キャッチャーのファールチップとファールフライの違い

「キャッチャーのファールチップとファールフライの違いは何?」

「ファールチップとファールフライの高さの境界線はどこ?」

こんな風に思ってる方に向けて、
キャッチャーのファールチップとファールフライについてお話します。

いざ聞かれると明確に答えられない野球ルールの1つが、
キャッチャーのファールチップとファールフライの違いですよね。

なんとなく感覚ではわかるんだけどね。

 

本記事ではファールチップの定義とファールチップとファールの違い、
そしてファールフライの定義と本題のファールチップとファールフライの違いを解説します。

ファールチップとファールフライの境界線はあの高さです。

キャッチャーのファールチップとは?

まずはファールチップの定義です。

野球規則ではファールチップについてこのように紹介してます。

バッターの打ったボールが鋭くバットから直接キャッチャーの手に飛んで、正規に捕球されたもので、捕球されなかったものはファウルチップとならない。ファウルチップはストライクであり、ボールインプレイである。前記の打球が、最初にキャッチャーの手またはミットに触れておれば、はね返ったものでもキャッチャーが地面に触れる前に捕らえれば、ファウルチップとなる。(6・05b)
「注」チップしたボールがキャッチャーの手またはミット以外の用具や身体に最初に触れてからはね返ったものは、たとえキャッチャーが地面に触れる前に捕らえても正規の捕球ではないからファウルボールとなる。

簡単にファールチップの定義を説明すると…、

ファールチップとは?
①バッターの振ったバットがボールに当たったけど、

そのボールをキャッチャーが通常捕球したならストライクになるルール

②ファールチップはストライク扱いなのでボールインプレイ
(ボールインプレイとはプレー続行ということです)

ファールチップについては、この2つを理解しておけばOKです。

もっと極端に言うと、
「ファールチップ=通常のストライク」ですね。

 

ファールチップは通常のストライクと同じ扱いなので、
盗塁されたら投げる必要がありますし、キャッチャー牽制も可能です。

野球規則のなかの打ち消し線は2021年からルール変更になった部分になります。

以前までは捕球する前にキャッチャーミット以外に当たったら、
すべてファール扱いになっていました。

2021年のルール変更後からは「キャッチャーミット」「キャッチャーの身体」に当たって、
そこから捕球してもファールチップ扱いになります。

ファールチップとファールボールの違い

ファールチップとファールフライの違いを解説するまえに、
一旦、ファールチップとファールボールの違いをおさらいします。

混乱しちゃうからね。

 

ファールチップとファールの違い
ファールチップ:バッターの振ったバットがボールに当たったけど、

キャッチャーが通常捕球した場合

ファールボール:ファールゾーンに落ちた打球

つまり、ファールチップの捕球位置はファールゾーンになるので、
ファールチップを落とせばファールボールになります。

ファールチップとファールボールを同じように使ってる場合が多いですが、
実は明確な違いがあるんですよね。

ファールチップはキャッチャーが捕球したボール、
ファールボールはファールゾーンに落ちたボールです。

ファールフライとは?

つぎにファールフライの定義です。

ファールフライとは?

①ファールゾーン内のフライ

②守備側が捕球したらアウトでボールインプレイ

③守備側が捕球しなかったらファールボール

ポイントはファールフライを守備側の「捕る・捕らない」になります。

守備側がファールフライを捕れば、
バッターはアウトになりますがボールインプレイです。

ランナーはタッチアップできるよ!

 

逆に守備側がファールフライを捕れなかったら、
ファールボール扱いになり、ランナーに進塁できる権利はありません。

キャッチャーのファールチップとファールフライの違い

それではキャッチャーのファールチップとファールフライの違いです。

この違いを明確にするには「フライの定義」になります。

何センチ以上からはフライで、それ以下ならチップなのか?

ここが分かればファールチップとファールフライの違いが明確になるんですが、
実はフライには定義がないんですよね。

野球規則では、
「空中高く飛ぶ打球」としか書いてありません。

 

ソフトボールでは打者の頭の高さより上がったら、
キャッチャーフライになりますが、野球にはないんです。

ですが!

明確なルールはありませんが、野球の得意な暗黙のルールがあります。

そもそもファールチップとキャッチャーのファールフライが分かれてるのは、
ランナーの不利な状況をなくすためです。

もしファールチップのルールがなく、すべてキャッチャーのファールフライになったら、
ランナーは帰塁する必要がありますよね。

でも塁上からだと、
ファールチップは分からないよ…。

 

そのためファールチップを普通のストライクと同等にすることで、
帰塁する必要性をなくし、ランナーの不利的な状況をなくしています。

回りくどい説明をしましたが…、

ファールチップとファールフライの違い(アカデミックに解説)

・バッテリー以外の守備陣やランナーから見て、フライと判断できるかどうか。

アカデミックに説明すると、これがファールチップとファールフライの違いです。

とても曖昧ですし、結局は球審の判断にはなってしまいますが、
一般的にフライだと思えるかどうかが違いになります。

これを普通に説明すると、

 

ファールチップとファールフライの違い(普通に解説)

・ファールチップ:キャッチャーが投球を捕りにいき、
バットに当たってもそのままの状態でボールを捕れる。

・ファールフライ:キャッチャーが投球を捕りにいき、
腕以外の部分を動かさないと捕れないボール。

何センチ以上がキャッチャーのファールフライで、
それ以下ならファールチップという明確な違いはありません。

ですが、キャッチャーが反転したり飛んだりしないと捕れないなら、
それはファールチップではなくファールフライになります。

ファールチップとファールフライの高さの境界線

キャッチャーのファールチップとファールフライの違いについて解説しました。

ファールチップとファールフライの違い(普通に解説)

・ファールチップ:キャッチャーが投球を捕りにいき、
バットに当たってもそのままの状態でボールを捕れる。

・ファールフライ:キャッチャーが投球を捕りにいき、
腕以外の部分を動かさないと捕れないボール。

ファールチップとファールフライにはこのような違いがありますが、
高さで境界線はありません。

また、上記の違いも最終的には審判判断になります。

ですので、プレイヤーならどんなボールになっても捕れるなら捕る。

このスタンスが大切になってきますね。

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