「外野からの送球をなかなか上手く捕れない…」
こんな風に思ってる方に向けて、キャッチャーの外野からの送球の捕り方をお話します。
外野手からのバックホームの捕球は、意外と難しいプレーです。
中途半端なバウンドなら「前に出る」「待つ」「後ろに下がる」の判断が必要ですし、
内野のカットプレーの判断を間違えればランナーはセーフになります。
責任も重たいプレーです
本記事では外野送球を捕るときの構え方やボールの捕り方を解説します。
外野送球の捕球方法をマスターし、1点を守りましょう!
キャッチャーの外野からの送球の捕り方
早速、キャッチャーの外野からの送球の捕り方です。
この5つのポイントを意識してプレーすれば、外野送球を上手く捕球できます。
大きく構える
1つ目のキャッチャーの外野送球の捕り方は、大きく構えることです。
キャッチャーはホームベースの周辺で大きく構えて、
外野手に「投げる場所はここ」とアピールします。
飛んだり跳ねたりする必要はありませんが、
外野手がスローイングモーションに入るまえに両手や右手を上にあげるのがおすすめす。
良い的(まと)になろう!
ずーっと両手や右手を上にあげてると捕球の動作が遅くなるので、
外野手がスローイングモーションに入ったら、捕球体制に入ります。
両足を肩幅より少し広くする
つづいてのキャッチャーの外野送球の捕り方は、
両足を肩幅より少し広くすることです。
両足の幅が狭すぎても広すぎてもスムーズに動けなくなります。
おすすめは肩幅より2足分くらい広げた構え方です。
両足を広げて構えるタイミングは、外野手が送球モーションに入ったときです。
外野手が送球モーションに入る前は大きく構えて、
スローイング姿勢になったら肩幅より足を広げて構える流れになります。
中腰になる
3つ目のキャッチャーの外野送球の捕り方は中腰になることです。
中腰になる角度はキャッチャーミットを下げたときに、
キャッチャーミットの先端が地面に着くのがベストポジションになります。
中腰になるタイミングは、両足を肩幅より少し広くして構えるタイミングと同じです。
外野手がスローイングモーションに入ったら両足を肩幅2足分ほど広くして、
キャッチャーミットの先端を地面につけた中腰の姿勢で構えます。
これが外野送球を捕る時のキャッチャーの基本姿勢です。
構える位置は外野ポジションで変える
つぎのキャッチャーの外野送球の捕り方のポイントは構える位置です。
外野送球を待ち構える位置は、「レフト」「センター」「ライト」で若干違います。
レフトからの送球を構える位置
まずレフトからの送球に対してキャッチャーの構える位置は、ベースの右上です。
【レフトからの送球を待つ位置】
コリジョンルールにならないようにランナーの走路を塞がないようにしましょう。
センターからの送球を構える位置
センターからの送球を構える位置はベースの正面です。
【センターからの送球を待つ位置】
右上でも問題ないんですけど、右上だとセンターが投げる位置を正確に把握できません。
ベースの正面ならセンターは投げる位置を正確に把握できますし、
ランナーの走路を確保できてるのでコリジョンルールにもなりません。
ライトからの送球を構える位置
ライトからの送球を構える位置はレフトと同じベースの右上です。
でも、足先を向ける方向が違います。
【ライトからの送球を待つ位置】
ライトの場合には足先を右に向けて、ライトの投げる目標になります。
キャッチャーが工夫することも大切です
この位置ならランナーの走路も確保できてるので、
審判にコリジョンルールと判定されにくいです。
コリジョンプレーについてはこちらで詳しく解説してます。
キャッチャーミットは下から上に動かす
キャッチャーが外野からの送球を捕るときの最後のポイントは、
キャッチャーミットを下から上に動かすことです。
キャッチャーミットを上から下に動かすと、ボールを捕りにくくなります。
イレギュラーに合わせるのが難しいんだよね
キャッチャーミットを下から上に動かせば、対応しやすくなります。
これは内野ゴロの基本「グローブを下から上に動かす」と同じ理屈で、
キャッチャーミットも上から下よりも下から上のほうが対応力があるんです。
キャッチャーが外野からの送球を捕るまでの流れをまとめます。
①大きく構える
②両足は肩幅より少し広くする
③中腰になる
④キャッチャーミットは下から上に動かす
この動きをスムーズに出来るようになれば。
外野手からのスローイングを上手く捕球できます。
キャッチャーのタッチプレーの基本はこちらで解説してます。
キャッチャーの魅せ場
キャッチャーの外野からの送球の捕り方を解説しました。
大きく構える
両足は肩幅より少し広くする
中腰になる
構える位置は外野ポジションで変える
キャッチャーミットは下から上に動かす
この5つのポイントを意識すれば、格段に外野送球は捕りやすくなります。
ホーム上のクロスプレーはキャッチャーの魅せ場であり、
ゲームの流れに影響する大事な局面なので基本を忠実に守るのは鉄則です。
とはいえ、ランナーをアウトにできれば100点なので、
ときにはギャンブルプレーをする思い切りも大切になってきます。
『瞬時に判断してベストプレーをする』
これこそがキャッチャーの醍醐味なので、ホームベース上の攻防を楽しみましょう!