だけではなく、投球モーションをクイックにしたり、
ボールを投げるタイミングを1球1球変えたりするだけでも十分な緩急になります。

バッターのタイミングを崩すだけで打ち取れる可能性は高まるので、
投げるボール以外での緩急も意識したいですね!

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