2022年8月6日(土)〜8月22日(月)の期間、夏の甲子園(高校野球)が開催されます。
今年の夏の甲子園も49校が出場し、優勝を争います。
本記事では2022年の夏の甲子園(高校野球)の出場高校や優勝候補5校、
そして野球歴27年の私が独断と偏見で優勝予想をしていきます。
今年の夏も楽しみましょう!
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2022年・夏の甲子園の優勝候補5校
それでは早速、2022年・夏の甲子園の優勝候補5校です。
完全なる独断と偏見ですが、ポイントは投手陣。
1人だけでは勝ち上がれない時代ですからね。
この5校が2022年・夏の甲子園の優勝候補です。
県立岐阜商業高校
1つ目の2022年・夏の甲子園の優勝候補は県立岐阜商業高校。
岐阜大会の決勝はギリギリでの勝利になりましたが、チーム力は全国屈指です。
エースの井上悠選手は182センチで最速147キロのストレートを投げる本格派、
二番手の小西彩翔選手も最速144キロを投げるピッチャーです。
打線は4番の伊藤颯希選手が中心です。
186センチと恵まれた体格から160キロのヘッドスピードで、高校通算22本塁打を打っています。
また、50メートルを6秒フラットの瞬足でもあるプロ注目のバッターです。
投手陣が相手打線を抑え、4番がしっかり仕事をできれば優勝を狙えます。
1回戦で敗退
県立岐阜商業ですが、残念ながら1回戦で敗退となりました。
ベンチ入りメンバー18人中10人がコロナとなり、メンバー変更。
4番の伊藤颯希選手を中心としたクリーンアップは出場できましたが、
それ以外のスタメンは控えとメンバー外の選手たちとなりました。
最後まで諦めずに試合をしていたのは、さすがの県岐商スピリッツ!
そして、社高校も正々堂々と手を抜くことなく試合したのも見ていて気持ちよかったですし、
最後まで県立岐阜商業への敬意を感じました。
この経験を糧に出場できなかったスタメンメンバー、
そして県立岐阜商業高校の野球部がより強くなることを応援してます!
2022年の春のセンバツの注目選手を振り返りたい方はこちらをどうぞ!
近江高校
つぎの2022年の夏の甲子園の優勝候補は近江高校です。
運びで甲子園の切符を掴みました。
近江には絶対的なエース・山田陽翔選手がいます。
最速149キロのストレートとスプリットは抜群で、
バッターとしても注目されている二刀流のプロ注目選手です。
全国レベルのピッチャーは山田陽翔選手のみですが、
センバツの決勝まで投げていたので体力はあります。
1回戦や2回戦の球数を上手く減らせば、決勝でも山田陽翔の登板は十分可能です。
そして、チームとしてもセンバツで準優勝とあと一歩だったので燃えてると思います。
準決勝で敗退
近江高校ですが、残念ながら準決勝で敗退となりました。
5番ショートの横田選手が2回戦からベンチ外となるアクシデントがあったものの、
エースで4番の大黒柱である山田選手を中心に逆転勝ちしてきた近江高校。
大阪桐蔭高校に勝ち上がった下関国際高校は投打ともに実力があり、
優勝候補の筆頭を負かしてるだけあって勢いが違いました。
また、山田選手の疲労もあったのかと思います。
あらためて1人の大エースだけで優勝できる時代ではなくなったと痛感する試合でした。
惜しくも深紅の優勝旗を滋賀県に持ち帰ることはできませんでしたが、
センバツ準優勝、夏の甲子園ベスト4はすごい成績です。
2021年の夏の甲子園を振り返りたい方はこちらをどうぞ!
京都国際高校
3つ目の2022年・夏の甲子園の優勝候補は京都国際高校です。
センバツでは無念の辞退となった京都国際高校。
チームの中心は4番でピッチャーの森下瑠大選手。
最速144キロとスライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップと
豊富な球種で投球を組み立てるプロ注目のサウスポーです。
2年生の夏ではベスト4までチームを引っ張ってるので経験は十分。
また、二番手には最速145キロの右腕であり、チームの主軸でもある平野順大選手もいます。
去年の夏の甲子園を経験してる二人がいつも通りの活躍をできれば優勝は狙えます。
1回戦で敗退
京都国際高校ですが、残念ながら1回戦で敗退となりました。
一関学院高校の小野涼介選手がアンダースローからテンポのいいピッチングで、
京都国際高校はフライアウトの山を築いてしまいました。
どうしてもフライになりますからね。
土壇場で昨年の夏も甲子園を経験していた平野選手がタイムリーを打ったとき、
京都国際高校が逆転するかと思いきや…。
今度は一関学院高校のエース寺尾皇汰選手が粘りました。
どっちに転んでもおかしくない試合でしたが、一関学院高校の打線のスイングが鋭く、
最終的には一関学院高校の地力が優った試合だったと思います。
京都国際高校の森下選手が本調子ではなかったのが残念ですが、これも甲子園!
一関学院高校には1つでも多く勝てるようにがんばってほしいです。
大阪桐蔭高校
4つ目の2022年・夏の甲子園の優勝候補はは大阪桐蔭高校です。
2022年の春のセンバツで優勝した大阪桐蔭高校。
2年生サウスポー前田悠伍選手に注目が集まっていましたが、
夏は川原嗣貴選手がエースナンバーを奪い、別所孝亮選手は150キロを投げてます。
この3枚看板を打ち崩すのは簡単ではありません。
打線は高校からキャッチャーを始めてプロ注目選手になった松尾汐恩選手、
センバツで大会タイ記録の8打席連続ヒットを打った4番の丸山一喜選手。
U-15で4番を打っていたセンターの海老根優大などタレント勢揃い。
普通に考えれば、大阪桐蔭高校の地力はこの夏もNo.1です。
準々決勝で敗退
大阪桐蔭高校ですが、残念ながら準々決勝で敗退となりました。
大阪桐蔭高校も下関国際高校もベストメンバーでしたし、
準々決勝の段階では下関国際高校が強かったということです。
試合を振り返り、今思えば7回裏のトリプルプレーが大阪桐蔭高校の負けフラグだったと思います。
大阪桐蔭高校が1点リードしてる状況でノーアウトでランナー2塁・1塁。
ランナーはスタートを切り、バッターはプッシュバントを狙ったのか、
ストレートの威力に押し負けたのかバントが小フライになりトリプルプレーになりました。
これで下関国際高校に一気に流れが傾いたように思います。
そして、何より下関国際高校の2番手・仲井慎選手がよかったです。
大阪桐蔭高校の強力なバッター陣たちが140キロ台後半の力強いストレートに打ち負けてました。
ジャイアントキリングと言われてますが、大阪桐蔭のピッチャー陣からも安打を積み重ねていたので、
下関国際高校の強さは本物だと思います。
2021年の夏の注目選手を振り返りたい方はこちらをどうぞ!
智弁和歌山高校
最後5校目の2022年・夏の甲子園の優勝候補は智弁和歌山高校です。
和歌山大会でも安定した強さを発揮してます。
智弁和歌山のエース・塩路柊季選手は最速144キロのストレート、
カットボール、フォーク、カーブ、チェンジアップで投球を組み立てるプロ注目の選手。
2番手の武元一輝選手は最速148キロのストレート、
スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップを投げるプロ注目選手。
投手が最小失点に抑えて、打線も動けば、十分に優勝を狙えます。
1回戦で敗退
智弁和歌山ですが、残念ながら1回戦で敗退となりました。
国学院栃木が智弁和歌山の強力打線を4投手の継投で見事に最小失点に抑えました。
戦力的には智弁和歌山のほうが国学院栃木より上だったと思います。
それを国学院栃木は二回戦というアドバンテージを活かしつつ、
監督の「お見事!」と唸らせる采配で試合の流れを渡さずに勝ち切りました。
夏の二連覇を十分に狙える戦力だった智弁和歌山ですが、
いつも通りのパフォーマンスで初戦を勝ち切る難しさがあったんだと思います。
優勝候補以外の2022年の夏の甲子園出場校はこちらで紹介してます。
2022年・夏の甲子園の優勝予想はここだ!
野球歴27年の私が独断と偏見で2022年・夏の甲子園の優勝高校予想をします。
ズバリ…、大阪桐蔭高校です。
圧倒的な投手力に破壊力抜群の打線。
トーナメント戦ではなくリーグ戦なら、間違いなく大阪桐蔭高校でしょう。
しかし…!!
高校野球はトーナメント戦の1発勝負。
プロ注目のエースが率いる高校と1回戦や2回戦で当たれば、負ける可能性もあります。
大阪桐蔭が負けたら、県立岐阜商業、近江、京都国際、智弁和歌山の四つ巴になると思います。
下馬評通り、大阪桐蔭が圧倒的な力で優勝するのか?
はたまた大阪桐蔭が足元を掬われ、4校の群雄割拠の状況になるのか?
2022年の夏の甲子園もワクワクしかありません!
組み合わせ決定後
8月3日(水)に2022年の夏の甲子園の組み合わせが決定しました。
組み合わせ決定後の優勝予想は…、大阪桐蔭と変わらずです。
大阪桐蔭は3回戦(ベスト8を争う試合)が少し鬼門かなとは思います。
札幌大谷には森谷大誠選手がいます。
ただ、他の優勝候補たちとは当たらないので大阪桐蔭のクジ運はいいほうです。
ちなみに、ベスト8予想は…、
智弁和歌山高校(※1回戦で敗退)
京都国際高校(※1回戦で敗退)
近江高校
横浜高校(※2回戦で敗退)
大阪桐蔭高校
鹿児島実業高校(※1回戦で敗退)
明徳義塾高校(※1回戦で敗退)
富島高校(※1回戦で敗退)
このようになるかなと思います。
またベスト8が決まったら、優勝予想をしていきます。
2022年の夏の甲子園出場する注目選手はこちらで紹介してます。
ベスト8決定後
2022年8月16日(火)、ベスト8が出揃いました。
愛工大名電高校(※準々決勝で敗退)
仙台育英高校
近江高校
大阪桐蔭高校(※準々決勝で敗退)
高松商業高校(※準々決勝で敗退)
下関国際高校
九州学院高校(※準々決勝で敗退)
聖光学院高校
ベスト8の個人予想は2勝6敗と完全に負け越しました。
が…、優勝候補として言い切った大阪桐蔭高校が残ってるので首の皮一枚つながってます笑
ベスト8決定後の優勝候補ですが、今までの戦いぶりをみて大阪桐蔭と変わらずです。
愛工大名電や仙台育英、近江高校や高松商業など、
調子のようさそうな高校が準々決勝で当たるのも大阪桐蔭にとっては追い風だと思います。
あとは準決勝もクジで決まるので、そのあとにも予想します。
ベスト4決定後
2022年8月18日(木)、ベスト4が出揃いました。
仙台育英高校
聖光学院高校
近江高校
下関国際高校
2022年夏の甲子園の優勝候補にしていた大阪桐蔭高校が負けました…。
下関国際高校のジャイアントキリングと言われてますが、
試合を見ていて思ったのは普通に下関国際高校は強いです。
大阪桐蔭高校を最小失点に抑えたエース・古賀康誠選手、
そして二番手の仲井慎選手の投球はお見事でした。
そして、大阪桐蔭高校の別所選手や前田選手からもヒットを打っていたバッター陣も強力です。
奇しくも準決勝で優勝候補の1つにあげていた近江高校とあたりますが、
チーム力でいえば下関国際高校のほうが一枚上手かなと思います。
ということで、ベスト4決定後の優勝候補は下関国際高校です!
準決勝後
2022年8月20日(土)、決勝に進出したチームが決まりました。
仙台育英高校
下関国際高校
仙台育英高校は聖光学院高校に圧倒的なスコアで勝ちましたが、
投手陣の層の厚さの差がスコアの差になったのかなと思います。
下関国際高校は大阪桐蔭高校に勝った勢いもありましたが、
背番号6の仲井選手が強力な近江打線を最小失点に抑え、打撃陣も山田選手から得点してます。
その両校が決勝で戦います。
2022年の夏の甲子園を今まで見てきて、普通に考えれば仙台育英高校が圧倒的に有利です。
ただ!
2022年の夏の甲子園の優勝予想は下関国際高校です!
大阪桐蔭高校の別所選手と前田選手、近江高校の山田選手から複数得点した打撃陣なら、
仙台育英高校のピッチャーが元気だとしても十分に得点できます。
エースの古賀選手が先発だと思いますが、強力な仙台育英高校打線を何回まで抑えられるのか?
下関国際高校の仲井選手の登板が遅くなるほど、下関国際高校の優勝確率は上がると思います。
しかし、エース古賀選手が序盤で仙台育英高校打線に捕まればキツいでしょう。
2022年の夏の甲子園優勝は仙台育英高校
2022年の夏の甲子園優勝は仙台育英高校でした!
決勝戦を見ていましたが、正直、圧倒的な強さでした。
下関国際高校の強力打線を軽く抑えてしまう背番号10番、
リリーフした背番号11番も力強いボールを投げていました。
夏の甲子園の決勝で背番号1のエースが投げずに優勝できる選手層はえげつないです。
そして、下関国際高校のエース古賀選手と仲井選手から大量得点を奪った打線もお見事でした!
仙台育英高校さん、優勝おめでとうございます!
2年生なので夏の連覇もありえます。
ついに深紅の優勝旗が白川の関を超えましたが、2年連続で超えるのも十分にありえそうです。