外野手の要のセンター。

そんなセンターの役割と適正をお話します。

守備位置&守備シフト

守備範囲

動き方のコツ

センターのこれらについてもお話していきます。

野球のセンターの役割

野球のセンターの役割は主に6つです。

それでは1つずつ解説します。

打球の処理

1つ目のセンターの役割は打球の処理です。

センターは外野のなかで1番守備範囲が広いですし、
動きながら捕球するシーンも多いです。

シングルヒットを長打にしない、捕れるボールを確実にキャッチする。

これがセンターの一番の役割です。

カバー

つぎのセンターの役割はカバーです。

セカンド・ショートのカバー

二塁送球のカバー

この2つのカバーもセンターの役割です。

セカンドやショートがエラーをしたときにカバーが遅いと
バッターランナーが二塁まで進んでしまいますし、

二塁盗塁やピッチャーゴロの併殺打など、
二塁送球がセンター方向の場合にはセンターがベースカバーに入ります。

2塁送球が暴投になってセンターのカバーが遅いと、
得点を奪われる可能性もありますからね。

 

カバーは地味なプレーですが、重要な役割なんですよね!

バックホーム送球

3つ目のセンターの役割は、バックホーム送球

ランナー2塁でセンター前ヒット

ランナー3塁でセンターフライ

センターはこの2つのケースでバックホーム送球をします。

ドンピシャ送球して、ランナーをアウトにするのもセンターの役割です。

センターの魅せ場!

中継プレー

つづいてのセンターの役割が中継プレーです。

左中間や右中間などの長打コースに打球が飛んだら、
素早くボールに追いついて中継手のショートやセカンドまで投げます。

中継プレーが乱れると、
バッターランナーに進塁されてしまいます。

 

長打でも余分な塁を与えないように中継手までしっかりと投げる!

これもセンターの大切な役割です。

三塁送球

5つ目は三塁送球です。

ランナー1塁で右中間方向にヒット

ランナー2塁でセンターフライや右中間方向のフライ

この2つのケースだとランナーが3塁を狙ってくるので、
それを阻止するために三塁送球をするのもセンターの役割です。

送球がランナーに当たらないように三塁送球をしたいね!

レフトとライトへの指示

レフトの役割

最後6つ目のセンターの役割はレフトとライトへの指示です。

【レフトへの指示】

フライの前後

左中間の打球をレフトが処理したとき

【ライトへの指示】

フライの前後

右中間の打球をライトが処理したとき

このような場面で指示を出すのもセンターの役割です。

レフトフライやライトフライは「前なのか後なのか」を指示します。

左中間や右中間ならどこにボールを投げたらいいのかを指示して、
レフトやライトがすぐに投げられるように声をかけましょう!

内野の声も聞こえますが、
距離的にセンターが一番近いですからね!

センターの適性がある人

センターに適性がある人の特徴をお話します。

この5つの特徴があるならセンターに向いてます。

フライ捕りが上手い

1つ目の適正は、フライ捕りが上手です。

センターは守備範囲が広いので、動きながらの捕球が多いです。

縦・横・斜めに動きながらのフライキャッチが多いよね!

 

また、その日の風によって打球が伸びたり押し戻されたりするので、
普通にフライを捕れるだけでは物足りないんですよね。

走りながらでもフライを確実にキャッチできる!

これがセンターに適正がある人の特徴です。

ゴロを確実に捕れる

つぎの適正がゴロを確実に捕れる人です!

センター前ヒットをトンネルしたら長打は確定ですし、
下手したらランニングホームランになります。

外野の後ろには誰もいないぞって、よく言われるよね!

 

センターは、トンネルだけはしちゃいけないんです!

止められる範囲のゴロを確実にキャッチしたり、
絶対に逸らさない人がセンターの適正があります。

守備範囲が広い

3つ目のセンターの適性は、守備範囲が広い人です。

足が速い

スタートが速い

守備範囲の広さは足の速さだけではなく、
1歩目のスタートの速さもめちゃくちゃ大切です。

「リードなしで盗塁、リードしてから盗塁」
このくらい変わってきます。

 

足が速いだけではなく、スタートも速い人はセンターに適正があります。

肩が強い

つづいてのセンターの適性は、肩が強い人ですね。

センターは右中間地点から三塁ベースまでの大遠投や
バックホームなど強くて速いボールを投げるケースがあります。

このようなケースでセンターの肩が悪いと簡単に三塁まで進まれたり、
多少の浅いセンターフライでもホームにタッチアップされます。

センターは肩が強いのに越したことはないですし、
コントロールも大切なので「強くて正確な送球」ができる人ならベストです!

野球勘がある

最後5つ目の適正は、野球勘がある人です。

センターは守備範囲が広いので、普通に守るだけでは物足りません。

キャッチャーの配球

打者のスイング

この2つを考えてポジショニングを変えたり、スタートを速くできたりする人に適正があります。

「あれを追いつくのか!」
そんなことを言われるセンターは最高だね!

 

バッターの雰囲気を感じ取って守備位置を変えられる人はセンターの適正があります。

野球のセンターの守備位置

中堅手(センター)の守備位置

センターの守備位置は主に3パターンです。

バッターや試合の状況で守備位置を変えます。

定位置

センターの定位置は、横は2塁ベースの後ろ、縦は2塁ベースとフェンスの間くらいです。

【センターの定位置】

センターの定位置

センターの横の位置は、2塁ベースの後ろなのでOKだと思います。

ポイントは、縦の位置です。

センターの縦の位置は打順やバッターのスイングで変わってきますが、
基本的には2塁ベースとフェンスの間くらいがいいと思います。

フェンスがない場合は、感覚です!

長打警戒シフト

つぎが長打警戒です。

シングルヒットはOKのときのセンターのポジショニングですね。

【センターの長打警戒】

センターの長打警戒シフト

フェンスから10歩〜15歩くらい前の位置が目安です。

フェン直をギリギリ捕れる位置がいいですね!

 

長打警戒シフトで気をつけないといけないのが、ポテンヒット。

ポテンヒットを処理するスピードが遅いと打者ランナーに2塁まで進まれるので、
長打警戒シフトのときには前の打球を全力で追いましょう!

バックホームシフト

最後がバックホームシフト

ランナー3塁のタッチアップ

ランナー2塁のセンター前ヒット

この2つのケースでランナーを本塁でアウトにできる位置で構えます。

【センターのバックホームシフト】

センターのバックホームシフト

センターのバックホームシフトの前後は肩の強さで決めるといいですね。

スローイングに自信があれば少し後ろ、不安なら少し前に。
確実にランナーをホームでアウトにできる位置で構えましょう!

アウトを取るのが1番の目的です!

センターの守備範囲と動き方のコツ

センターの守備範囲は、

横:左中間〜右中間

縦:セカンドベース〜バックネットフェンス

【センターの守備範囲】

センターの守備範囲

センターの守備範囲はめちゃくちゃ広いんですよね!

野球のポジションのなかで、1番守備範囲が広いよ!

 

でも、すべての守備範囲に対応するのは不可能なので、
センターはポジショニングが大切になってきます。

動き方のコツ

センターの動き方のコツは、

自分の能力を客観視する

打順やバッターのスイング

バッテリーの配球

打順やバッターのスイングを観察して、
打球が飛んできそうな位置にポジショニングする。

これがセンターの動き方のコツです。

「このバッターはアベレージ系だな!」
「キャッチャーがインコースに構えたから左中間方向に寄ろう!」

センターの守備範囲は広いので、
1球1球でポジショニングを変えるといいですね!

 

センターからだとキャッチャーの球種のサインまでは分からないので、
ショートに球種サインを出してもらいましょう。

コースと球種を考えてポジショニングするのがセンターの動き方のコツです!

センターの外野手の要!

野球・センターの役割と適正、守備位置や守備範囲と動き方のコツを解説しました。

センターの外野手の要です。

外野のなかで一番守備範囲が広いですし、
レフトやライトに指示を出す役割もあります。

野球に大切なセンターラインの一角だしね!

 

守備範囲が広くて、肩が強くて、クレバーさもある。

センターは外野のなかで華型のポジションなんです。

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